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1980年プログレどうでしょう?

スタッフ増田です。

1980年といえば、時代はニューウェーブ全盛期。
フロイドは前年に『壁』を発表してヒットを飛ばしますが、バンド内には亀裂が入っていたし、ELPは解散してしまうし、YESもクリムゾンも復活前の活動停止中……プログレの時代は70年代の終焉と同時に終わりを迎えたかのように見えました。

しかしながらそんな”プログレ氷河期”80年代の始まりにも、瑞々しい感性にあふれたプログレ作品は生まれていました。
そして、そんな作品はロックの中心地、英米よりもむしろユーロや辺境にあり!?

今回はそんな1980年に生まれたプログレ名作たちをピックアップしてまいります!

GENESIS/DUKE

英国プログレ界の代表的グループが息を潜めていくなか、新たなポップ路線を突き詰め商業的にも成功を収めたジェネシス。
本作はスティーブ・ハケット脱退後、3人体制でリリースされた2枚目のアルバムですが、瑞々しいポップさとプログレッシヴな音楽性を両立させたのみならず、トータルアルバムとしての完成度も見事な珠玉の一枚ですね!

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ASIA MINOR/BETWEEN FLESH AND DIVINE

ジェネシスからの、いきなりフランス行っちゃいましょう!トルコ系フランス人のメンバーを中心に結成されたシンフォ・グループの2nd。
キャメル・フォロワーらしいフルートが彩るロマンティックさと、切れ味鋭くエキゾチックな激しさが渦を巻くサウンドがもう絶品!

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EDEN/PERELANDRA

お次はドイツ。プログレ氷河期といえど、彼らジャーマン・シンフォは70年代後半から80年代初頭にかけてが絶頂期と言っても過言ではないでしょう。
幻想的なヴァイオリンやフルートと煌びやかなシンセが織り成す、繊細かつダイナミックなサウンドが気持ち良い名作2nd!

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FM/CITY OF FEAR

次はカナダが生んだ名プログレ・トリオFM、ピーター・ガブリエルやネクターにも関わった名シンセ奏者Larry Fastをプロデュースに迎えた4th。
土地柄もあってか、カラッとしたアメリカ気質の明るさとユーロの陰翳&気品を併せ持ったサウンドはクオリティ高し!

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WHIPPING POST/SO WE ARE

こちらはスイスのグループですが、ALLMAN BROTHERS的パワフルなブルース・ロックを下敷きにしつつ、荘厳なメロトロンやプログレチックなフルートを織り交ぜたサウンドがなかなか斬新!
英国叙情派プログレ好きにはぜひチェックしていただきたい一作です。

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ZAMLA MAMMAZ MANNA/FAMILY CRACKS (FAMILJESPRICKOR)

70年代後期~80年代と言えば、商業化するロックへのアンチテーゼを叩きつけたアヴァンギャルドな「RIO運動」も忘れちゃいけません。
世界中に広がったRIOの参加グループの中から、北欧ZAMLA MAMMAZ MANNAの超絶技巧的80年作をどうぞ!

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KORAL/KORAL

ここからは東欧プログレに参りますよ!ちょっとヒプノシスっぽいジャケがスタイリッシュですが、サウンドはとにかく「泣き」!
東欧らしい強烈な哀愁を伴ったハンガリー産プログレ・ハードの逸品です。

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PROGRES 2/DIALOG S VESMIREM

このグループ、伊ヘヴィ・シンフォのファンは要チェックですよ!
重厚なグルーヴ感と強靭な変拍子で畳みかける豪快さがたまらない、東欧はチェコが誇る名作1st。

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IGRA STAKLENIH PERLI/IGRA SVETLOSTI

旧ユーゴはセルビア出身グループ、79年1stと80年の2ndを収録した2in1CD。
ピンク・フロイド、ホークウィンド、カン、タンジェリン・ドリームあたりに影響を受けたようで、なるほどスペーシーで冥想的な音世界に尖ったビートと破天荒なヴォーカルを乗っけた個性派スペース・プログレ!

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SERU GIRAN/BICICLETA

ラストは南米アルゼンチンから80年の名作をお届けしましょう。
詩情あふれる繊細で感動的なメロディと、スリリングなジャズ・タッチが交差するサウンドは見事という他ありません。
天才チャーリー・ガルシア率いるアルゼンチンを代表するシンフォ・グループ、名作3rd。

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AUCAN/BROTES DEL ALBA

こちらはチャーリー・ガルシアがゲスト参加している同じくアルゼンチンのグループ。
アコースティック楽器をフィーチャーしたフォーキーなシンフォ・サウンドが特徴的で、メルヘンなバンドネオンの音色や穏やかな弦楽器、ファンタジックなヴォーカルラインがたまらない郷愁を誘います…。

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SPINETTA JADE/ALMA DE DIAMANTE

最後はコチラ!アルゼンチン・ロック・シーンの大御所Luis Alberto Spinettaが率いたグループ第一作。
テクニカルなジャズ・ロックと南米らしいメロウネスが融合したサウンドがとろけるように心地よく、カンタベリーなどのジャズ・ロック・ファンにもぜひ聴いていただきたい一枚です!

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いかがでしたか?
まだまだご紹介しきれなかった80年作はありますが……随時更新していきますので、ぜひチェックして下さいね!

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  • EDEN / PERELANDRA

    女性ヴォーカルをフィーチャーしたYES系統のジャーマン・シンフォ・グループ、80年作2nd

    Dirk SchmalenbachとMichael Dierksを中心に結成され、70年代後半から80年代初頭のジャーマン・シンフォニック・ロックシーンを代表する名盤を作り上げたグループの、80年作2nd。基本的な路線は前作の流れを汲んだ華やかなYES系のシンフォニック・ロックとなっていますが、前作よりは管弦セクションが押さえられ、シンセサイザーによる彩りが増していることから、バンドとしてのダイナミズムをより感じることが出来ます。また、前作に続いてAnnie Haslam系の女性ボーカリストの存在が楽曲にシンフォニックな味わいを与えており、そのメロディーも時代性を反映した非常にポピュラリティーに富んだもの。デビュー作に続いてこちらもやはり名作と言えるでしょう。

  • GENESIS / DUKE

    ヒットチューン「TURN IT ON AGAIN」収録、プログレ期とポップ期の転換点に位置する80年作

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  • WHIPPING POST / SO WE ARE

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