2017年8月1日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: アシッド・フォーク
70年代女性フォークシンガーに通じるセンスを持ったSSW、メグ・ベアードの紹介をいたします。
最初に聴いた時、現代のシンガーだと聞いて大変驚きました。まるで60~70年代にそっとアルバムを出して、そのままシーンから姿を消した幻のシンガーの作品のような音世界です。
草木の香りがしてくるような澄み切ったボーカルがとにかく美しく、いつ聴いても胸打たれます。
ニュージャージー州出身のメグ・ベアード。
02年より、フィラデルフィアサイケフォークバンド、ESPERS(↓)のボーカルとして活躍。
↑本当に00年代なんでしょうか。
♪ESPERS / MEADOW
♪ESPERS / DEAD QUEEN
すこし禍々しさのあるフォークが、癖になります!
07年よりソロアルバムを出しています。
♪MEG BAIRD / THE WALTZE OF THE TENNIS PLAYERS
カナダのフォークデュオ、FRASER & DEBOLTのカバー。
爪弾かれるギター、メグの透明感あるボーカルが重なり、少し哀愁あるメロデイに載せて美しく響きます。
♪MEG BAIRD / MAIDEN IN THE MOOR LAY
(↑↑↑視聴Click!の「聴」の文字の上あたりをクリックして下さい。)
こちらは自作曲。
70年代のフォークと言われても頷いてしまうような古き良きフォークソングに、メグの少し裏返るファルセットボイスがとても心地よいです。
2011年作です。MARK-ALMOND「Friends」とHOUSE OF LOVE「Beatles And The Stones」をカバーしている以外は自作曲です。アコースティックギターと時おり入るハープやパーカッションにのせて、メグの清冽なボーカルが響きます。
♪MEG BAIRD / STARS CLIMB UP THE VINE
2015年作です。英国フォークのような陰りあるメロディと、澄んだボーカルがとにかく美しい!そこにエレキギターが幻想的に交じって、まどろみの極致です・・・
メグが新たにやっているバンド、HERON OBLIVION。上記15年作に参加した、Charlie Saufleyも一緒です。エレキギターが鳴り響くサイケデリックなバンドの演奏に、メグの透明感120%のボーカルが絡み、エスパーズの時ともソロともまた違った良さがあります!
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