サンフランシスコのヘイト・アシュベリー地区に集まったヒッピー達が共同生活をはじめ、既成の価値観や生活様式を解放したカウンター・カルチャーを形成していきました。いわゆる「サマー・オブ・ラブ」。
ジェファーソン・エアプレイン、グレイトフル・デッドなどバンドもコミュニティに参加し、聴覚だけでなく視覚にも訴える実験的なライヴ・パフォーマンスや長尺のインプロがヒッピーの心をとらえ、ロックは「サマー・オブ・ラブ」の象徴となります。
シスコ生まれの「サマー・オブ・ラブ」ムーヴメントは英国にも波及。ロンドンのアンダーグラウンド・シーンとも結びつき、夜な夜なUFOクラブなどで意識を解放した音の実験が繰り広げられ、ロックはより一層アーティスティックな色彩を帯びたものとなります。
カラフルなサイケ・ポップ、意識の渦に沈殿していくようなサイケデリックなブルース・ロック、クラシックを導入したプレ・プログレなど、アーティストの表現のフタがぱかっと開き、一気に覚醒した傑作が多数生まれた1967年を特集!
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