2019年8月15日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,新譜CDナビ
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英米ロックファン注目のニッチ&ディープな作品を続々と紙ジャケでリイシューしている韓国のレーベルBIG PINKより新譜が届きましたのでご紹介いたしましょう。どうぞ試聴しながら、お楽しみください!
マイナーですがトッド・ラングレンのプロデュースでBEARSVILLE 録音。THE BANDのアーシーさにハード・ポップ色が加わったような、実にハートウォーミングで心くすぐられる逸品!
まるでTOTOとEW&Fが合体したみたい!?なるほど、ジャーマンAORの隠れた傑作という評価も納得の逸品!
ジャケで損してるよなあ…。中身は爽やかでちょっぴり憂いあるメロディ&ハーモニーが次々零れだす、CSNにも劣らぬルーラル・フォーク・ロックの名品なのに!
郷愁を誘うフィドルやスティール・ギターのカントリー・サウンドと、SSW作品特有の内省的なサウンドが融合した味わい深い作品です。
70年代初期のイタリアにこんなサイケでグルーヴィーですこぶるキャッチーな作品があったとは!ファズ・ギターとオルガンが渦巻いてるけど、混沌としてなくて洗練されてて、センス抜群。ほほぅ、あのNUOVA IDEAの変名グループなのか!
シカゴで結成されたカントリー/フォーク・ロック・バンドの70年唯一作。短命に終わったグループですが、内容はバツグンに良いです!CROSBY STILLS & NASHのように3人のヴォーカリストの歌声が重なり合い生み出される、美しく爽やかな至福のハーモニー。時にきらめくようなアルペジオを奏で、時には泥臭くブルージーに鳴らされるギター。歪んだギターを取り入れたアグレッシヴな楽曲から優しくアコースティカルな弾き語りまで、どの曲もちょっぴり憂いある哀愁のメロディと繊細なコーラスワークが次々と零れだし、たまらなく心打たれます。CSN、BYRDSなどの西海岸フォーク・ロックはもちろん、ソフト・ロックやHERONなどの英フォーク・ロックが好きな方にもオススメしたい実にまばゆい逸品!
米テキサス出身のフォーク・デュオ、69年作。郷愁を誘うフィドルやスティール・ギターのカントリー・サウンドと、SSW作品特有の内省的なサウンドが融合した味わい深い作品です。最も聴きごたえがあるのは、3部構成の組曲「Texas Trilogy」。生まれ故郷のテキサスでの生活を描いた楽曲で、展開がとても見事です。オープニングのギター弾き語りはまるでレナード・コーエンのような影があり、枯れたボーカルにからむハーモニカが何とも胸に染み入ります。次第に軽快なリズムになり、ハーモニカとマンドリンの小気味よいカントリーへ。テキサスの陽の当たる風景が目に浮かぶようです。やがて2人のボーカルが重なり、伸びやかなフィドルも交えて美しいハーモニーは最高潮に。最後は夕日が落ちるような寂寥感ある弾き語りへと移行し、静かに幕を閉じます。2人の素朴なボーカルと、各楽器の心地良い音の重なり、カントリーとフォークが合わさった深みあるサウンドに、じっくりと浸れる一枚です。ERIC WEISSBERG参加。
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