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ハットフィールド&ザ・ノースのファンにオススメの世界のニッチなジャズ・ロック特集!

今日はハットフィールド&ザ・ノースのファンにオススメの作品を特集してまいりましょう。

淡く叙情的なハモンド・オルガン。時に繊細にたゆたい、時にキレ味鋭いフレーズでテンションを増幅させるギター。そして、流れるように美しくアイロニーやユーモアもたっぷりな愛すべきメロディとヴォーカル。

そんな知的でいて親しみやすいサウンドを持つニッチな作品を世界中からセレクトしました。

思いもしなかった作品と出会ったり、新たな国の作品へと興味が広がったり、みなさまのロック探求のワクワクに少しでも貢献できれば幸いです。

まず一枚目は、なんとイスラエルのグループ!このグループは本当に素晴らしいですよ~。

イスラエル

SHESHET/SHESHET

イスラエルのハットフィールド&ザ・ノースと異名を取るグループによる77年の唯一作。

イスラエルには、ジャズ・ロックの緻密さと地中海音楽のたおやかさとがブレンドしたカンタベリーのファン必聴と言えるまばゆい作品が多くありますが、その中でも最高峰と言えるのが本作。

ハットフィールドの1st/2ndに匹敵する、と言っても過言ではない名作でしょう。

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SHESHETはこちらのページで詳しく特集していますので、チェック是非。


SHESHETの77年作『SHESHET』 - イスラエル・ロック金字塔

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本日の「ユーロロック周遊日記」は、イスラエル・ロックを代表する金字塔的名作、SHESHETの77年唯一作『SHESHET』をご紹介

カンタベリーのファンにとって、イスラエルは名盤の宝庫ですよ~。

イスラエル・ロック潮流図を片手に、SHESHETのメンバーの関連作から聴き進めてみてください。


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スペインはバルセロナ

イスラエルと並んで、カケレコがハットフィールドのファンにオススメする国がスペイン。

スペインというとフラメンコのイメージが強いですが、それは中世時代にイスラムの支配下にあった南部の音楽で、北部の地中海沿岸のバルセロナには、カンタベリーのファンにはたまらない流麗かつ野心的なジャズ・ロック作品が多いんです。

その中でもオススメの2作品をピックアップいたしましょう。

MUSICA URBANA/MUSICA URBANA

後にスペインを代表する音楽家となるJoan Albert Amargosが若い日に結成したジャズ・ロック/アヴァン・ロック・グループ。

英米ロックから解放されたスパニッシュ・ロックの確立を目指していたようで、地中海音楽やアンダルシア音楽をはじめ、スペインのオペラであるサルスエラ(Zarzuela)も取り込んだサウンドが特徴。

緻密かつ地中海の香り漂う芳醇なサウンドは、HATFIELD & THE NORTHのファンをはじめ、イスラエルのSHESHETやイタリアのAREAやPICCHIO DAL POZZOのファンにはたまらないはず!

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JORDI SABATES/OCELLS DEL MES ENLLA

女性ヴォーカルのスキャット、淡く流麗なエレピが良いですねぇ。

フィル・ミラー的な滑らかに緊張感あるフレーズからゴリゴリとアグレッシヴに弾き倒すフレーズまで縦横無尽なエレキもまた特筆。

演奏の芳醇さは、ハットフィールドにも比肩していますよね!

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スペインを代表するKey奏者と言えるJordi Sabatesはこちらの記事で関連作など詳しく特集!


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アルゼンチン

アルゼンチンには、ヨーロッパ的な陰影や叙情に溢れたプログレ作品が多数ありますが、ジャズ・ロックにも優れた作品が誕生しています。

SPINETTA/A 18′ DEL SOL

アルゼンチン音楽シーンの大御所Luis Alberto Spinettaが77年にリリースした1st。

丁寧に紡がれる洗練されたギターと流麗なエレピによるアンサンブルをバックに、センチメンタルなヴォーカルが南米らしい詩情溢れるメロディーを繊細に歌い上げる。

メロディアスなパートでの叙情豊かなアンサンブルはもとより、クロスオーヴァー色溢れるキレ味鋭いスリリングなアンサンブルも特筆。

これは、ずばりアルゼンチンからの「リターン・トゥ・フォーエヴァー、ハットフィールド&ザ・ノースへの回答」ですね!

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RODOLFO MEDEROS Y GENERACION CERO/DE TODAS MANERAS

もしもハットフィールドがタンゴをやったとしたら?

アルゼンチンのバンドネオン(タンゴで用いられるアコーディオンのような蛇腹楽器)奏者による77年作。

バンドネオンのサウンドは哀愁いっぱいですが、ドラムやギターが入ると一気にフュージョン色を増してテンションいっぱいに。

ビシバシとしたアンサンブルに圧倒されていると、バンドネオンが哀愁のフレーズを奏で、ギターがリリシズム溢れる泣きのフレーズを奏で、一気に南米色を増していき、聴き手の胸に迫ります。これは名作でしょう。

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オランダ

カンタベリーからはドーバー海峡を挟んで向かいあうオランダ。この地にも優れたジャズ・ロック・バンドが生まれていますよ~。

SUPERSISTER/PRESENT FROM NANCY

オランダのカンタベリー・タッチのグループと言えば、このSUPERSISTERが文句なしの最高峰!

SUPERSISTERの70年デビュー作が本作。

ハットフィールドはまだデビューしていないし、ソフト・マシーンに通じるサウンドのグループですが、まぁ、固いことはぬきにまいりましょう^^。

アンサンブルの精緻さ、ジャンルのるつぼ的な雑食性、ユーモアなど、カンタベリーの名グループに完璧に比肩してるし、このグループを取り上げないわけにはいきません。

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オランダの名ジャズ・ロック・バンドSUPERSISTERの70年デビュー作『PRESENT FROM NANCY』 - 【ユーロロック周遊日記】

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カンタベリー・スタイルのバンドとしてユーロ・ロックのファンに人気のグループですが、ほぼ同時期に活動していることから、カンタベリーのグループのフォロワーというよりは、R&B~サイケデリック・ロックを出発点に、オルガンやフルートをフィーチャーしながらジャズ・ロック化する中で同じようなサウンドにたどり着いたバンドと言えるかもしれません。

SOLUTION/DIVERGENCE

SUPERSISTERに乗じて、もう一枚、ハットフィールドのデビュー前の作品だけどピックアップしてしまえ!

SUPERSISTERと比べると知名度は劣りますが、クオリティでは負けてない、カンタベリー・ファン悶絶必至のオランダの名ジャズ・ロック・バンド!

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ベルギー

COS/POSTAEOLIAN TRAIN ROBBERY

ベルギーを代表するジャズ・ロック・グループによる74年作1st。

ハットフィールドを彷彿させるしなやかさとヘンリー・カウばりの緊張感。そして、スキャットの女性ヴォーカル。

ベルギーが誇るユーロ・ジャズ・ロックの名グループ。

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【ユーロロック周遊日記】 ベルギーを代表するジャズ・ロック・バンドCOSのデビュー作『Postaeolian Train Robbery』

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フィンランド

WIGWAM/BEING

英VIRGINから世界デビューも果たしたフィンランドを代表するグループ。

オルガン、ピアノ、管楽器による緻密でいて淡く叙情的なアンサンブル、シリアスさとともにユーモア・センスもあるポップなヴォーカル&メロディ。

まるで、ジョン・レノンとリチャード・シンクレアとマイク・オールドフィールドとアル・クーパーがセッションしたら、って感じ?

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PEKKA POHJOLA/MATHEMATICIAN’S AIR DISPLAY

WIGWAMのベーシスト、ペッカ・ポーヨラが77年に英VIRGINからリリースしたソロ。

マイク・オールドフィールドの参加が特筆で、フィンランドとイギリスが誇る知性派であり音の魔術師と言える2人の名手とが出会い生まれた、一級の工芸品のような切れ味を感じることができる名品。

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アメリカ

OCTOBER/AFTER THE FALL

ハットフィールドの他、キャメルなど英プログレや、クラウト・ロックにも影響を受けたというアメリカのグループ。

79年に自主制作された作品で、原盤は激レアのようです。

変拍子を多用してるけど、スリリングということはなくってあくまで静謐で、ミュイ~ンとムーグが鳴らされますが、スペーシーということはなくってあくまで叙情的で、これはハットフィールドをはじめ広くプログレを聴いているリスナーなら掘り出し物な一枚!

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LIGHT YEAR/REVEAL THE FANTASTIC

70年代のアメリカ、それも西海岸のサンフランシスコに、これほど硬質でしなやかなジャズ・ロック・グループが居たとは!

浮遊感とリリシズムに溢れたマリンバが良いなぁ。

ハットフィールドやベルギーのCOSのファンは悶絶必至!

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いかがでしたか?

みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

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ハットフィールド&ザ・ノースのファンにオススメの世界のニッチなジャズ・ロック特集!

  • SHESHET / SHESHET

    イスラエル出身、気品溢れる傑作ジャズ・ロック、77年作!

    イスラエルのHATFIELD & THE NORTHと異名を取るグループ。77年の唯一作。気品溢れるピアノ、格調高くリリカルなフルートを中心に、クラシックやジャズの確かな素養が感じられる、完璧に構築されたサウンドを聴かせています。それにしても、各楽器、音の配置は全く無駄が無く、洗練されたアンサンブルは圧倒的な完成度。これは、ただただ唸るしかありません。精緻なタッチの流麗なエレキ、歌心いっぱいの動きまくるベース、しっとりとした歌声の女性Voなど、その他のメンバーもテクニック、センスともに抜群で、鳴らされるすべての音が活き活きと躍動しています。

    • 823662NMCXNMC

      スリップケース付、30周年記念仕様の2枚組で、DISC2には、幻の2ndアルバム用音源を収録!

      レーベル管理上、コンデションが良くない場合がございます。 ご了承ください。

  • MUSICA URBANA / MUSICA URBANA

    現代のスペインを代表する音楽家Joan Albert Amargosが結成したチェンバー・ロック・グループ、76年の名作1st

    スペインはバルセロナ出身、チェンバー/ジャズ・ロックの名グループ。76年にZELESTEレーベルよりリリースされた1st。後にクラシックから映画/演劇音楽でも名を残し現代スペインを代表する音楽家となるJoan Albert Amargosを中心に、60年代末から活躍するブラス・ロック・バンドMAQUINA!のメンバー、BARCELONA TRACTIONのKey奏者により結成。英米ロックから解放されたスパニッシュ・ロックの確立を目指していたようで、地中海音楽やアンダルシア音楽をはじめ、スペインのオペラであるサルスエラ(Zarzuela)も取り込んだチェンバー・ロックが特徴です。緻密かつ地中海の香り漂う芳醇なサウンドは、HATFIELD & THE NORTHのファンをはじめ、イスラエルのSHESHETやイタリアのAREAやPICCHIO DAL POZZOのファンにはたまらないはず。若きJoan Albert Amargosの才気ほとばしるイマジネーション豊かな名品です。

  • LIGHT YEAR / REVEAL THE FANTASTIC

    米ジャズ・ロック、74年作、女性ヴォーカル、マリンバをフィーチャーしたカンタベリー・タッチのサウンドが特徴

    サンフランシスコ出身のジャズ・ロック・バンド。74年作。ヨーロッパ的なアンニュイな女性ヴォーカルと、エレピの代わりにマリンバ奏者が在籍しているのが特筆。かなりスピーディーに牙をむくリズム隊、フュージョン・タッチの流麗でテクニカルなギター、そしてカンタベリーを彷彿とさせる洗練されていて浮遊感とリリシズムに溢れたマリンバの響き。国名を聴かなければアメリカとは思わないでしょう。ベルギーのCOSあたりが好みであれば、かなり気に入るはずです。デジパック仕様。

  • WIGWAM / BEING

    北欧シーンを代表するプログレ・グループ、73年4th、前作に勝るとも劣らない傑作!

    フィンランドのグループ、73年作4th。オルガン、シンセ、ピアノを中心とした叙情性溢れるアンサンブルとビートルズ的とも言えるポップなメロディーが印象的。ただ、歌心だけでなく、アレンジ、演奏もこのバンドの聴き所。ハットフィールドの1stを想わすような淡いジャズ・ロック、クラシック・ロック、テンション溢れるハード・ロックなどを巧みに織り交ぜた起伏に富んだ構成が秀逸。本作は各曲が切れ目無く続くトータル・アルバムになっており、アレンジの素晴らしさが際立っています。名作。

  • SPINETTA / A 18′ DEL SOL

    アルゼンチンを代表するミュージシャンでありギタリスト、カンタベリー風味の曲から超絶クロスオーヴァーまで見事な77年作

    現在でも活躍しているアルゼンチン音楽シーンの大御所Luis Alberto Spinettaが77年にリリースした1st。丁寧に紡がれる洗練されたギターと流麗なエレピによるHATFIELD AND THE NORTHを彷彿とさせるアンサンブルをバックに、センチメンタルなヴォーカルが、南米らしい詩情溢れるメロディーを繊細に歌い上げる。メロディアスなパートでの叙情豊かなアンサンブルはもとより、クロスオーヴァー色溢れるキレ味鋭いスリリングなアンサンブルも聴き所。楽曲、演奏とも最高レベル!カンタベリー・ミュージックのファン、第二期Jeff Beck Groupなどクロスオーヴァー・ロックのファンは必聴の傑作です。

  • SUPERSISTER / PRESENT FROM NANCY

    オランダ出身、カンタベリーを彷彿とさせるジャズ・ロック・グループ

    オランダのジャズ・ロック/アヴァンギャルド・グループ。70年のデビュー作。シャープで手数の多いドラム、アヴァンギャルドなタッチのピアノ&ファズ・オルガンなど、クールで切れ味鋭いアンサンブルは、SOFT MACHINEを彷彿とさせます。牧歌的で流れるようなヴォーカル&メロディや柔らかなフルートはCARAVANをイメージさせますし、アヴァンギャルドな暴力性はEGG譲り。アンサンブルの精緻さ、ジャンルのるつぼ的な雑食性、ユーモアなど、カンタベリー・ミュージックのファンはかなり気に入るグループでしょう。名作。

  • PEKKA POHJOLA / MATHEMATICIAN’S AIR DISPLAY

    北欧プログレッシヴ・ロックの最高峰WIGWAMで活躍したベーシスト/マルチ奏者、77年作、Mike Oldfield参加!

    WIGWAMで活躍したベーシスト。77年作にVIRGINよりリリースされた英国盤が復刻。本国リリース盤のタイトルは『KEESOJEN LEHTO』。Mike Oldfield、Sally Oldfield、Pierre Moerlenなどが参加。MikeのギターはPekkaの作風にばっちりはまっていて、知性溢れるイマジネーション豊かなフレーズが精緻に組み上がったアンサンブルからは、一級の工芸品のような切れ味を感じることができます。クールかつスリリングなサウンドは、北欧ジャズ・ロック/プログレッシヴ・ロックの最高峰と言っても過言ではありません。名作。

  • SOLUTION / DIVERGENCE

    オランダのジャズ・ロック・グループ72年2nd、叙情味あふれる名盤!

    同郷FOCUSとも親交を持つオランダのグループによる72年作2nd。叙情溢れるピアノに導かれて始まる繊細で美しい演奏からして名曲であることがひしひしと伝わってくる導入部。徐々にピアノが熱いフレーズを聴かせるようになると、こちらもまた熱気みなぎるサックスが登場。フルートもエレガントにメロディをなぞります。最終的にはスピーディーなサックスがリードしての抜群にカッコいいジャズ・ロック・アンサンブルへと発展。これは一曲目から問答無用のプログレッシヴ名曲。作品全体を見ても、前作での混沌としたマイナープログレ感はなくなり、堂に入ったジャジーなアンサンブルが見事に存在感を示しています。アンサンブルにほんのりと香るカンタベリー風味もまたたまりません。サックスが同郷の名バンドFOCUSでお馴染みのフレーズをメロディアスに歌い上げる場面も、プログレ・ファンなら思わずニヤリでしょう。演奏面/アレンジ面に前作からの確実な進化が感じられる名作です。

  • RODOLFO MEDEROS Y GENERACION CERO / DE TODAS MANERAS

    ハットフィールドやソフト・マシーンがタンゴをやったとしたら?バンドネオンをフィーチャーした南米ジャズ・ロックの名作!

    アルゼンチンのバンドネオン(タンゴで用いられるアコーディオンのような蛇腹楽器)奏者。ジャズ・ロック色の強い77年作。INVISIBLEのギタリストやESPIRITUのキーボーディストなど、プログレ人脈のゲストも注目。バンドネオンのサウンドは哀愁いっぱいですが、ドラムやギターが入ると一気にプログレッシヴに。手数多くシャープなドラム、ソフト・マシーンを彷彿とさせる硬質なキーボード、流麗な早弾きをビシバシとキめるギターなど、ソフト・マシーン『バンドルズ』あたりも彷彿とさせるアグレッシヴなサウンドで聴き手に迫ります。ビシバシとしたアンサンブルに圧倒されていると、バンドネオンが哀愁のフレーズを奏で、ギターがリリシズム溢れる泣きのフレーズを奏で、一気に南米色を増していき、聴き手の胸に迫ります。これは表現力豊かな素晴らしい作品です。名作!

  • JORDI SABATES / OCELLS DEL MES ENLLA

    スパニッシュ・ジャズ・ロックの名グループOMのピアニスト、バンド編成でRTFにも負けない芳醇なジャズ・ロックを聴かせる75年の傑作

    スペインはバルセロナ出身、60年代にPIC-NICというポップ・バンドで活躍し、70年代にはギタリストのToti Solerとともにスペインのジャズ・ロック・シーンの祖を築いたとも言われる名グループOMを結成したことで知られるピアニスト。Edigsa/Zelesteレーベルより75年にリリースされた2ndソロ。ピアノとエレピを基本にした前作とは異なり、バンド編成で録音。OMで一緒だった名ギタリストToti SolerとベースのManolo Eliasをはじめ、元JARCAのギタリスト、後にORQUESTRA MIRASOLで活躍するドラマーなどがサポート。女性ヴォーカルのスキャットもフィーチャーし、「RETURN TO FOREVERへのスペインからの回答」と言えるたおやかなアンサンブルから、ベルギーのCOSあたりに通じる暗黒カンタベリー的アンサンブルまで、とにかく演奏が芳醇なこと!ピアノやエレピはもちろんのこと、フィル・ミラー的な滑らかに緊張感あるフレーズからゴリゴリとアグレッシヴに弾き倒すフレーズまで縦横無尽なエレキも特筆。パーカッシヴなフラメンコ・ギターとの対比も見事です。15分を越えるオープニングの組曲はユーロ・ジャズ・ロック屈指と言える名曲。

  • COS / POSTAEOLIAN TRAIN ROBBERY

    ベルギーを代表するジャズ・ロック・グループ、74年作1st。ハットフィールドあたりからの影響が感じられるカンタベリーなサウンド。

    ベルギーを代表するジャズ・ロック・グループ、74年作1st。ハットフィールドあたりからの影響が感じられるカンタベリーなサウンドとフランス語によるスキャット風の女性ヴォーカルというスタイルが個性的な作品。メロディアスで印象的なフレーズを連発するベーシストをはじめ、メンバー全員の力量はもちろん、各パートが織り成すアンサンブルもまた抜群で、そのサウンドはかなりのレベル。ジャズ・ロック・ファンは聴いておいて損は無いグループです。

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