2016年2月25日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
元メンバーのソロ作にはじまり、プログレ・バンドによるトリビュート作品もピックアップしてまいりますよ~。
71年作の2ndソロ。
プライヴェート感いっぱいの(それがまた魅力なのですが)1stソロが酷評され、「やってやるぜ」という本気のポールの才能がみなぎる佳曲がずらり揃ったポールの最高傑作とも評される人気の一枚。
元グリース・バンドのヘンリー・マッカロックを加えた陣容で制作され、72年に制作したアルバム。
何と言ってもB面のメドレーが良い感じ!
アビーロードのB面に比べると、さすがに小粒なのは否めませんが、でもやはりポールらしいハートウォームなメロディがいっぱいでこれはこれで最高なのです。
ソロ時代屈指の名曲と言えるタイトル・トラックを収録した73年作。
なんとナイジェリアはラゴスでの録音で、逆にその過酷な環境が良かったのか、開き直ったエネルギッシュな演奏がたっぷりつまったバンド「ウイングス」としての快作!
63歳の作品とは思えない瑞々しさ!「ここにきてポールが最高傑作を作った!」という興奮とともに、発売当時、何度も何度も胸を熱くしながら聴きました。それにしてもポールのメロディ・メイカーぶり全開!
「イマジン」も良いけど、僕は「ハウ?」の方が好きだな。ジョージがこの曲に感動した、というエピソードとともに。
「ハウ・ドゥ・ユー・スリープ」との振幅もまたジョンの魅力ですね。
色彩豊かでヌケの良いトーンに彩られたアンサンブル、そして、次々と溢れるリリカルなメロディは、まさにエヴァーグリーン。
メロディアスな楽曲の多さでは、ジョンのソロ随一と言えると思います。
アーティスティックなジャケットのイメージ通りの、音楽家ジョンのセンスがつまりまくった尖りまくりの大傑作。
ヨーコと別居した「失われた週末」の最中に制作された74年作。
「夢の夢」という邦題を持つ「#9 Dream」は、ジョンの中でもメロディのドリーミーさでは屈指の曲ですよね。
ア~バワカ~ワ~ポセ・ポセ!
後期BEATLESのジョージはすごかった!その勢いそのままに作り上げたロック史上に輝くソロですよね。
後にデレク&ザ・ドミノスとなる英米ルーツ・ロック人脈がこぞって参加していて、英米ロックの旨味がギュっと濃縮された大傑作!
ジョージ・ファンから愛され続ける永遠の79年作。
木漏れ日に包まれたジョージのジャケ、『慈愛の輝き』という邦題からイメージできる通りのサウンドで、ジョージらしい誠実で歌心いっぱいのメロディ、アコギとスライド・ギターの柔らかなアンサンブルが光る佳曲ぞろい。
特にオープニングの「Love Comes To Everyone」と、出だしのスライド・ギターから号泣必至の「Blow Away」は名曲。
ELOのジェフ・リンのプロデュースで制作された87年作。
ジョージのソロの中で、最もビートリッシュ度が高い一枚と言える?
ジェフ・リンも良い仕事してるし、クラプトンやリンゴはじめゲストもナイス!
ジョージの遺作・・・。穏やかなウクレレとリリカルなスライド・ギター、そして優美さの中にいかにも英国っぽいシニカルさが滲むヴォーカル。もっともっと名曲を届けてほしかったなぁ。
ジョン、ポール、ジョージの3人をはじめ、ニッキー・ホプキンスやビリー・プレストンのほか、ザ・バンドのメンバーも参加して制作された最高傑作と評される73年作。
ジョン作のオープニング・ナンバー「I’m The Greatest」から、まるでサージェント・ペパーズみたいなSEもたっぷりで興奮必至!
『RINGO』を凌ぐ名作!? このジョージへの追悼歌、良い曲ですよね?
クラプトンの繊細なタッチのギターもいいなぁ。
ビートルズ名義だけど、正確には、ビートルズの曲を素材にしたジョージ・マーティン親子の作品と言えるでしょう。
ジョージ・マーティン親子がビートルズの楽曲を断片に解体して、別々の曲の断片を組み合わせて再合成(マッシュアップ)して生まれた作品。
瑞々しいアイデアがつまったワクワク感たっぷりの逸品。あと、音が最高に良い!
僕が好きなのは、「Drive My Car」でスタートし、そのリフそのままに「What You’re Doing」、「Word」のメロディが合成されちゃう曲。これはカッコいいっす!
言わずとしれたジョンとヨーコの息子による06年作。
まさにジョン・レノンのDNAを継ぐメランコリックな歌声、そしてとめどない流麗なメロディ。
ジョンの息子、ということを抜きにSSWの名作でしょう。
東欧きってのシンフォ・グループといえるポーランドのコラージュによるジョン・レノン・カヴァー集。
天国のジョンへと届くかのようにシンセがどこまでも伸びやかに鳴らされます。
プログレ・ファンにはお馴染みの英国のバンドがこんな愛すべきポップ・ソングを残していたとは・・・。
ビートルズの曲目をつないで歌詞にした曲で、その名もずばり「Titles」。
ポール・マッカートニーが『サージェント・ペパーズ』~『ホワイト・アルバム』で音楽的に上り詰める一方で、その実の弟は、こんな英アングラ・サイケを出していたとは・・・。
73年作。ナイジェリアはラゴスでの録音。現地のスタジオが、武装集団によるデモ・テープの盗難に見舞われたり。制作開始直前に、WINGSのオリジナル・メンバーが、PAULと反目しバンドを辞めてしまったりと、いくつもの大災難を乗り越えて生まれたアルバムでした。冒頭の大ヒット表題曲「BAND ON THE RUN」、肉厚なブラス・セッションが高鳴る熱いサウンドを引き立てる、「JET」、ミッドナイト・ブルー的瀟洒なバラード、「BLUE BIRD」、甘酸っぱいメロディーが、パワー・ポップ然とした「NO WORDS」、時を同じく73年に亡くなったピカソに捧げられた「PICASSO’S LAST WORDS」、1985年という(当時から見た)近未来をモチーフにしたラヴ・ソング「1985年(邦題)」等々、BEATLES解散後のPAULがようやく名実共に、新たな音楽の境地を開陳し出した代表作として、世の評価も大変高い作品です。
ペーパーケース仕様、2CD+DVDの3枚組、デラックス・エディション、デジタル・リマスター、入力方式・リージョン記載なし
盤質:傷あり
状態:良好
ペーパーケース仕様、2CD+DVDの3枚組、デラックス・エディション、デジタル・リマスター、入力方式・リージョン記載なし
盤質:傷あり
状態:良好
一部にスレあり
ペーパーケース仕様、2CD+DVDの3枚組、デラックス・エディション、デジタル・リマスター、入力方式・リージョン記載なし
盤質:傷あり
状態:良好
若干圧痕あり
英国ロックのナイーブな叙情性とメロディアスで牧歌的なフォーク・ロック的メロディー・メイク、そして、オーケストラを加えた大掛かりな編成でダイナミズムとシンフォニック・ロック然とした音楽性を打ち出した、ブリティッシュ・プログレッシブ・ロック史に残る名グループの75年作7th。POLYDORへ移籍第3弾である本作は、POLYDOR移籍後の彼らのバンド・サウンドの成果が結実した名盤であり、ポップ・シンフォニック期の彼らの代表作と言えるでしょう。適度にアメリカン・ロック的な雰囲気も覗かせますが、淡い幻想性を持ったサウンドはやはり英国的な甘みを持っています。
デジパック仕様、CD+DVDの2枚組、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック1曲、DVDには本編の96kHz / 24bit 5.1 サラウンド・ミックス&オリジナル・ステレオ・ミックスに加えプロモ映像5トラックを収録
レーベル管理上、デジパック側面に若干折れ目が付いております。ご了承ください。
1971年にリリースされた、ビートルズ解散後、2作目となる作品。「ポール・マッカートニー&リンダ・マッカートニー」名義としては、唯一の作品です。ポールのセルフプロデュースで、ニューヨークのスタジオで、ギタリストのデヴィッド・スピノザやヒュー・マクラッケンなどの一流スタジオ・ミュージシャン、後にウィングスの初代ドラマーになったデニー・シーウェルなどを迎えて録音されています。アメリカでシングル・カットされた「アンクル・アルバート〜ハルセイ提督」、イギリスでシングル・カットされた「バック・シート・オブ・マイ・カー」など3曲には、ニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラが参加しているのも特筆です。聴きどころは、全米1位となり、グラミー賞では最優秀アレンジメント賞を獲得した「アンクル・アルバート〜ハルセイ提督」。リラックスしたアコースティック・ギター、ふくよかなドラム、ゆったりと紡がれるリード・ギターが印象的なアットホームな雰囲気のアンサンブル、そして、ハートウォームなメロディと流れるように場面が切り替わっていくメドレー形式のアレンジ。音楽を奏でることを心から楽しんでいるような、ポールらしいメロディ、演奏、アレンジに溢れた、ファンに愛され続ける一曲です。アルバムとしては、全英で2週1位、全米2位を記録。ビートルズ・ファン、ポール・ファンの中でも、好きな作品の上位にあげられることが多い名盤です。
DELUXE EDITON、4CD+DVDの5枚組ボックス、DVDは入力方式・リージョン記載なし、112ページのカラーブックレット・ポールの手書き歌詞シート複製8枚・ミニフォトブック・フォト5枚・ハイレゾ音源DLコード付仕様、シリアル・ナンバー入り
盤質:傷あり
状態:良好
DLコードは未使用(使用期限不明)
「想像してみてごらん?」と聞き手に語りかけるかのように歌われる「IMAGINE」は、生涯の伴侶であるオノ・ヨーコの詩集「グレープフルーツ」から借用したものと言われています。ありとあらゆる、政治、宗教、信条をも信じることなく、ただ本来の意味としての自由とはどのようなことか、愛するとはどういうことかをJOHN自らが自問自答しながら、表現していく姿が目に浮かんでくるかのようです。本作は71年に発表され、シングル・カットは全米第3位を記録しました。74年の英国では第6位、さらには81年に全英第1位!他「兵隊にはなりたくない」「真実が欲しい」な等々、あ赤裸々な一人の純粋無垢な表現者の足跡が刻まれた、20世紀アメリカが生んだ金字塔的作品です。
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