2020年6月8日 | カテゴリー:カケレコ情報,世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
こんにちは。カケハシ・レコードです。
とある旅館の方から「旅館に合うプログレありませんか?」と尋ねられました。そこで先週1週間、Facebookで「和の旅館に合うプログレ」というテーマでスタッフがセレクトし投稿。Facebookコメントでリスナーさまのセレクトもいただき
Facebookコメントでリスナーさまのセレクトもいただき、「これはもっと聞いてみたい!」ということで、連動企画として「和の旅館に合うプログレ」を大募集いたします。
スタッフセレクトを読んでいただきつつ、この記事の最後のフォームから投稿いただければ嬉しいです。
投稿いただいた作品はカケレコWEBマガジンで発表します。(インストが合うかなぁという話も出ましたので、「これは!」というインスト作品がありましたらぜひ!)6月14日まで募集していますので、ご投稿お待ちしております♪
旅館ならやはり心休まる音楽が良いですよね。
ということで私が旅館で流したいプログレはマイク・オールドフィールドの『Tubular Bells』に続く2ndに収録された「Hergest Ridge Part One」。
マイク・オールドフィールドの作品はどれも神秘的かつアンビエント的でとても心落ち着きますが、中でもこの英国の自然風景を描いた「Hergest Ridge」は『癒し度』ならピカイチ。そして冒頭のシンセサイザーや笛の音色。彼のルーツであるアイルランド音楽由来のものだと思われるのですが、これが笛の吹き方といい和音といい、まるで日本の雅楽の雰囲気にそっくり。
どこか郷愁を感じさせるサウンドスケープと言い、日本人の「和」の心をくすぐる一曲ではないでしょうか。(増田)
次はプログレのど真ん中から、YESの『Close To The Edge』より「And You And I」で行きたいと思います。
シンプルかつ深みのあるアコースティック・ギターの調べと、リリカルなヴォーカル・パートが印象的なナンバーですよね。
この牧歌的でリラックスしているようでいてどこか不思議な物悲しさを讃えたサウンドは、「英国的」というのともまた違う、ある種の彼岸の境地を垣間見ているような感覚をもたらします。
日本の詫び寂びとも通じる美意識を感じるのですが、いかがでしょうか。(佐藤)
今回ご紹介するのはプログレ…ではなく、和の旅館に合うサイケ!米ソフト・ロックの伝説的名盤、MILLENNIUMの68年作『BEGIN』に収録された「Karmic Dream Sequence #1」なんていかがでしょうか。
「和風サイケ」といったらこのナンバー。夢うつつを漂うような幻想的なアンサンブルに交わるのは、なんと日本人女性による箏の音色!斬新な試みながら、繊細でマジカルなアルバムの空気を全く壊すことなく、バンドやヴォーカルと美しいハーモニーを作り上げているのは流石「奇才」カート・ベッチャーと唸らざるを得ません。
ほんの少し実験的ではありますが、喧騒から遠ざかった旅館で浮世離れしたひとときを過ごすのにピッタリの一曲です。(増田)
歌ものが続きましたので、最後はインストで、MAHAVISHNU ORCHESTRAの1stアルバムに収録されている「A Lotus On Irish Streams」を選びたいと思います!
そこらのハード・ロックなら軽く凌駕してしまう音圧と目にもとまらぬ超絶ユニゾンが印象に残る本作ですが、アコースティック楽器のみで演奏されるこの曲は、息をのむほどにリリカルで情緒豊か。
アコギ、ピアノ、ヴァイオリンが即興性も交えて紡いでいくひたすらに美しい音像は、「和」の情景ともピッタリな気がいたします。(佐藤)
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