2018年7月31日 | カテゴリー:KAKERECO DISC GUIDE,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
最近、良いリイシューCDが入りました。
英国のフォーク・ロック、TRANQUILITY『TRANQUILITY』です。
爽やかなのに少し影があって、コーラスが美しくて、夏の午後にたそがれながら聴くのにもってこいの一品なのです!
ご紹介いたします。
・MATTHEWS’ SOUTHERN COMFORTなどの米憧憬英フォーク・ロックが好きな人
・BEE GEESやHOLLIESなどのハーモニー・ポップが好きな人
・夏の午後、冷たい飲み物を飲みながらくつろぐ時
Donovanのマネージャー、Ashley Kozakが呼びかけて71年に結成したバンド。
ロックとポップと、英国フォークの融合を目指していたそうです。
メンバー
BEE GEESのような高音のコーラスが全編にわたって効いており、非常に爽やかです。
メンバーのほとんどがヴォーカルをとっており、互いを引き立てて複雑に絡むボーカルがとにかく美しいです!
♪Try Again
♪Where You Are (Where I Belong)
ウエストコースト・ロックを思わせる開放的で軽やかなフォーク・ロックなのですが、メロディには少し湿り気があり、英国ならではの奥行を感じさせてくれます。
♪Saying Goodbye
それにしてもこの作品、メロディの良い曲が何でこんなに沢山入っているのでしょうか。
程よくメランコリックなポップさ加減が、たまりません。
と、思って調べてみると、中心人物Terry Shaddickの作曲センスがずば抜けているようです。
ドノヴァンのマネージャーAshley Kozakも、Terryのソングライティングに目を付けてグループを結成したのだとか。
のちにTerry Shaddickはオリビア・ニュートン・ジョンの「Physical」を作曲して、ヒットさせたりしています。
いかがでしたでしょうか。新しい音楽との出会いとなりましたら幸いです。
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ドノヴァンのマネージャー、Ashley Kozakによって結成されたバンド、72年1st。BEE GEESのような爽やかなコーラスが全編に響き渡ってとても気持ちが良いです。アコースティック・ギターやピアノ、軽やかなドラムのアンサンブルで、CS&Nなどのウエストコースト・ロックに影響されたフォーク・ロック・サウンドを展開。2ndのようなビートリッシュなメロディは今作ではまだ聴けないものの、ほんのりと英国の陰影をにじませた米憧憬フォーク・ロックとしては申し分ない作品です。CRESSIDAのKevin McCarthy、JONESYのBernard Hagley、FUZZY DUCKのPaul Francisなどがメンバーです。
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