2017年8月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ新鋭
こんにちは、スタッフ佐藤です。
直近で入荷した新作の中から「これはっ!」というオススメ作品をご紹介するこのコーナー。
今回のおすすめ新作は『BENT KNEE / LAND ANIMAL』です。
ほとんどのメンバーがバークリー音楽大学卒という英才たちによって結成されたボストン出身の新鋭プログレ・バンドによる、前16年作に続く17年作4th。
独特のタイム感と間合いを持つリズム・セクション&切れのあるシャープなギターワークを主軸に組み立てられた、転調を繰り返すトリッキーで先の読めない変拍子アンサンブル。そして強烈な存在感を放つシアトリカルな女性ヴォーカル。
両者がハイレベルに調和した孤高のアヴァン・プログレを展開します。
ヴォーカルは、抜群の声量とともに、コケティッシュながら民謡歌手的なゆらぎの感覚も備え時にオペラチックにも変化するという圧倒的な表現力を誇っており、一貫して緊張感あるシアトリカルなパフォーマンスを披露する相当な実力者です。
メンバーのヴァイオリン奏者の他にも複数の弦楽奏者をゲストに迎えていて、流麗なストリングスをフィーチャーしシンフォニックに盛り上がるパートも大変美しい。
その音楽性はずばり「孤高」という表現がぴったりなのですが、あえて言うならKate BushかSLAPP HAPPYかをプログレッシヴに先鋭化させたような音像と言えるかもしれません。
いやはやこれは凄いバンドです。
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