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「バンド名動物縛り」~『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!~

こんにちは。10月に入りましたね。

今週の10月4日は「世界動物愛護の日」でした。

動物愛護・動物保護のための世界的な記念日、とのこと。そんな記念日にあやかり、今週は、「バンド名動物縛り」というテーマで、facebookに投稿してまいりました。

どうぞご覧ください。

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10月1日(月):CAMEL / MIRAGE

トップバッターは英国の名プログレ・グループ、CAMEL。

ギタリストのAndrew Latimerを中心に、71年の結成から現在まで、メンバーを入れ替えつつも精力的に活動を続ける彼ら。
一昨年16年に続き今年も来日公演を果たしたりなど、そのタフさは老いを感じさせませんよね。

アルバムは印象的な砂漠&ラクダジャケの74年作2nd『MIRAGE』をピックアップ。3rd『スノーグース』や4th『MOONMADNESS』に比べLatimerのハードなギターが目立っているものの、CAMELらしい柔らかなファンタジックさもたっぷり。叙情的かつ格好良いCAMELサウンドを楽しめる一枚です。

・・・いやあ、改めて聴き直しましたがどの曲も名曲! 代表曲「Lady Fantasy」はもちろん、同じく組曲の「White Rider」のドラマチックさも見事だし、「Supertwister」のフルートも絶品だし・・・これは傑作ですね~。(増田)

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10月2日(火):WOODEN HORSE / II

今日取り上げるのは、英国フォーク・バンド、ウッデンホースの1973年2nd。西日を浴びた木馬のジャケットが神秘的です。

「木馬」と言えば、中に隠れて敵を奇襲したトロイの木馬伝説を思い浮かべますが、こちらの作品はそんな策略やたくらみとは無縁の、素朴で親しみやすい楽曲が並びます。

ストローブスのトニー・フーパーをプロデューサーに迎えた今作。CSN&Yに影響された爽やかなフォーク・ロックの中で、ボーカル・ハーモニーが光っています。

右から左から爽やかに吹き抜ける2人の男性ボーカルの中を紅一点スーザン・トレイナーの清流のような美しいボーカルが響き渡り、至福の心地よさです。(みなと)

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10月3日(水):BADGER / ONE LIVE BADGER

セレクトするのは、イギリスのバンドBADGERによる73年デビュー作「ONE LIVE BADGER」です。

ご存知、初期イエスのキーボーディストを務めたトニー・ケイが結成したグループで、バンド名はアナグマを意味します。

ロジャー・ディーンが描いた愛らしいアナグマの姿に癒やされますが、オリジナルLPおよび紙ジャケでは、ジャケを開くとアナグマがポップアップするというギミックが施されていました。

本作はデビュー作にしてライヴ・アルバムという大胆不敵なもので、彼らが前座を務めていたイエスの、「YESSONGS」レコーディング用機材を借りて録音が行われたそうです。

その内容は、ブライアン・パリッシュの骨太なリードギターとトニー・ケイのオルガン&メロトロンが絡み合う、ドライブ感ある熱っぽくダイナミックなブルース・ハード。

特にトニー・ケイは、イエス時代の端正なプレイとは打って変わってエネルギッシュに弾きまくっていて、こんな演奏もできたのかと驚かされます。

ライヴならではの熱気ある演奏は大変カッコいいですが、欲を言えばよりしっかりしたプロダクションで同内容のスタジオ作も残してほしかったと、本作を聴くたびに思ってしまいます。(佐藤)

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10月4日(木):MR.FOX / GIPSY

今日はキツネです。英国フォーク・グループMR.FOXの71年作。

ボブ&キャロル夫妻を中心としたバンドで、非常に個性的なサイケデリック・フォークを奏でています。

白眉はやはりタイトル曲の「The Gipsy」でしょうか。

RPGゲーム音楽みたいなキャッチーなオルガンのリフが随所で効いていて、ボブの飄々とした歌声、ドラムというより太鼓のドコドコしたリズム、ヴァイオリンとフルートのケルティックなパートなどなど、あちこちに振れつつ大団円になだれ込みます。

アクが強いサウンドなのですが、度々聴きたくなる作品です。(みなと)

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10月5日(金):BUFFALO / VOLCANIC ROCK

こんにちは。今週はいつもと少し趣向を変えて、「バンド名動物縛り」というテーマでお送りしてきました。

それにしても動物が入ったバンド名って多いですよね。犬ならTHREE DOG NIGHTやPAVLOV’S DOG、猫ならSTRAY CATS、他にもMONKEYSにRABBITS、マイナーだとCOYOTEやAARDVARK(ツチブタ)などなど。
(後から思いついたのですが、「ANIMALS」なんてそのまんまでした…。)

今回は英国のバンドが多くなってしまったので、最後はオーストラリアのハード・ロック・バンドをご紹介。今ではPC機器メーカーの方が真っ先に浮かんでくるけど、単語としては「水牛」という意味の「BUFFALO」というグループです。

オーストラリアのハード・ロックというとAC/DCくらいしかピンと来ないかもしれませんが、このBUFFALOも欧米ではそれなりの知名度を誇るバンド。

アルバムは代表作と言える73年作2nd『VOLCANIC ROCK』をピックアップ!

英国ハード、特にBLACK SABBATHからの影響を伺わせるヘヴィで引きずるようなギター・リフも強烈ですが、さらにオジー・オズボーンとレスリー・ウェストの中間のようなエネルギッシュなダミ声ヴォーカルが凄い!間違いなくHR/HMのルーツの一つと言えるであろう名グループです。

ちなみに、本当は最後に英語以外の「動物バンド」をご紹介したいなと思い探していたのですが、なかなかイタリア語などで動物の名を冠したバンドが見つかりませんでした…。動物バンド名は英語圏ではメジャーながら、他の言語圏ではあまり人気がないのかもしれません。(増田)

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CAMELの在庫

  • CAMEL / SNOW GOOSE(2013)

    英プログレ史に輝く名作『SNOW GOOSE』を13年リメイク、原曲に忠実ながらアンディ・ラティマーが新たなイマジネーションを添えた傑作リメイク盤!

    イギリスを代表するプログレ・グループ、英プログレ史に輝く名作『SNOW GOOSE』の13年再録作。メンバーは、オリジナル・メンバーのANDY LATIMERを中心に、00年代の作品やライヴでも組んだGUY LEBLANC (オルガン)、COLIN BASS (ベース)、DENIS CLEMENT(ドラム/パーカッション)による鉄壁の4人。ラティマー以外のパートは、オリジナルのメンバーに敬意を払い、基本的に原曲を忠実に再現している印象。ドラム、ベース、オルガンともに、変わらぬヴィンテージな音色の中に、現代の録音ならではの音の緻密さがあり、まるでスタジオに紛れ込んだような生々しさに興奮します。そして、そこにギター、フルート、キーボードを操り、新たなイマジネーションを加えるラティマー。優雅な艶やかさとともに幻想的で柔らかなキーボード・オーケストレーションが原曲以上の映像喚起力でたなびくなか、フルート、ギターが躍動しています。「Snow Goose」でのギターなど、フレーズや音色は基本的に同じながら、やはり現代のレコーディングシステムによってタッチの繊細さが際立ち、エモーションがこれでもかと溢れているのが特筆。「Sanctuary」「Migration」「Rhayader Alone」「Epitaph」の4曲はRevised Editionとして新たな解釈が加えられているのも聴き所で、アコースティック・ギター中心だった「Sanctuary」は、夢想的にたなびくキーボードを背景にエレキが繊細なタッチで叙情を紡ぎ、ラティマーのまるで劣らぬアーティスティックな感性に感動します。単なる再レコーディングではなく、ラティマーだからこそ成しえた2013年リメイク。原曲の魅力はそのままに、すぐそこで演奏しているかのように躍動感いっぱいのアンサンブルが一際スケールを増してイマジネーションを紡ぐ傑作です。

  • CAMEL / LIVE IN CONCERT LONDON 77

    1977年10月1日ロンドンでの公演を収録、11曲入り

  • CAMEL / LIVE IN LONDON ’74

    『MIRAGE』リリース後のツアーより、74年6月ロンドン公演&11月NY公演を収録

  • CAMEL / CAMEL

    73年リリースの記念すべき1stアルバム、代表曲「Never Let Go」収録

    ファンタジックなサウンドで独自の道を切り開いたキャメルのデビュー作。73年作。初期の代表作として知られる「ネヴァー・レット・ゴー」「秘密の女王」を収録。

  • CAMEL / MIRAGE

    74年リリース、初期の代表曲「LADY FANTASY」収録の2nd!

    Andrew Latimerを中心にファンタジックなアプローチでプログレッシブ・ロックの重要バンドに位置づけられるイギリスのバンドの74年2nd。名盤となる次作「The Snow Goose」に見られるファンタジックさと気品に比べるとPeter Bardensのキーボードが若干おとなしく、その代わりAndrew Latimerのギターが前に出て渋く泣いているようなイメージであり、全体的にややハードな雰囲気が漂っているものの、その音像は単純なハード・ロックとは全く違う甘みを感じるものであり、フルートの効果的な使用も相まって、マイルドな質感を醸し出しています。自作につながるようなファンタジックさの片鱗も見え隠れする素晴らしい作品です。

  • CAMEL / SNOW GOOSE

    ポール・ギャリコ「白雁」をモチーフにリリカルかつイマジネーション豊かに綴られる、一大コンセプト・アルバム傑作、75年発表

    Andrew Latimerを中心にファンタジックなアプローチでプログレッシブ・ロックの重要バンドに位置づけられるイギリスのバンドの75年3rd。オーケストラ・セクションを迎え、ポール・ギャリコの小説「白雁」をコンセプトに掲げたアルバムであり、全編インストルメンタルによる彼らの代表作の1つです。特にAndrew Latimerによるフルートの優しげな調べが印象的な「ラヤダー」は、澄んだシンフォニック・ロックのお手本として有名であり、同じくフルートを扱いながらもアプローチの全く違うJethro Tullとの比較で論じられています。決して派手さはないものの優しさとロマンに溢れており、肌触りの良いギターやPeter Bardensによるキーボードの音色、リズムセクションの軽快さ、そしてインストルメンタルのハンディを感じさせないメロディーとアレンジの上手さで御伽噺の世界をマイルドに表現しきった名盤です。

  • CAMEL / MOONMADNESS

    前作『スノーグース』と並び初期キャメルの持ち味が最大限に発揮されたファンタジックな大名作、76年作

    Andrew Latimerを中心にファンタジックなアプローチでプログレッシブ・ロックの重要バンドに位置づけられるイギリスのバンドの76年4th。前作「スノー・グース」と並んでファンタジックなCAMELの音楽性をダイレクトに伝える作品であり、Andrew Latimerの消え入るような儚げなフルート、Peter Bardensの堅実かつ時に奔放なキーボードの妙技、そして軽やかに変拍子を紡ぐリズムセクションのトータル感で聞かせます。シンフォニックに、そしてジャジーに、肌触りの良いマイルドさを持った傑作であり、ゆったりと身を任せられるような自然なサウンドが一貫して個性的な1枚です。

  • CAMEL / RAIN DANCES

    リチャード・シンクレア、メル・コリンズが参加した77年リリース5th

    英国出身、Peter bardens、Andy Latimerを擁するファンタジックなプログレッシヴ・ロック・グループによる77年作5th。本作よりベーシストRichard Sinclair、サックス奏者Mel Collinsの二人が参加しています。特にRichard Sinclairはヴォーカリストとしても貢献していて、その甘く繊細な歌声はCAMELの世界観と見事にマッチ。親しみやすいメロディが際立つ一方、インスト面ではよりジャジーな方向へと音楽性をシフトしています。表情豊かで柔らかな音色を奏でるサックス、変幻自在に躍動するベース・ラインが、透明感溢れるキーボード・サウンドに溶け込んだジャジーなアンサンブルを奏でており、甘いヴォーカルと伸びやかなギターは叙情的なメロディを謳い上げます。「Elke」ではBrian Enoがムーグ・シンセで参加、アンビエント要素を加えてより神秘的なCAMELを聴くことが出来るなど、聴き所は多数。次作『BREATHLESS』と本作でしか聴けない貴重な6人編成、『SNOW GOOSE』など代表作を聴いた方におすすめしたい一枚です。

  • CAMEL / I CAN SEE YOUR HOUSE FROM HERE

    敏腕ルパート・ハインがプロデュースを手掛けた79年作、新加入した元HAPPY THE MANのKit Watkinsによるスペイシーなシンセワークが冴える傑作!

    キーボードにキット・ワトキンス(元ハッピー・ザ・マン)を加え、更にサウンドの幅を広げた第三期キャメルの傑作アルバム。79年作品。

  • CAMEL / NUDE

    81年リリース、小野田少尉の実話を基にしたコンセプト・アルバム

    第二次世界大戦後、南方の島に取り残された一兵士(小野田寛郎氏/ヌードとはオノダのもじり)の実話を音楽化。人間味に溢れたドラマティックなサウンド・ストーリー。81年作。

  • CAMEL / SINGLE FACTOR

    80年代に相応しいポップな作風の82年作、アンソニー・フィリップスがゲスト参加

    アンディ・ラティマー(g)のヴォーカル・ナンバーを中心に、80年代に相応しいポップなサウンドを収録。82年作。

  • CAMEL / STATIONARY TRAVELLER

    東西分割時代のベルリン市民たちに焦点を当てたシリアスな作風の84年作

    東西分割時代のベルリンの人々をテーマにしたシリアスな内容のアルバム。内省的な彼らの美学が光る。1991年に復活アルバムをリリースする以前のラスト・スタジオ・アルバム。1984年作品。

  • CAMEL / COLLECTION

    86年リリースのベスト盤

  • CAMEL / ON THE ROAD 1981

    81年のBBCライヴ音源、同年リリース作『NUDE』の再現を含む全13曲

  • CAMEL / COMING OF AGE (CD)

    97年ワールドツアーの模様を収録したライヴ盤、全28曲

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WOODEN HORSEの在庫

  • WOODEN HORSE / II

    女性ヴォーカルを含む英フォーク・グループ、73年作2nd、ジャケから漂う秘宝臭の通りの英フォーク・ロック逸品

    女性ヴォーカルを含む英フォーク・ロック・グループ。YORKレーベルより73年にリリースされた2nd。プロデュースは、元ストローブスのトニー・フーパー。1stでの美しい男女3声ハーモニーはそのままに、ドラムが入ってより伸びやかに、そして、時折キーボードやフィドルも鳴らされることで爽やかさの中に英国的な陰影もあるフォーク・ロックを聴かせています。CS&NやS&GやPP&Mから影響を受けつつ、英国ならではの翳りある牧歌性がにじむ佳曲ぞろい。「このジャケからしてただならぬ音が聴こえてくるはず」というフォーク・ファンの期待に見事に応える逸品です。

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BADGERの在庫

  • BADGER / ONE LIVE BADGER

    イエスの初代キーボード奏者Tony Kayeによるグループ、アグレッシヴなブルーズ・ハードを展開、73年リリース作

    元YESのキーボーディストTony Kayeが中心となり結成されたイギリスのプログレッシブ・ロックグループの72年デビュー作。デビュー作にしてライブ作という異色の内容となっており、当時彼らが前座を務めていた「YESSONGS」レコーディング前のYESの機材をJon Andersonの提案によって使い、ライブ録音が行われました。その内容はブルージーなギターワークとTony Kayeのオルガン、メロトロンで聴かせるブリティッシュ・ハード・ロックであり、ライブ作と言うこともあって強烈なドライブ感あるダイナミックなサウンドが収録されています。

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MR.FOXの在庫

  • MR.FOX / MR FOX and GIPSY

    英エレクトリック・トラッド/フォーク・ロック、70年1st/71年2nd

    70年発表のデヴュー作と71年のセカンド(ラスト作)を収録した2in1。英国フォークを基調にしたメロディーに被さるエレクトリックな味付けがなかなか。

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