2020年3月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
スタッフ増田です。
本日はひな祭りですね。この記事を読んでいる皆様のご家庭でも、娘さんのいらっしゃる所では今夜はちらし寿司を食べてお祝いするのでしょうか。
そんな女の子の日にちなんで、今日は美しく格調高い女性ヴォーカルをフィーチャーしたプログレやフォーク作品をセレクトいたしました。
まずはこちらの名盤から。フォーク、ロック、クラシックを絶妙に配合した名曲群に命を吹き込む天使の歌声。何というか、もうこれがNO.1ですよね・・
RENAISSANCEでその神秘的なソプラノ・ヴォーカルが不動の評価を得た彼女の記念すべきデビュー・アルバムもぜひ。公私共に良好な関係を築いていたロイ・ウッドが全面参加、ロイが手掛けたジャケット通りのファンタジックな歌ものシンフォの玉手箱!
こちらは英国のフォーク・グループですが、美麗な女性Voが好きなら是非!澄んだ歌声とフィドルやブズーキーの細やかなアンサンブルがたまりません。陰影あるサウンドが魅力の79年作。
こちらもおすすめです、ニック・ドレイクの2ndに、ペンタングルのジャッキー・マクシーが参加したような感じ!?オーボエやフルートなど管楽器、ストリングスがフィーチャーされた、上品なクラシカル・フォーク、71年作。
現代のプログレ作品もご紹介!ギリシャはアテネ出身のプログレ新鋭、その女性ヴォーカルの名はエヴァンゲリス。美しい響きの名前どおりの澄み切ったハイトーンに心奪われます。ゲスト参加した伊チェンバーの注目グループYUGENのメンバーもさすがの好演を披露。これは至高の一枚!
HOSTSONATENのFabio Zuffantiらによるプロジェクトで、バロック建築や絵画が目に浮かぶような荘厳かつ壮麗な音世界はさすがのスケール。 複数の女性ヴォーカルの歌声が絡みあうヴォーカル・アンサンブルも特筆です。
最後は英オルガン・ロックの名作『HEAVY ROCK SPECTACULAR』で知られるバンド、19年作!シンセ主体のサウンドながら、牧歌的なメロディやRENAISSANCEを彷彿とさせる気品漂う女性ヴォーカル・パートなどは「これぞ英国」な魅力たっぷり。
いかがでしたか?こちらの記事もぜひ!
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YARD BIRDSのKeith Relf、Jim McCartyを中心に結成されるも、2枚のアルバムを残し解散したイギリスのグループ。72年にソプラノ・ボーカルAnnie Haslamを擁し新体制で活動を再開、ロック・フォーク・クラシックが交差する幻想的な楽曲は今なお色褪せることはありません。本作は73年にリリースされた2nd。クラシカルな中に多少のサイケデリック感覚を残したデビュー作から方向性が定まり、牧歌的なのどかさと英国叙情、オーケストラを従えたシンフォニック・ロックの世界を作り上げています。以降ライブでも取り上げられる機会の多い名曲となった「カーペット・オブ・ザ・サン」「燃ゆる灰」などを収録。
ギリシャはアテネ出身、女性ヴォーカル、男性フルート/Key奏者、男声ギタリストによるトリオ、2010年デビュー作。グリフォンやジェントル・ジャイアントから影響を受けているようで、艶やかなヴァイオリン、ミスティックでいて気品に満ちたフルートやリコーダーが彩る、クラシカルかつトラディショナルな優雅さに、ゲスト参加した現代イタリアが誇るチェンバー・ロック・バンドYUGENのKey奏者やD.F.A.のドラマーによるチェンバー・ロック/プログレのエッセンスが加わったサウンドは、圧倒的に瑞々しく幽玄。紅一点エヴァンゲリアの澄み切ったハイ・トーンのヴォーカルも絶品です。これは至高の一枚!
女性ボーカル入りシンフォニック・ロックバンドの代表格であるイギリスのグループRENAISSANCEで、そのソプラノボーカルを響かせていたAnnie Haslamの77年ソロデビューアルバム。公私共に良好な関係を築いていたロイ・ウッドが全面参加しており、RENAISSANCEのクラシカルなサウンドスケープはそのままに、よりポップな親しみやすさを加味。Annie Haslamのボーカルも、RENAISSANCEでの格調高いソプラノボーカルより肩の力が抜けており、リラックスした優しい歌声を響かせています。ファンタジックなシンフォニック・ロックとしてのみならず、ポップなボーカル作品としても一級品です。
英国フォーク・グループ、MANDY MORTONの自主レーベルBanshee Recordsからリリースされた79年作。まだまだこんな名盤があったとは…一曲目から素晴らしすぎです!ブズーキーやフィドル、アコースティック・ギターが織り成す繊細で物悲しいアンサンブルの中に、澄んだ女性ボーカルが響き、至高の美しさです。途中フィドルが滑らかなソロを奏で、まるで想いが溢れるように他の楽器も盛り上がり、切なさで胸がいっぱいになります。アルバムには他に、フィドルやフルートが跳ねる牧歌的なナンバーや、ゆったりとしたフィドルにこれ以上なく切々とした女性ボーカルが乗るナンバーなどを収録。トラッドをベースとした素朴で切なく、しかしどこか温かみあるサウンドを聴かせてくれます。
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