2020年7月6日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: プログレ新鋭
こんにちは。スタッフ増田です。
この土日は部屋の掃除と模様替えをしました。ずっと散らかり放題でしたが、「もう少しインテリア等にこだわったら部屋を綺麗に保てるのでは…」と思い、通販で観葉植物なども買ってしまいました。枯らさないように頑張ります。
さて、本日はコロナで長らく入荷が止まっていたポーランドLYNXレーベルから久々に在庫が到着!人気アーティストによる新譜も多数ございます(お待たせしました…!)ので、一挙ご紹介。
まずはこちら。ポーランドの雄MILLENIUMのリーダーによるソロ第4弾!
今作のコンセプトはアンデルセンの『雪の女王』。原作のストーリーをイマジネーション豊かに紐解いていく、荘厳で叙情溢れる音世界が圧巻です…。
フロイド憧憬の新鋭の中でも屈指の実力を誇るポーランド新鋭、20年作3rd!
PINK FLOYD直系の静謐な幻想性と浮遊感に満ちたサウンドの中、端正かつ妖艶に響き渡るピアノが極上。これは前作、前々作以上の傑作!
PORCUPINE TREEの激しさとGENESISのファンタジックさを掛け合わせて、ポーランドらしい翳りで包み込んだみたい…。
演奏からマスタリングまで全てを一人で手掛けるマルチ・ミュージシャンBartosz Gromotkaによるソロ・プロジェクト、19年の1stに続く20年作。
ポーランドが誇る女性Voシンフォ・グループによる95年作の2020年新装盤も入荷!
QUIDAMと並び90年代ポーランドの女性ヴォーカル・シンフォを代表するグループ。
95年2ndがリリース25周年を記念した新装盤で新規入荷!
再入荷の注目作はこちら!
昨年圧巻のアルメニアン・ジャズ・ロックを引っ提げてデビューしたORGANIC NOISESのギタリスト&キーボーディストによる別働グループ、19年デビュー作。
こちらも「洗練の極致」と表現したいほどに完成された、鮮やかなインストゥルメンタル・ジャズ・ロックを聴かせる傑作です
いかがでしたか?気になる一枚が見つかれば幸いです!
聴かなくなったプログレ&オールド・ロックのCDがございましたら、カケレコを是非ご検討ください。
1枚1枚、専任スタッフが丁寧に査定させていただきます。
「カケレコのとことん査定」、詳しくはこちら。
ポーランド出身、アルメニアの伝統音楽を取り入れた注目グループORGANIC NOISESのギタリストRobert WierciochとキーボーディストKarolina Wieriochを中心とするプログレ・グループの19年デビュー作。切れ味の鋭さと哀感が同居するフレーズを次々と紡ぎ出すテクニカルなギター、ジャズを基軸にクラシカルな美麗さも織り交ぜて鮮やかに舞うピアノが交錯する、洗練の極致と言いたくなるほどに隙のないインストゥルメンタル・ジャズ・ロックを展開します。ORGANIC NOISESから民族エッセンスを抜き、よりタイトで硬質に再構築したようなアンサンブルのカッコよさと言ったらありません。あまりに技巧的で洗練された演奏に耳が行きますが、ポーランド・プログレの特徴とも言えるPINK FLOYD的なメランコリーと空間的な広がりを持つ音響も随所に散りばめてあり、陰影に富んだ幻想美が立ち上がってくるナンバーも魅力的。ORGANIC NOISESを気に入られた方は勿論、テクニカルなジャズ・ロックのファンには是非聴いてほしい傑作です。
現ポーランドを代表するシンフォ・バンドMILLENNIUMのkey奏者によるソロ・プロジェクト、20年4th。本作のテーマはアンデルセンによる「雪の女王」。特筆は、同一の演奏に対し女性ヴォーカルが歌うバージョンと、男性ヴォーカルが歌うバージョンを収めた2枚組である事。DISC1は、艶やかかつ哀感を帯びた女性ヴォーカルがシリアスなドラマ性を引き立てていて、雪景色が浮かび上がるような荘厳さが広がります。一方、素朴な声質で丹念に歌う男性ヴォーカルのDISC2は、同じ演奏とは思えないほど暖かくハートフルな聴き心地をもたらします。物語の主人公ゲルダとカイ、それぞれの視点を表現する見事な演出です。演奏もさすがで、美麗なオーケストレーションをバックに、硬質なリズムとひんやりしたシンセ、静謐なタッチのピアノ、フロイド彷彿の浮遊感あるギターのリフレインらが折り重なり、原作のストーリーをイマジネーション豊かに紐解いていきます。物語の展開とシンクロするSEも効果的。荘厳さの中に淡い叙情を秘めたサウンドが、静かな感動を呼び起こす名作です。
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