2018年1月29日 | カテゴリー:KAKERECO DISC GUIDE,世界のロック探求ナビ
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こんにちは。スタッフ青山です。
埼玉県は週末もとても寒かったです。今週も天気予報に雪マークがついていますね。週末に降らなかったので安心しているのですが、どうなるでしょうか。
さて、今日は美しいメロディが詰まったイスラエル・ロックの逸品、TUNED TONEの79年作『TUNED TONE』をピックアップいたします。
TUNED TONEはイスラエルを代表するグループの3人が集まったスーパー・トリオ。KTZAT ACHERET(NO NAMES)~SHESHETのコンポーザー&フルート奏者Shem Tov Levy、同じくKTZAT ACHERETのメンバーで、SSWとしても活躍するShlomo Ydov、そしてKAVERETのギタリスト&シンガーYitzhak Klepterの3人です。
こちらで詳しくご紹介しています。
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3人ともが名コンポーザーなので佳曲揃い!
それぞれが手掛けた曲をピックアップしてまいりましょう。
まずは Shem Tov Levy作のT1.「A Day’s Tale」。
きらめくギターの爪弾きからはじまり、たおやかなメロディにのる穏やかなヴォーカル&ハーモニー。途中にフルートが入ると一段と美しさが増して胸に響き、のどやかで幸せに満ちた気分に包まれます。ちなみにヘブライ語に交じって「カフェ~」という単語が聞こえてきますね。カフェでゆったりと過ごしている情景が浮かんできます。
次はShlomo YdovによるT3.「White Days」。
凛として気品あるフルートのイントロから心の琴線に触れる美しい曲。静かに爪弾かれるアコギとどこまでも優しいヴォーカル。そこに寄り添うように響く淡いトーンのエレピ。静謐な美しさに心が洗われるようです。
最後はYitzhak KlepterのT6.「Tuned Tone」をピックアップ。
この曲は失恋した心情を歌っているようで、少し枯れたヴォーカルがなんとももの悲しく歌い上げます。1音1音かみしめるように奏でられるギターやピアノの音。その美しさがかえって悲しみを際立たせてひしひしと胸に迫ってきます。
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