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80年代YESのような売れ線ポップサウンドも持ち合わせたスタイリッシュな好作品で、YES大好きな私には確かに刺さった!
1曲目から22分にも及ぶ大曲で勝負に出ていることには驚かされるが、静と動を切り替えて大曲を聴かせる構成は見事(時々、シンセ・ポップの色合いが濃くなる部分には目を瞑ることにしよう)。
生粋のYESファンとしては、「もう少しコーラス・ワーク頑張って!」と言いたいが、80'sを通過してきた人にとっては、かなりストライクなんじゃないかと思う。
そして聴き終えて思ったのは、結局YESの根幹はJ.アンダーソンの声なんだなということ。
アンダーソンが抜けた後に発表された「ドラマ」は、T.ホーンの声が似ていたからこそYESらしさを失わなかったし、YESに引き抜かれたJ.デイヴィソンがいたGLASS HAMMERだって、さらに言ってしまえば、MAGENTAは女性VoだけどYES継承者と言われる所以の主要素はVoの声質なのではないだろうか?
Voがハイトーンのクリア・ヴォイスで、それなりのバンドメンバーが揃っていれば、YESサウンドになる。
それが世界中に「●●のYES」と言われるバンドが多い理由なのかもしれない。
YESファンに受け入れられるのは難しいかもしれないし、どうしたってYESにはなれないけれど・・・。
90年代から活動しているらしいので、ベテランの領域に達しているバンド(ユニット)ELEGANT SIMPLICITYが2005年に発表した作品。
それ以前のアルバムも聴いていたので、キーボード中心のイメージが強かったのだけれど、ここではいわゆる泣きのギターもシンフォ・ファンのツボ。
とは言え、全編に漂うメロトロンやクラシカルなピアノは、もちろんキーボード・ファンにもおススメ!
SEも使われていて、14分におよぶ2曲を含む大曲指向でプログレ・ファンに訴えかけてくる良作です。
「シンクロニシティ」で絶頂を極めたポリスを抜け出し、Jazz界の豪華メンバーと創り上げたスティングのソロ・アルバム。
「セット・ゼム・フリー」、「ラシアンズ」、「バーボンストリートの月」など名曲揃いで、どの曲も捨て難い。
ポリスとは異なるアプローチではあるけれど、ラストの「フォートレス・アラウンド・ユア・ハート」は「シンクロニシティ」に入っていてもおかしくはないと思える曲。
1985年の発売なので35年も前の作品ですが、80年代のロックシーンを語る上で欠かすことが出来ない、未だに色褪せることない名盤。
ロジャー・ディーンによるシンプルなグリーンのジャケットがとても美しい、YESの最高傑作。
作成当時のメンバーは、Jon Anderson、Bill Bruford、Steve Howe、Chris Squire、Rick Wakemanで、メンバー交代が激しいYESの歴史の中でも最高と言われるメンバー構成。
友達に借りて、初めてこのアルバムを聞いた時には「何これ???」という感じだった。
普通の音楽好きな高校生だったので、A面全てを使った20分の曲なんて聞いたことがあるはずはなく、それは当然な反応だったと思う。
しかし、何度か聴いているうちにその魅力にはまり、その後の音楽的嗜好を決定づけられてしまったとも言えるアルバム。
WakemanのきらびやかなキーボードとHoweのギターを中心に、それを支えるSquireのベースとBrufordのドラム。
そしてJonのハイトーンヴォイスと美しいコーラス。
その後のライブでは定番となるタイトル曲と「And You And I」を含む、YESというバンドの良さを全て詰めこんだアルバム。
プログレ・ファンは−いやロック・ファンは−避けて通ることが許されない1枚だと思う。
ハンガリーのクラシカル・ロック・バンド、FUGATO ORCHESTRAの2ndアルバム。
内ジャケを見ると14人のメンバー写真があり、クレジットを確認するとその他のゲストミュージシャンを加えると20人以上のアーティストが参加しています。
使用されている楽器は、ヴァイオリン、チェロ、フルート、オーボエ、トランペット、ギター、ドラム、キーボードetc・・・。
まさに、オーケストラ+ロックという形態ですが、1曲目に象徴されるようなジャズ・ロックがあるかと思えば、弦楽器を活かしたクラシカル・ロックあり、女性ヴォーカル入りフォーク・ロック調の幻想的な曲もあり、多彩なサウンドを楽しむことが出来ます。
1stはどちらかと言うとクラシック寄りだったですが、このアルバムではロック色が強くなっていて、シンフォニック・ロック・ファンにおススメするならば、まずはこの2ndアルバム。
美しいジャケットから、落ち着いた静かなサウンドをイメージしますが、それは良い意味で裏切られます。
しかし、ハンガリーのバンドらしい哀愁と繊細さは、ジャケットに象徴されていると言えるかもしれません。
CAMELを例えに出されると、ついつい手を出してしまう私です。
組曲形式で48分にもおよぶ「SUL CONFINE」と小曲「NEL CIELO」の2曲で構成されたインスト・アルバムで、これがなかなか良いです!
良質なジャズのような上品なピアノで始まる1曲目は、様々な音色のキーボードが加わり、弾き倒すようなロック調の展開があるかと思えば、クラシカルな一面もあり、とてもロマンティックなメロディを奏でます。
ほとんどの曲の作曲に携わっているキーボードのENRICO FILIPPIがバンドの音楽性を主導しているのだと思うけれど、曲の構成が見事です。
インスト・アルバムって、どうしても中弛みするようなところがあって、演奏だけで1枚のアルバムを聴き通させるというのは難しいのだけれど、そんな心配は一切不要。
キーボード・トリオ編成のグループで、ゲストのバイオリンも効果的♪
CAMEL路線ではないけれど、「CAMELファンには是非オススメ」というコメントにも納得。
このグループは初めて聴いたのですが、これが2ndアルバムということで、1stアルバムも聴いてみたいと思いました。
GOBLIN人脈のメンバーによる映画のサントラ盤で、相変わらずホラー映画かぁ・・・という感じではあるのですが、雰囲気は出ています。
ピアノが奏でるメロディに、「おぉ、結構いいんじゃない!?」と思ったりするのだけれど、サントラという制約もあってか、中途半端にフェードアウトしてしまうのが残念。。。
それは、ボーナス・トラックに関しても同様で(そもそも本編以上のボリュームのボーナス・トラックって、どっちがメインなの!?って感じもするけど)、良い演奏なのにもったいないと思ったりもする。
オリジナル・アルバムとして作成されていたならば、もっと聴き応えのある作品に仕上がっていたのではないだろうか。
サントラとしては楽しめるのかもしれないけれど、1枚を通して聴くと物足りなさが残る。
オリジナル・メンバーのVittorio Nocenziを中心に25年振りに発売されたBANCO名義の2019年新作。
また、メンバーひとり残しの名ばかりの復活劇かと思ったものの、MetamorfosiやDORACORのメンバーが参加していると書かれていたので俄然興味が高まり聴いてみたら、これが偽りのない傑作だった。
やはり、Vittorio Nocenziのキーボードが素晴らしく、クラシカルな音色のピアノやアグレッシブなオルガンなど、作品としてのBANCOらしさを支えている。
しかし、それだけでは名盤は生まれないわけで、繊細さと熱さを持ち合わせた2人のギターリストも良いし、何と言っても新任VoのTony D'Alessioがイタリア然としていて、バンドの色合いにマッチしている。
正直、Giacomoおじさんの存在感は唯一無二なので、それを求めるファンには物足りないかもしれないけれど、最近主流のイタリアン・ロックに近づいたサウンドには、寧ろこちらのVoの方が合っているのかもしれない。
限定盤のブックレット仕様はとても豪華なハードカバーで、メンバーの写真や歌詞が入っており、2018年のライブ音源のボーナス・トラック2曲では、とても熱のこもった演奏を聴かせている。
熱狂的なBANCOファンではないけれど、これはイタリアン・ロック・ファン必聴の1枚だと思う。
ノルウェーのグループRUPHUSの2ndアルバムは、YES+CAMELな北欧シンフォ作品。
ハイ・トーンのメイン・ヴォーカルはジョン・アンダーソンのようだし、ビンビンと響いてくるクリス・スクワイアーのようなベースとスティーヴ・ハウっぽいギターに美しいコーラス・ワークが重なれば、否が応でもYESを思い起こさざるを得ない。
初期YES(サードアルバムあたりとか)が好きな人は、きっと気に入ると思う。
さらに、フルートとメロトンが入る4曲目は、ジャケット・イメージそのままのファンタジックな曲でCAMELファンにもおススメ。
71年に録音されながらも、90年代に入って発見されるまで陽の目を見ることがなかった幻の1枚。
グリーグの「ペール・ギュント」をアレンジした1曲目は目まぐるしく曲調が変わるけれど、「Rondo」のようなキーボードはThe NiceファンやEL&Pファンにおススメで、フルートやサックスが入るジャズ・ロック風な展開もカッコいい。
アコースティック・ギターに導かれて始まる2曲目は、イタリアの歌物のような魅力がある。
フルートの音色が効果的で、誤解を恐れずに言ってしまえば、その叙情性は初期PFMが持っていた美しさ。
そして組曲形式の3曲目は15分に及ぶ大作。
1曲目と2曲目の良さを集約したような曲で、メンバーの掛け合いが見事な前半部分から、情感のあるヴォーカルが入る中盤を経て、ジャズ風な後半へ突入し一気に聴かせる。
ジャケット・イメージで損をしているような気がするが、メンバーのテクニックは堅実で、録音された年代を考えると、かなり高いレベルの完成度だと思う。
イタリアのチェンバーロックを代表するYUGEN♪
1曲目の出だしから−極端な言い方をすれば、1音目から−テンションMAX!
管楽器が鳴り響き、変拍子の嵐。
クリムゾンのような攻撃性を併せ持った緊迫感ある演奏に一瞬にして囚われる。
タイトル曲「Death By Water」は、浮遊感のあるアンビエントな曲で、意外だけど結構良い!
そうかと思えば、へヴィーな短い曲「Ten Years After」を挟み、一転してピアノをバックに歌い、メロトロンが導入される5曲目の「As It Was」は物悲しくも美しい。
「As-Matter-Of-Breath」では実験音楽のような展開を聴かせ、「Der Schnee」はオパス・アヴァントラのようなアヴァンギャルド路線!?
そしてラストは叙情的なヴォーカル曲「A House」。
こうして1曲ずつ聴いてみると統一感がないように感じるのだが、通して聴いても全く違和感はない。
素人には、それぞれの楽器がバラバラに音を出しているようにも思えてしまうが、そこはしっかりと計算されているのだろうなぁ。
ラインナップをみると、3人のゲストを含む19人のメンバーが参加している!!
これだけの多彩な音を構築するのは、そう容易いことではないということ。
全10曲、45分程度のアルバムながら、音がぎゅっと詰まっていて、「凄い」という言葉しか出てこない。
パステル画のようなジャケットが印象的なASIA MINORの2ndアルバム。
テクニカルではないが繊細なサウンドは実に日本人好みで、1曲目や5曲目で主役を担うフルートを聴くとCAMELフォロワーと呼ばれるのも納得がいく。
英語で歌われているため、フランス語独特のクセもなく聴きやすい。
それでも、全編を通して漂う優美な雰囲気は英米産のバンドにはないもので、ジャケット・イメージそのままのメロディアスな美曲が並んだ80年代を代表するフレンチ・シンフォ作品♪
発売当時はレコードだったのだけれど、その後CDでも購入し、未だに聴き続けているお気に入りの1枚なので、聴いたことがない人には、是非聴いてみて欲しい。
Keith Emerson、Carl Palmer、Robert Berryの3人によるプログレ・ポップな佳作。
Emerson,Lake&Powellが空中分解し、Carl Palmerが出戻るものの、今度はGreg Lakeが脱退してEL&P再結成が夢と消え、Robert Berryを迎えて新たなプロジェクトとして発表されたアルバム。
個人的にはEmerson,Lake&Powellも好きなんだけど、やはり過去の栄光に縋るというか、目新しさはなかった(いや、本当に好きなアルバムなんですよ)。
そして、3「TO THE POWER OF THREE」の登場。
やはり、Robert Berryの加入による効果が大きいと思うけれど、1988年という時代に合わせた作品に仕上がっていて、JourneyとかForeignerのファンにもお奨め出来るのではないかと思う。
とは言え、Keith Emersonのキーボードは、まさにEL&Pでプログレ・ファンの期待を裏切ることはない。
1作で解散してしまったことを考えると、当時は受け入れられなかったのだろうが、今聴いてみても、何故ヒットしなかったかと不思議な良質なアルバム。
キング・クリムゾンやフォリナーのメンバーとしてはもちろん、セッションやプロデュースでもその実力を発揮しているイアン・マクドナルドのファースト・ソロ・アルバム。
このアルバムでもマルチ・ミュージッシャンぶりを如何なく披露しているのだが、ファンの興味を集めるのは、何と言っても豪華なゲスト陣ではないだろうか。
スティーヴ・ハケット、ピーター・フランプトン、マイケル・ジャイルズ、ルー・グラム、そしてジョン・ウェットン!
さらに、ラスト曲ではピート・シンフィールドが歌詞を提供している!!
しかし、参加しているメンバーから想像する程にはプログレ寄りではなく、メロディアスで耳馴染みがよい曲が揃っているので、あまり聴く人を選ばない良作だと思う。
プログレを期待するファンにはインパクトが弱いかもしれないが、個を主張しないけれど、やはり存在感があるゲスト陣のサポートはさすがだ。
個人的には、ジョン・ウェットンがヴォーカルを取り、クリムゾンのアルバムに入っていても違和感がないであろう「FOREVER AND EVER」がお気に入り♪
この1曲だけでも、聴いてみる価値がある。
GOBLINと言えば、すぐに思いつくのがホラー映画のサントラで、今みたいに情報がなかった当時はGOBLINのオリジナル・アルバムと聞いて、とても驚いた記憶がある。
音楽は映画の世界観を表現する上で欠かせないものではあるけれど、アーティストにとっては映像という制約があり自由度が低い。
そう言った意味では、こちらが彼らの本来の姿なのかもしれない。
内容はホラー映画とはかけ離れたファンタジックなジャケットのイメージどおりの音で、サントラという枠組みから解放されたシンフォ作品になっている。
ヴォーカルを取り入れたことによる賛否両論があるらしいが、情感たっぷりなヴォーカルは万人受けすることはないかもしれないけれど、イタリアン・ロックを聴いてきたファンには納得の歌声。
4〜5分程度の曲が並んでいるが、キーボードやギターのソロなど、メンバーの実力が如何なく発揮された聴きどころ満載なアルバムだ。
イタリアのプログレ・バンドEMPIREのデビュー・アルバムにして、おそらく唯一作なのではないかと思う。
1994年の作品であることを考慮しても、ヴィンテージ感が漂うサウンド!
このアルバムを聴いたプログレ・ファンのほとんどはEL&Pを思い浮かべると思うけれど、女性Voが入ると少し色合いが変化する。
ところが、これが意外にハマっていて、演奏部分は明らかにEL&Pなのにポップな味わいもあり、例えるなら女性Vo版EL&P!?
7曲目ではムソルグスキーの「禿山の一夜」を取り上げていて、プログレ・ファンの琴線に触れること間違いなし。
ポーランドを代表するMILLENIUMの9thアルバムは、オープニングから叙情派シンフォ・ファンの心を鷲掴みにする必聴作!
PINK FLOYDの影響とか、COLLAGEを継承するバンドとか言われているけれど、最早MILLENIUMらしいという表現が正しいような気がする。
一昔前の少ない情報とジャケット・イメージを頼りに自分の直観だけを信じて葛藤していたプログレ・ファンはきっと手に取らなかったであろうジャケットから連想するメタル色は一切ない。
お気に入りの「REINCARNATIONS」にしても、掌の上で人が燃えているようなジャケットだったし、もう少しジャケットをサウンド・イメージに近づければ良いのに・・・と度々思ってしまうのである。
ところで、ヴォーカルの人の声質と歌い方が、何となくSTINGに似ている・・・と思ったら、STINGにしか聞こえなくなってきて、STINGがプログレ・バンドで歌ったらこんな感じなんだろうなと・・・立て続けに2回も聴いてしまった!
そんなわけで、無謀にもSTINGファンにもお奨めしてしまうのである!!
もちろん、メロディアスなギターや美しいキーボードに女性Voも加わり、ポーランドらしいシンフォ・アルバムであることは言うまでもない♪
当時、PFMとオーケストラの共演はライブが先行していて、その完成度がとても高かっただけに、ファンにとっては待ちに待ったスタジオ・アルバム。
2枚組で発売されたアルバムは、DISK1がクラシック曲、DISK2がPFMの名曲のリメイクという構成で、DISK1で取り上げられている作曲家は、モーツアルト、サン・サーンス、ドヴォルザーク、マーラー、プロコフィエフ、ヴェルディなど・・・。
ELPをはじめ、クラシック曲をアレンジして演奏するプログレ・バンドは多いけれど、極端なロック・アレンジは施されておらず、バンドとオーケストラとのバランスがとても良い。
しかし、PFMファンとしては、やはりDISK2に収録された名曲群のオーケストラ・アレンジが楽しみ!
そして、その期待が裏切られることはない。
取り上げられている曲は、PFMの初期の曲が多いが、すでに40年以上も前の曲が、こうして新たなアレンジで甦り、未だに色褪せない名曲であることを再確認できるなんて素晴らしい!!
ライブ録音の「ウィリアム・テル:序曲」も楽しい♪
今や押しも押されぬ英国を代表するシンフォ・バンドになったMagentaの2013年作、6thアルバム。
前作「Chameleon」から2年ぶりのアルバムで、前作に比べると大曲志向のプログレ回帰作になっている。
この作品は27歳で他界したミュージシャンを題材にしたコンセプト・アルバムということだが、個人的にはコンセプト云々よりも、Christinaのヴォーカルの素晴らしさをあらためて思い知らされた作品だ。
デビュー当時からバンド・イメージはYESだったが、ここではChristinaのヴォーカルがAnnie Haslamっぽい感じもあり、Renaissance色も・・・!?
ゲストで参加しているAndy Edwards(IQ, FROST*)のドラムが的確で、最近の北欧バンドのようなギターとの相性も良い。
「THE LIZARD KING」のプロモと、100分超えのメイキング映像を収録したDVDも見応えがある!
ゴシック・メタルを思わせるジャケット・イメージとは異なり、正統派のシンフォニック・ロック作品。
それもそのはず、カナダの人気バンドMYSTERYに在籍するMICHEL ST-PEREが参加しているバンドらしい!!
MYSTERYに比べるとハードな印象だが、伸びやかなギター、クセがないヴォーカル、そして、如何にも・・・というキーボードを携えたドラマティックなサウンドは、シンフォニック・ロック・ファンには、断然おススメ♪
10分を超える大曲の間に挟まれた曲も、ある時にはハードに、ある時にはアコースティックに、メリハリが効いていて聴き手を飽きさせない。
捨て曲なし!!
ハンガリーのシンフォニック・ロック・バンドANDROID。
カセット・デビューを含めると3作目になるらしい。
過去作は聴いたことがなく、ジャケット・イメージだけで買ってしまったのだが、これがとても良い!
ハンガリーと言えば、AFTER CRYINGやFUGATO ORCHESTRA、KORMORAN、RUMBLIN' ORCHESTRA、SOLARISなど、シンフォニック・ロックと呼べるバンドが多く存在している国なので驚きはないが、カラフルな音色のキーボードとテクニカルなギターに哀愁感たっぷりな男女Voが加わり、前述したバンドとは一味違った作品に仕上がっている。
クラシカルな曲もあるがそれ一辺倒ではなく、疾走感のあるロック・テイストの曲もあり、リード・ヴォーカルを男女Voどちらが取るかによって曲の印象も変化する。
10分くらいの曲を繋ぐ小曲も良く、メリハリの効いた良作!
MARCUS VIANNAや、BACAMARTEの女性ヴォーカリストJANE DUBOCなど贅沢なゲストを迎えて制作された作品。
透明感のある女性Voが美しく、弦楽器を使用したシンフォニックな曲もあるが、全体的な印象は穏やかな癒し系!?
それでも、MARCUS VIANNAのヴァイオリンが冴える13曲目や、10分を超える大作の14曲目などはシンフォ・ファンに訴えかけるに十分な魅力を持っている。
英語ではない歌詞(ポルトガル語?)で歌われているがクセはなく聴きやすく、何故か日本語っぽい語りも入っている!?
「叙情的な」というキーワードに心躍る人は、きっと気に入るであろうアルバム。
2002年発売の「Tidings」以来、11年振りとなる新作でKerrs Pinkが復活!!
このバンドは、その叙情性やメロディのわかりやすさから、Camelと比較されることが多い。
過去作品は線が細く、どこか頼りない繊細さがあったが、この新作はメロディの良さを残しながら力強いサウンドへとアップデイトされている。
Magic Pieのヴォーカリスト Eirikur Hauksson が参加しており、KaipaやKarmakanicのような北欧シンフォ・バンドが好きな人には、間違いなくど真ん中。
しかし、かつての繊細さが好きだった人は、若干、面喰うかもしれない。
それでも、あまり出しゃばらないキーボードは、繊細さを残していてなかなか良い!
おススメは、Camel色に染まる「Earth to Earth」♪
美声女性ヴォーカリストHether Findlayを擁するMostly Autumnの5作目で、その後のバンドの方向性を決定づけた作品と言っても過言ではない。
Mostly Autumnはトラッド系のバンドとして語られることも多く、確かに「MUSIC INSPIRED BY THE LORD OF THE RING」などを聴くと、その評価も頷ける。
しかし、このアルバムは4〜6分くらいの曲で構成されてはいるものの、聴き終えてみればドラマティックな展開をみせるシンフォ・プログレだ。
PINK FLOYDのトリビュート・ライブを行ったこともあり、それを思わせる曲もあるが、やはり特筆すべきはHether Findlayが歌うバラード曲。
Angela GoldthorpeのフルートとバックVo、IONAのTroy Donockleyを始めとする多彩なゲスト陣の演奏も効果的!
女性Voシンフォ・ファンならば、外すことはないと思う。
1977年に発表された幻の名盤と呼ぶに相応しいアルバム!
70年代後半はパンクやニュー・ウェイヴの登場によるプログレ衰退期と言われるが、YESが「究極」(個人的には大好きなアルバム!)を、PINK FLOYDが「アニマルズ」を発表した1977年はまだ完全に見放されてしまった時代ではなかったのではないかと思う。
しかし、クリムゾンは活動停止状態、EL&Pは大作ながらバンドの体をなしていない「四部作」を発表、GENESISはフィル・コリンズ体制に移行していたことを考えれば、25枚のプロモ・プレスだけで売り出すには余りに時期が悪すぎた。
それでも、Keith Emerson×Rick Wakemanなキーボードを中心にしたトリオ構成のシンフォ作品を、そのまま埋もれさせてしまうのは惜しい。
このメロディアス&ドラマティックな素晴らしいアルバムを復刻させた人の着眼点も、実はスゴイのではないだろうか!?。
ジャケット・イメージそのままのファンタジック性も合わせ持っていて、組曲2曲という大作志向もプログレ・ファンには感涙もの!
アメリカのバンドにありがちな力で押し切るタイプではなく、シンフォ・ファンに安心してお奨めできる1枚。
緻密に構築されたサウンドから「フランスのYES」と言われたATOLL。
代表作、最高傑作との呼び声が高いのは2ndアルバム「夢魔」だと思うが、ファンの間ではこの3rdアルバムを代表作として推す声も多い。
1曲目の「パリは燃えているか?」で、「東京(トーキョー)」と叫ぶサビが印象的!
ヴォーカルのAndre Balzerと、前作から参加したギターのChristian Beyaが注目されるが、実はキーボードのMichel Tailletの貢献度も高い。
女性Voスキャットも入り、「夢魔」に比較するとメロディ重視で聴きやすいと思う。
ATOLLデビューならば、絶対こちらがお奨め!
オーストラリアのマルチ・ミュージシャンによるシンフォニック・ロック作品。
YESの「UNION」のようなジャケットは、ずばりロジャーディーンで、こだわりが感じられる。
3曲目の「Aquamarine」はリチャード・ライトに捧げられた曲。
泣きのギターはギルモアをイメージさせ、コーラスやキーボードもPINK FLOYDを彷彿とさせるところはあるものの、全体を通して聴いてみるとそれ程フロイド色は強くない。
オーケストレーションなどは、エニドやリック・ウェイクマンのソロ作風な色合いも感じるが、何々風の作品と表現するのは中々難しい。
ヴォーカルはクセがなく聴きやすいが、リズム部分が単調で、若干弱いような気がする。
ボーナス・トラックとしてシングル・エディット3曲が入っており、アルバム曲と聴き比べてみるのも楽しいかもしれない。
いずれにしても、オーストラリアにはあまりなかった作風の作品だと思う。
ホラー映画のトリビュートをテーマにし、ANEKDOTENとLANDBERKのメンバーによって発表された98年作。
1曲目からメロトロンが吹き荒れ、一気にその世界に引き込まれてしまう。
個人的にはホラー映画を観ないので原曲との違いを語ることが出来ないが、逆にオリジナル作品として楽しむことが出来た。
「INTRODUCTION FOR THE FOLLOWING TRACK」と書かれている2曲目は微妙だが、この曲と8曲目のタイトル曲がメンバによるオリジナル作品で、やはり、18分近いタイトル曲の出来が素晴らしい。
初期クリムゾンの持つ美しさや、同国のPAATOSのような叙情性を愛する人には是非聴いてもらいたい作品。
ウズベキスタンのキーボード奏者を中心としたトリオ・バンド(キーボード+ギター+ドラム)のデビュー・アルバム。
PART1からPART4までの組曲1曲で構成されたコンセプト・アルバムで、タイトルどおり旧約聖書のソドムとドモラをテーマにしているようだ。
そのため、全体的に重厚で暗澹とした雰囲気に包まれた作品ではあるものの、キーボードとギターの掛け合いではハードなロック調の展開も見せている。
SEや女性Voによるコーラスなどを効果的に使用していて、曲調が次々と変わっていき、1曲50分という長尺を飽きることなく聴かせている。
PINK FLOYDからの影響も少し感じられる。
数多いイタリアン・シンフォ作品の中でも人気が高い名作「Forse Le Lucciole Non Si Amano Piu」を発表したLOCANDA DELLE FATE。
プログレ界隈に関わらず、1作で消えてしまうバンドは少なくないが、このバンドも時代の流れに逆らえず伝説となってしまった。
しかし、 2012年のこのアルバムで復帰し、確か来日公演も実現したような記憶が・・・!?
この作品は、スタジオ録音4曲+77年のライブ3曲という構成で、完全復活とは言い難いが、当時のメンバーが再集結(+新メンバー)しているということもあり、1曲目から1stを彷彿とさせるシンフォニック・ロックとなっている。
ヴォーカルが入ると、如何にもイタリアン・ロックという雰囲気になる存在感!
後半のライヴ曲はオーディエンス録音らしいが、 録音状態は悪くはなく、前半の新作との対比を楽しむことが出来る。
かつて、QUIDAMと並び称されながらも1枚で解散してしまった女性VoバンドANAMORの15年振りの2ndアルバム。
ポーランドには美声女性Voバンドが多いが、その中でも好きだったバンドの復活は素直にうれしい。
あり勝ちなバンド・メンバー1人による復活劇ではなく、1stの主要メンバーが参加しているので、かつてのファンを失望させることはないだろう。
しかも15年の歳月を経て、アップデートされたサウンドは、新たなファンも獲得するはず!
使い古された表現だけれど、敢えて「愁いある女性ヴォーカル」、「哀愁のメロディ」と言いたい叙情派シンフォ・ファンには是非聴いて欲しいアルバム♪
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