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オルガン・ロック、フュージョン、ごった煮風・・・なんでもありのジャーマン・ジャズ・ロックを探求!

スタッフ増田です。

ハード・ロックやロマンチシズム溢れるシンフォニック・ロック、実験的なクラウトロックなどのイメージが強いドイツ。

しかしながらそんな中にも、英国のVertigo産オルガン・ジャズ・ロックやカンタベリー・ロックにも匹敵する!?優れたグループが多く存在します。

今回はそんなジャーマン・ジャズ・ロックの「なんでもあり」な魅力をお伝えすべく、様々なタイプのジャズ・ロック・グループを集めてみました。

まずは「英国オルガン・ロック風」からどうぞ!

IKARUS/IKARUS

クレシダやスティル・ライフなどヴァーティゴ系のオルガン・ロックをベースに、ソフツやカーンあたりのカンタベリーのエッセンスをまぶした感じ。

これがドイツのバンドの71年作唯一作とは、驚き!

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JOY UNLIMITED/SCHMETTERLINGE

AFFINITYが好き? ブルージーでジャジーなオルガン、紅一点の女性ヴォーカル。たまらないですよね。

そんなあなたにはこのバンドがオススメ!71年作。

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EMERGENCY/EMERGENCY

そして同じくAFFINITYやCOLOSSEUMなどのVertigo産ジャズ・ロック好きにオススメしたいのがコチラ。

この叙情たっぷりのオルガンに洒脱でグルーヴィーなベース、哀愁のヴォーカル、むせぶサックス!

マイナーなグループですが、これ、聴かなきゃ勿体ないです!71年作。

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TETRAGON/NATURE

ジャズやクラシックをゴッタ煮にした作風ですがアクの強さはそれほどなく、カンタベリーも思わせる粛々としたオルガンの音色と流麗なアンサンブルが特徴。

ジャーマン・オルガン・ジャズ・ロックの名作!

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TORTILLA FLAT/FUR EIN 3/4 STUNDCHEN

こちらもジャーマンというよりはカンタベリーやイタリアものに通ずる、テクニカルでいてたおやかなジャズ・ロック・サウンドを聴かせる逸品。

優美なフルートやエレピをフィーチャーした独ジャズ・ロック74年作!

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PASSPORT/HAND MADE

ドイツを代表するジャズ・ロック/クロスオーヴァー・グループ、73年作。

後の作品では流麗なフュージョン色が強まりますが、本作ではジャーマンらしいアクの強さもある極上ジャズ・ロック・サウンドを聴かせてくれます。

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ZYMA/THOUGHTS

緊張感漂うフリオ・キリコばりの高速ドラムとテクニカルなベースを軸に、美麗な女性ヴォーカル、気品あふれるヴァイオリン、たおやかなダブル・キーボードが優雅に旋律を奏でていく極上のジャズ・ロック。

これが78年の自主制作盤とは、恐るべし…。

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ここからはジャズやらなにやら色んなジャンルが混ざり合ってしまった「ごった煮風」ジャーマン・ロックをご紹介。

RANDY PIE/RANDY PIE

『メロディアスなハード・ロック+洒脱なファンキー・ジャズ・ロック+サイケでスペーシーなシンフォニック・ロック』!?

キャッチー&グルーヴィーさとジャーマンらしいごった煮感のバランスが絶妙。ジャーマン・ファンキー・ロック・グループの74年作2nd!

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LUCIFER’S FRIEND/BANQUET

ヘヴィなハード・ロックのイメージも強いドイツのグループですが、本74年作はブラス隊やオーケストラをフィーチャーしたプログレ/ジャズ・ロック色の強いサウンドが特徴。

流麗さとハードさ、ドラマチックさが見事にブレンドされた「Spanish Galleon」はプログレ・ハード史に残る傑作!

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MESSAGE/SYNAPSE

イギリス人を中心にドイツで結成されたグループ、76年作4th。

初期はNEKTARにも通ずるメロディアス・ハード路線でしたが、本作で聴けるのは涼やかなジャズ・ロック。

と思いきや途中で粘っこいギターが入ってきたり、シアトリカルな展開になったり、恐るべしクセとアクはこれぞジャーマン。

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GRASLAND/ECHT NULL !

真面目なドイツ人がカンタベリー・ロックをやろうとしたらこうなった…のかなあ!?

優しいエレピと無骨なギターとスペーシーなシンセがせめぎ合っちゃう、異色のジャーマン・プログレ、81年作。

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LIFT/LIFT

ここまでは西ドイツのバンドをお送りしましたが、こちらは東ドイツを代表するバンド、77年1st。

「東ドイツのプログレ」と聴くとちょっと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、このバンドを聴くとビックリ!

CAMEL風の穏やかなフルートをフィーチャーしたシンフォやジャズ・ロック、クラシカル・ロックなどを織り交ぜた溌剌とした作風で、大変耳馴染みのよいサウンドを聴かせています。

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  • TETRAGON / NATURE

    71年リリース、これぞジャーマン・クラシック・ロックと言うべき魅力に溢れた名品

    ハード・クラシカルなオルガンを中心にしたスモーキーなジャーマン・ロックを聴かせるドイツのグループの71年作。バッハの「フーガ」を取り入れた楽曲を初めとして、チャーチ・オルガンのごときエコーを効かせたハモンド・オルガンの様式美で聴かせるクラシカルなセクションと、ラウドで荒削りなギターが勢い任せに引っ張るサイケデリック・ハードなセクションに分かれた楽曲は非常にスリリングな表情を見せ、その節操の無いサウンドがとても魅力的です。ジャーマン・ロックらしい実験色も覗かせるなど、個性的でマニアックな好作です。

  • IKARUS / IKARUS

    ジャーマン・プログレ、CRESSIDAなどの英国オルガン・ロックやCARAVAN/SOFT MACHINEなどカンタベリー系に通じるサウンド、71年作唯一作

    サックス&フルート奏者在籍のジャーマン・ロック・バンド、71年の唯一作。手数多く走るドラムとよく動くベースによる安定感あるリズム隊を土台に、ブルージー&ハードで引きずるようなギター・リフ、淡くむせぶハモンド・オルガンを中心として、時に叙情的に、時に熱気ムンムンに畳み掛けるアンサンブルは、クレシダやスティル・ライフなどヴァーティゴ系のオルガン・ロックに通じる質感が印象的です。フルートやサックスがリード楽器としてフィーチャーされているのも特筆で、ジャズのエッセンスが感じられ、初期ソフト・マシーンやカーンのようなカンタベリーな味わいすら感じます。4曲の大曲主義で駆け抜ける構成も実に巧み。これはブリティッシュ・ロック・ファンにもたまらない名作です。

  • MESSAGE / SYNAPSE

    ジャーマンらしいクセ味がたまらないユーロ・ジャズ・ロックの逸品、76年作4th

    イギリス人のTOM McGUIGAN(Vo、木管楽器、キーボード奏者)を中心にドイツで結成されたグループ、76年作の4th。初期はネクターにも通ずるメロディアス・ハードが持ち味でしたが、本作で聴けるのは涼やかなユーロ・ジャズ・ロック。オープニング・ナンバーでの、ギターとエレピのミニマルなフレーズが交錯するリフをバックに、サックスが幻想的に鳴らされるアンサンブルは、ソフト・マシーン『6th』あたりを彷彿させます。でも、途中では、粘っこくギターのカッティングが入ってきたり、ヴォーカル&メロディはどこかシアトリカルでどこか猥雑な感じだし、一筋縄ではいかないところはいかにもジャーマン・ジャズ・ロック(ジャケからも分かる通り)。フュージョン・タッチの2曲目でのキレ味とスティーヴ・ハウを彷彿させるギターのリードは見事だし、テクニック、アンサンブルのアイデアともにハイ・クオリティ。ユーロ・ロック〜ジャーマン・プログレのファンにはたまらないクセとアクのある逸品です。

  • TORTILLA FLAT / FUR EIN 3/4 STUNDCHEN

    優雅なフルートやエレピをフィーチャーしたカンタベリー・テイストのジャーマン・ジャズ・ロック、74年唯一作

    71年から74年にかけて活動したドイツのプログレ/ジャズ・ロック・バンド、自主制作でリリースされた74年作。いやはや、これは良いです!優雅で叙情的なフルート、カンタベリー・テイストも感じさせる甘く丸みを帯びたエレピ、粛々としつつほんの少しサイケデリックな浮遊感を醸し出すギター。テクニカルながらも全編を通して淡く穏やかな雰囲気に包まれた、軽やかなフュージョン・タッチのジャズ・ロック・サウンドが絶品。時折歪んだギターや激しいパーカッションも交えて複雑なインプロビゼーションを展開するパートもありつつ、優しげなフルートやエレピの音色のおかげで攻撃的ではなくどこまでも気品に富んだ仕上がりとなっています。カンタベリー・ファンやイタリア、イスラエルのたおやかなジャズ・ロック好きには是非オススメしたい一枚です。

  • RANDY PIE / RANDY PIE

    ドイツのファンキー・ロック・グループ、プログレッシヴなジャズ・ロック・サウンドが光る73年作1st

    Achim Reichelが参加していた事で知られる独ビート・バンドRATTLESや独プログレ・バンドGASHのメンバーがにより結成されたファンク・ロック・グループ、73年作1st。後の作品ほどディスコ色は強くなく、『メロディアスなハード・ロック+洒脱なファンキー・ジャズ・ロック+サイケでスペーシーなシンフォニック・ロック』と言うべきゴッタ煮ジャーマン・ロック・サウンドが存分に楽しめる愛すべき逸品!アーシーなソウル・サウンドとELOを思わせるような壮大なストリングスが絡み合う「Autumn」、出だしからこれでもかと躍動感いっぱいに跳ねるオルガンにくぐもったような淡いフルートが絡み合う「Ad Hoc」、ベース&オルガンの軽快なグルーヴの上を近未来的シンセが交錯する「Sight-Seeing Tour (When I’m On My Way)」などなど、ドイツらしい『何でもあり』感が散りばめられたナンバーが揃い踏み。ジャーマン・ロック好きなら間違いなしの一枚です!

  • EMERGENCY / EMERGENCY

    ドイツ産ブラス・ジャズ・ロック、71年作

    70年代前半に活動し、4作品を残したドイツ出身のジャズ・ロック・バンドによる71年デビュー作。安定感ある職人的なリズム・セクションに乗って、熱気ある派手なプレイスタイルのオルガンと、重層的な響きを持つブラスが交錯する、グルーヴィーかつ重厚感溢れるブラス・ジャズ・ロック。これは猛烈にかっこいいです…!ヴォーカルは英語。

  • ZYMA / THOUGHTS

    ドイツ、女性ヴォーカル、ヴァイオリン、ダブル・キーボードなどを特徴とするクラシカル・ジャズ・ロック、78年自主制作盤

    78年に自主制作された作品。女性Vo兼ヴァイオリン、ダブル・キーボード、ドラム、ベースという変則編成のグループ。フリオ・キリコばりの高速ジャズ・ロック・ドラムを土台に、シンセ、ピアノ、ヴァイオリンが緊張感溢れる演奏を繰り広げる個性的なジャーマン・プログレッシヴ・ロック。美しいハイ・トーンを持つ女性ヴォーカルも印象的。テクニカルなパートだけでなく、流れるようなフルートが印象的なメロディアスなパートも魅力的。自主制作とは思えない驚異のテクニックと完成度。おすすめです。

  • GRASLAND / ECHT NULL !

    カンタベリーとハード・ロックとジャーマン・シンフォの邂逅!?異色のジャーマン・プログレ81年作

    ベルリン出身のプログレ・グループ、81年唯一作。カンタベリー・ロックからの影響を伺わせる美麗なエレピを全面的にフィーチャーしつつ、同時にハードに歪んだギターが骨太にリフやソロを奏でていくという、「カンタベリー・ハード」的サウンドがなんとも独特。さらに時にはジャーマン・シンフォを思わせるスペーシーで硬質なトーンのシンセも雪崩れ込んできて、まさにドイツらしい「ごった煮」感満載の音世界が作り上げられています。とはいえ優しく人間味あるメロディ、また同時期の西ドイツではやや珍しい独語ヴォーカルの醸し出す「いなたさ」など、全体的に親しみやすい雰囲気が漂っているのは好印象。ジャーマンもの好きは勿論、カンタベリー・ファンも変わり種ながらチェックしてみてはいかがでしょうか。

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