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【BACK TO BASIC キーワードで聴く vol.9 『CARAVAN』 】
2010年11月16日 | カテゴリー：世界のロック探求ナビ
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さて、皆さんこんにちは。
本日の寄居町、とても寒いです。師走並みとはこの事。
皆さんも、風邪などにご注意。どうぞご自愛下さい。
今日のスタッフ試聴会、【BACK TO BASIC キーワードで聴く vol.9】は…。
『CARAVAN』 です…！
KEYWORD:
68年WILD FLOWERSを母体に結成。
サイケデリックでありながら、抑制されたサウンド感覚。
ジェントルで艶のあるリチャード・シンクレアのテナー・ヴォイス。
デイヴ・シンクレアの個性的な独学のファズ・オルガン。
ユニークな和音の構成音が僅かに屈折するジャジーなアンサンブル。
聴き手M:
CARAVANはやはり、カンタベリー・ロックの母体的存在であった、
WILD FLOWERSを基点としているだけあって、シュールでありながら
品のあるセンスの良いジャズ・ロック感がカッコいいです。
デイヴ・シンクレアのファズ・オルガン、リチャード・シンクレアの
ある意味で地味な、妙に7thコードに相性が良さそうなヴォーカルの屈折が
なんとも壺にハマりますね。対照的に、パイ・ヘイスティングスのヴォーカルは
高音域をテリトリーとしており、彼が歌うと楽曲の雰囲気も大分変わりますね。
個人的にリチャード・シンクレアの声は英トラッド風楽曲には抜群の相性。
リチャード・シンクレアのファズ・オルガンも無駄なウルサさは全くなく
むしろその存在を感じさせない程に、楽曲の構成音としてセンスよく収まってますね。
妙なクールネスと違和感、そして感情に流されないメランコリーを感じさせるアルバムです。
（今回は、初期の代表作、IN THE LAND OF GRAY AND PINKから8曲を試聴しました。）
01.Golf Girl
02.Winter Wine
03.Love To Love You (And Tonight Pics Will Fly)
04.In The Land Of Grey And Pink
05.Nine Feet Underground
06.Nigel Blows A Tune
07.Aristocracy
08.Winter Wine
当店のCARAVAN在庫はこちら…！
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