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【BACK TO BASIC キーワードで聴く vol.22 『Museo Rosenbach』 】
2010年12月9日 | カテゴリー：世界のロック探求ナビ
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芹沢聡一郎「さて、今夜もこの時間がやって来ました。
カケレコ・ファンの皆さん、こんばんは。芹沢聡一郎です。」
カケレコくん「今日は、Museo Rosenbachでしたね！早速、聴いてみましょう！」
【BACK TO BASIC キーワードで聴く vol.22】 『Museo Rosenbach』
芹沢「Museo Rosenbachというイタリアン・プログ・バンドは、
73年に結成して、わずか一年後の74年後にはもう解散をしてしまっているんだ。
だから、このアルバムは彼等の唯一のアルバムになっているんだよ。」
芹沢「ドイツの哲学者で思想家でもあったニーチェの超人思想を体現した人物、
ツァラトゥストラの名をタイトルに冠したアルバムなんだけど、その狂おしいまでの
感情の起伏や叙情性に溢れた人間の知性を音楽で表そうとしたかのような凄みが
感じられるね。このヘヴィーなシンフォニック・ロックを、世間では、
ヘヴィー・シンフォとも呼んでいるんだ。確かにハード・ロックに通じる荒々しさを
サウンドやヴォーカルから汲み取ることも出来るけど、メタルではないんだよね。」
カケレコくん「そうですね。確かに迫り来るような呪術的なメロディなんかは
OSANNAみたいかも。僕はKING CRIMSONの宮殿の雰囲気も感じましたね。」
芹沢「それはあるね。彼等はある種、ヘヴィー・シンフォの代表的存在でもあって、
IL BALLETTO DI BRONZOなんかともよく一緒に紹介されることがあるよ。イタリアの
オペラやブリテッシュ・ハード・ロックがごた混ぜになったかのような、深くて
複雑な人間の狂気を表現するかのようなメロトロンも、やっぱり特徴的だよね。」
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官能と激情のイタリアン・プログは、下記のリストもご覧下さい！
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