スタッフ佐藤です。
今日は11月22日で「いい夫婦の日」。
それにちなんで今日は、カケレコ在庫を中心に夫婦がメンバーに在籍するグループの作品を取り上げてみたいと思います☆
ゲイ&テリー・ウッズを中心に結成されたウッズ・バンド唯一のアルバム。
アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ダルシマートによる広がりのあるサウンドと、タイトなリズムが重厚なバンド・アンサンブルを奏でます。
いかにも英国的なジャケット通り、どこを切っても溢れる芳醇な香り。
ウェスト・コーストの爽やかな風を取り入れつつも、英国ならではの陰影を保つ絶妙なバランス感覚が絶品です。
スティーライ・スパンで活躍した夫婦デュオによる英フォーク名品。
こちらは「アメリカのスティーライ・スパン」!?
2組の夫婦で結成されたアメリカ出身グループで、アイルランドへと渡り活動したトラッド・フォーク・ロック・バンド。
トラッド・ナンバーにヴァン・モリソンやニール・ヤングのカバーも交えつつ聴かせます。
アイリッシュ・ミュージックを土台にしながらも米国のグループらしいカントリー由来のカラッとしたおおらかさがあって素敵だなぁ。
グレッグ・オールマンが当時の妻シェールと組んだデュオで、なるほど”ALLMAN AND WOMAN”。
サザン・フィーリングとアーバンなポップ・センスがバランスした佳曲揃いのメロウAOR盤!
いずれも歌もの中心でザッパ入門に最適と言える73年作&74年作。
2枚ともで初期マザーズの重要メンバーだったイアン&ルース・アンダーウッド夫妻が参加!
そのザッパのバンドで活動したテリー・ボジオ、パトリック・オハーン、ウォーレン・ククルーロらが、テリーの妻デイルをフィーチャーして結成したニューウェーブ・バンド!
ネオンレーベルから発表された英ジャズ・ロックの大名盤!
R.フリップによるプロデュース、ティペット夫妻の作曲、I.カー、E.ディーン等総勢50名が参加と、錚々たる顔ぶれが集結した英国ジャズ・ロックの名士たちによる祭宴!
サザン・ロック/スワンプ・シーンを牽引した夫婦デュオ、レオン・ラッセルや後のD&Dの面々が参加した71年作。
英国フォーク・シーンを代表する夫婦デュオと言えばこちらでしょう。
サイモン・ニコルやパット・ドナルドソンら気の知れた仲間達と心おきなく繰り広げられる音楽世界。
変わらぬ凛としたブリティッシュ・トラッド・フォーク・ロックに、アメリカ由来のカントリー・タッチも随所に盛り込み作り上げられた傑作!
こちらの夫婦も、トンプソン夫妻と並び称されるべき名デュオですよね。
この格調高さと叙情美。
張り詰めた空気感には一流の風格を感じます。
本名義での唯一作に、カセットリリースされた幻の作品も収録。
PENTANGLEも取り上げた「Let No Man Steal Your Thyme」でのマンディ・モートンの歌唱、さすがの存在感だなぁ。
アコギやマンドリンやフィドルの活躍に隠れがちですが、夫マイク・モートンの表情に富んだベースラインもまた良いんですよ。
後にヴァン・ダー・グラーフに加入するヴァイオリニストが在籍した英プログレッシヴ・フォーク・ロック・バンドですね。
本作は、ヴォーカル/ギターのクリスとヴォーカル/パーカッションのポーリーンのアダムス夫妻が在籍した最終作。ヒステリックな弦楽器とアクの強いヴォーカルが織り成すダークでドラマチックなサウンドに鳥肌!
朴訥としたボブのトラッドらしい歌声、かわいらしいハイ・トーンのキャロルの歌声と二人のハーモニーがとっても良い感じ。
後にMR.FOXを結成する夫婦デュオによる69年作。
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スタッフが日替わりのテーマでオススメ作品をご紹介する「日々是ロック」。今日は「秋の終わりに聴きたい、郷愁を誘うフォーキーなアルバム」です。
STEELEYE SPAN、WOODS BANDを経て、ゲイ&テリー夫妻がゲイ&テリー・ウッズ名義で発表した1stアルバム。75年作。いかにも英国的なジャケット通り、どこを切ってもブリティッシュの芳醇な香りが漂うブリティッシュ・フォークの名作。ウェスト・コーストの爽やかな風を取り入れつつも、ブリティッシュならではの陰影を保つ絶妙なバランス感覚は彼らならでは。ゲイの澄み切ったフィーメール・ヴォーカルとテリーの枯れた哀愁漂うヴォーカルの絡みが素晴らしい。
ゲイ&テリー・ウッズを中心に結成されたウッズ・バンド唯一のアルバム。アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、ダルシマートによる広がりのあるサウンドと、タイトなリズムが重厚なバンド・アンサンブルを奏でます。トラッドを下地にした格調高く美しいメロディーも絶品。
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干圧痕あり
スコットランド出身の夫婦デュオ。70年作の1st。サウンドは、2nd〜3rdあたりのフェアポート・コンヴェンションに近い雰囲気の英フォーク・ロック。聴けば聴くほど心に染みる味わい深いメロディーと、優雅なストリングスやピアノによる英国然とした格調高いアンサンブルはかなりの完成度。フェアポートの「MEET ON THE LEDGE」あたりのサウンドが好きな方にはかなりオススメです。名作。
オールマン・ブラザーズ・バンドでお馴染みのグレッグ・オールマン(Key/G/Vo)と、新婚ほやほやだった女優でシンガーのCherとの夫婦デュオ。77年作。この後、結婚生活は3年あまりで破綻してしまうということで唯一作。オープニングから軽快なメロウ・グルーヴ・ナンバーが炸裂!軽快なギターのカッティング、流麗なエレピやコーラスを掛けたエレキ、そこにからみつくホーン・セクション、そして、ソウルフル&キャッチーな伸びのあるヴォーカル&ハーモニー。ジミー・ウェッブやジャクソン・ブラウンなど、作曲陣も特筆で、サザン・フィーリングと都会的なポップ・フィーリングとがあわさった佳曲がそろっています。ジミー・ウェッブによるグルーヴィーな「We’re Gonna Make It」なんて、スワンプ・ロックのファンもたまらないでしょう!サザン・ソウル、スワンプ・ロック、AORのファンにもオススメな快作!
後に中心メンバーとしてMR.FOXで活躍するBOB & CAROLE夫妻が69年に録音(リリースは71年)した作品。アコーディオンやフィドルやフルートが軽やかに鳴らされる牧歌的なトラッド・ナンバー、繊細なアコギ爪弾きにフィドルやチェロが翳りに満ちたフレーズを流麗に奏でるバラードともに心にじんわりと染みてきます。朴訥としたボブのトラッドらしい歌声、かわいらしいハイ・トーンのキャロルの歌声と二人のハーモニーも良い感じ。英フォーク・ファンは必聴の名作です。
アイリッシュ・ミュージックを演奏する米フォーク・グループの76年作。カルフォルニア出身のThom & Kathy Moore夫妻とRick & Sandi Epping夫妻の4人によるグループで、71年にアイルランドに渡り、TV番組に出演するなど活動しました。76年にPUMPKINHEADの活動が終了した後もメンバーはアイリッシュ・ミュージック界で活躍。Thom Mooreは自作曲がMary Blackの傑作『NO FRONTIERS』に2曲取り上げられたり、Rick Eppingはハーモニカ奏者として知られ、Christy Mooreなど多くのアイルランドやアメリカのフォーク・ミュージシャンと共演しています。本作は、ジグやリールなどトラッドとオリジナルやVan Morrison、Neil Youngのカヴァーといったフォークを交互に収録。アイリッシュ・ミュージックを土台にしながらも全編米国のグループらしいおおらかさに包まれています。中でもMary Blackが賞賛したThom MooreのヴォーカルがGOOD。1曲目、Thom 作のフォークでは、切ないメロディーにのるジェントルでふくよかなヴォーカルが、ハーモニカとともに、郷愁滲むゆったりとした空気を生み出します。他にもニール・ヤング「Are You Ready For The Country?」のカントリー調のカヴァーなど、トラッドが苦手な方も米フォーク作として十分楽しめる作品。プロデュースは、Planxty、Bothy Band等アイルランドの名グループで活躍したブズーキ奏者Donal Lunny。もちろん演奏もしています!
マイクとマンディのモートン夫妻によるデュオを中心に72年から活動をはじめ、後にSPRIGUNSと発展するグループ。75年に自主制作されたSPRIGUNS OF TOLGUS名義では唯一のアルバム。マンドリンやフィドルによる軽快なアンサンブルをバックに、親しみやすい男性ヴォーカルと紅一点マンディ・モートンのヴォーカルがハーモニーを聴かせる、というトラッド・フォーク・スタイル。PENTANGLEも取り上げた「Let No Man Steal Your Thyme」でのマンディの歌唱はさすがの存在感です。それ以前にカセット・リリースされていた幻の作品『ROWDY DOWDY DAY』の全12曲も収録!
紙ジャケット仕様、SHM-CD、デジタル・リマスター、定価3143+税
【購入特典:カケレコオリジナル特典ペーパーをプレゼント!】、レーベル管理上紙ジャケットに若干圧痕がある場合がございます。ご了承ください。
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