2011年2月16日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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カケレコ社内BGMは、Dave Masonの『HEADKEEPER』!僕はこの曲がたまらなく好きなのです。憂いのあるメロディ、リリカルなピアノ。あのGraham Nash参加のハーモニーも悶絶☆
陰影に富んだメロディとギターが冴える英スワンプ・ロックの大名盤!
元TRAFFICのギタリスト。70年作の1stソロ「ALONE TOGETHER」と72年作の「HEADKEEPER」をカップリングした2in1CD。
「ALONE TOGETHER」は、英スワンプ・ロックを代表する大傑作。アルバムの幕を開けるのは超名曲「Only You Know And I Know」。シンプルなフレーズながら強烈な印象を残すイントロから始まり、デイヴの湿り気のあるヴォーカルが陰影のあるメロディを力強く歌い上げます。リズムの躍動感とメロディやギターフレーズの叙情性とのコントラストが絶妙。ギターソロも特筆もので、歌心のある丁寧なフレージングが光ります。はっぴいえんどのギタリスト鈴木茂が好きなギタリストとして揚げていましたが、歌に寄り添うシンプルながら的確でメロディアスなギターは、確かに共通点があります。
スワンプ・ロックというと、泥臭くて聞きづらい印象がありますが、この作品は、英国的な叙情性が抜群で、かなりポップ。BEATLES「WHITE ALBUM」やGEORGE HARRISON「ALL THINGS MUST PASS」が好みなら、間違いなく気に入るでしょう。ここから、ERIC CLAPTONの初期ソロやLEON RUSSELL、DELANY & BONNIEへと聴き進んでいけば、ずっぽりとスワンプ・ロックの沼につかってしまうはずです。
「HEADKEEPER」は、A面スタジオ作、B面ライヴで構成。スタジオ作は、よりリラックスしたメロディアスな佳曲が堪能できます。この人のメロディは本当に泣けます。ライヴでは、ソロの楽曲以外に、トラフィック時代の名曲「Feelin Alright」や「Pearly Queen」も聴くことが出来ます。スリップ・ケース付き。
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