ILLINOIS SPEED PRESSの69年のデビュー作がリイシュー。
ILLINOIS SPEED PRESSはシカゴ出身のグループで、後にポコに加入するギタリスト&ヴォーカルのポール・コットン、後にウッドストックに移住し、ファビュラス・ラインストーンズを結成したり、ジョン・メイオールの作品にも参加するギタリスト、カル・デヴィッドを中心に結成。
地元シカゴでROVIN KINDという名で活動していた時、ブラス・ロックの雄、シカゴを手がけるなどブラス・ロックの生みの親、ジェームス・ウィリアム・ガルシオに見いだされ、LAへと活動を移し、コロンビアと契約。69年にリリースされたのがこのデビュー作です。
2人のギタリストが重く歪んだファズ・トーンからセクシーなウーマン・トーンまで表現力巧みに、アグレッシヴかつエモーショナルなリードを次々と炸裂させるブルース・ロックが持ち味。グルーヴィーなオルガンによる「陰影」、サイケデリックやカントリー・タッチな味付けなど、アレンジも見事です。
クリームばりのサイケデリック&ヘヴィなナンバーから、フリートウッド・マックやバタフィールド・ブルース・バンドばりの本格派プンプンのブルース・ナンバーまでかなりハイレベル。ギターの2人に加え、キーボード奏者も作曲ができのも強みで、楽曲のクオリティも特筆です。
ブルース・ロックのファンは是非!
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