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Jethro Tullの13th。1980年発表。
トラッド3部作を発表後、エディ・ジョブソンと組んでソロ作を制作していたイアン・アンダーソンだが、マーティン・バレの参加など、あれよあれよという間にタルの作品に。
よって、「ポップな」「エレクトリック路線の」「異色作」などと言われる機会が多い本作ですが、大丈夫です。「タルの黄金期は『ストームウォッチ』までだな」なんて言わず、聞きましょう。
内容は確かにジョブソンの大活躍が目立つがタルはタル。アンダーソンが歌い、踊り、フルートを吹けばもはやタル。
シンセやエレクトリックヴァイオリンが目立つが、メロディや曲展開はいつも通りのかっこいいハードロックである。
特にソロにはIron Maidenに通じるものを感じた。
Jethro Tull(以下、タル)が好きだ。とにかく好きだ。自分でもなぜだかよくわからないが、聴くと落ち着くのだ。
イアン・アンダーソンのロマンがありながらアグレッシブな声、「ドゥッ、ドゥドゥ、ブオゥッ」というあのフルート、マーティン・バレのヘヴィーなギターの音色、アンダーソンのアコギの味わい深い音色、そして哀愁のメロディーとひねくれた歌詞。演劇的なステージ。
5大バンドの凄さやロックの歴史における功績はもちろん偉大なものであるし、愛聴もしたが、なぜだろう、タルを聞くと「ああ、やっぱりこれだ」という気分になる。
その中でも1971年発表の4th、「Aqualung」は一番思い入れがある。私のタル入門盤でもある。
とにかく隙がない。お馴染みのあのリフから終曲「Wind up」まで、バンドのステージを見ているかのようである。
そして各曲のレベルが恐ろしく高い。上で述べた彼らの美点がすべて入っているのだ。全曲名曲であり、タルのライヴでの定番曲ばかりである。
ブルーズからクラシック・フォーク的アプローチへ、小曲集からトータル性を感じさせるアルバム構成へと大きく脱皮した分水嶺となるアルバムでもある。
なお、示唆に富む歌詞や裏ジャケの記述から「コンセプトアルバム(神や宗教への疑念)」とよく言われるが、あまり意識しなくてもよいかも。アンダーソンも否定しているので。
でも聴いているとまるで全体にひとつのストーリーがあるかのように感じる。ここもまたこのアルバムの偉大なところであろう。
イギリスのプログレバンド、ジェスロ・タルの最高傑作の続編。イアン・アンダーソンのソロ名義でのリリース。2012年作。
フルートの音色、フォーキーな味わい、続編という興味深いコンセプトなど確かにジェスロ・タル(イアン・アンダーソン)的世界であり、今のバンドでは決して出せない味わいもある。ファンは必聴、なのだが、あの大名作であった前作(ジェラルドの汚れなき世界)と比較するとやはり曲がつまらない。特にエキサイティングな展開の妙に欠け、メロディもどうも単調でついBGMとして聞き流してしまいそうになる。
こちらの期待しすぎ、というのもあるだろうが、それは彼も覚悟の上のはず。
もしこれがこのタイトルでなかったらアダルトなフォーク調プログレ作としてそれなりに評価できたのだが、、、どうした、イアン・アンダーソン。
と思ってたら、これのさらに続編が!これが素晴らしかった、というオチでした。
英国出身のプログレバンドのデビュー作。2015年発表。
初めて聞いたときは思わず膝を叩いた。そうだ、これが今この時代に提示できるプログレッシブロックなのだ、と。
Yes的な曲展開、Genesis的な英国サウンド、ハケットやラティマーを思わせるギターワーク(1曲目のギターソロ!)など、「古き良きプログレ」の面影を感じさせながら、しかしそれらのバンドそのままの音では決してない。しっかりと咀嚼しながら、コンパクトにまとめ、キャッチーな曲へと収束している。彼らが影響を公言するSpock's BeardやBig Big Trainにも通じる現代プログレとしての表現である。
このあたりの聴きやすさと屈折の中に光るプログレらしさ、ポップさとテクニカルさのバランスが素晴らしい。曲も複雑なのに起承転結がしっかりとあり、アメリカ進出前のQueen(特にフレディ・マーキュリーが作る曲。ボヘミアン・ラプソディ!)のような、「プログレッシブなのにわかりやすい」という不思議な感覚が内在している。これは凄いことだと思う。
個人的には自分に「音楽探求の旅の終わり」を一瞬予感させた唯一のバンドである。ああ、このバンドがいればいいや、みたいな。一瞬思っちゃいました。
当然2ndも必聴。次はライブ盤らしい。カケレコさん、取り扱いお願いします!
イタリアン・ジャズロックの最高峰の再結成復活作。2000年発表。
ほぼオリジナルメンバーで15年ぶりに発表された作品である。
ファンとしてはどうしても1st「Tilt」路線を期待してしまうわけだが、この作品で聞けるのはよりアダルトでコンテンポラリーなジャズロック・フュージョンである。
かつての”手数王”フリオ・キリコの超絶ドラミングは影を潜め(と思ってたら爆発する瞬間もある)、より叙情的、地中海的なメロディを強調した味わい深いサウンドとなっている。
しかしながら決して「腕が落ちたから逃げた」わけではないところがこのバンドの凄いところ。そもそも、彼らの美点はテクニックとメロディ(インストなのに歌心!)、曲展開が絶妙に合わさったところにあるわけで、テクだけに注目するのは誤りだと個人的に思う。そのあたりは多分にベッペ・クロベッラとジジ・ヴェネゴーニの曲作りセンスのよさであろう。
いろいろ書いてきたがラストの「重力9.81」のリメイクですべてひっくり返る!
実際にこの後、何度も来日し素晴らしいステージを披露しているのだった。まだまだいけるぜ!2019年も楽しみだ!行けないけど(涙)。
イタリアン・ジャズロックの最高峰の再結成復活作。2000年発表。
ほぼオリジナルメンバーで15年ぶりに発表された作品である。
ファンとしてはどうしても1st「Tilt」路線を期待してしまうわけだが、この作品で聞けるのはよりアダルトでコンテンポラリーなジャズロック・フュージョンである。
かつての”手数王”フリオ・キリコの超絶ドラミングは影を潜め(と思ってたら爆発する瞬間もある)、より叙情的、地中海的なメロディを強調した味わい深いサウンドとなっている。
しかしながら決して「腕が落ちたから逃げた」わけではないところがこのバンドの凄いところ。そもそも、彼らの美点はテクニックとメロディ(インストなのに歌心!)、曲展開が絶妙に合わさったところにあるわけで、テクだけに注目するのは誤りだと個人的に思う。そのあたりは多分にベッペ・クロベッラとジジ・ヴェネゴーニの曲作りセンスのよさであろう。
いろいろ書いてきたがラストの「重力9.81」のリメイクですべてひっくり返る!
実際にこの後、何度も来日し素晴らしいステージを披露しているのだった。まだまだいけるぜ!2019年も楽しみだ!行けないけど(涙)。
イタリアのヘヴィシンフォバンド、ラ・マスケラ・ディ・チェッラの4th。2009年作。
70年代イタリアンプログレの栄光を取り戻すべく結成され、高品質なヘヴィシンフォ作をリリースしてきたこのバンドだが、初めに聞くべきはこの4thアルバムである。これまでよりもメロディが前面に出ており、イタリア特有の「怪しさ」よりも、哀愁の美メロ、激しいバンドアンサンブルなど、疾走感や勢いは過去最高である。
前作「Lux Ade」と比較すると、前作を「陰」とすれば明らかに「陽」といえる。
特筆すべきはバンド初のギタリストとしてMatteo Nahumが加入し、泣き泣きのプレイをしていることである。最終曲の5分20秒過ぎからのギターソロなんて悶絶もの。すぐに脱退したことが本当に惜しまれる。あんまりいい辞め方じゃなかったみたいなんだよな、、、
イタリアンシンフォバンドの唯一作。75年発表。
イタリアンプログレの衰退期にリリースされた、まさに「イタリアンロック最後の名盤」と呼ぶにふさわしい脅威の完成度です。
基本はやはりジェネシス的な叙情にあふれたシンフォなんですが、ダイナミズムにあふれた泣き一歩手前のギター、いかにもイタリアなたたみかけるリズム隊、ジャズとシンフォの理想的な配分で曲を引っ張る(あるいは引っ掻き回す)サックス、フルートなどの管楽器類。そして何より美しくポップとさえ言いたくなるコーラスと歌メロ。うーん、素晴らしい。
今でも十分名盤だが、もう少し早くリリースされていればPFMやバンコに並ぶ息の長いグループになったかも。残念である。
アイルランドの孤高のロッカー ヴァン・モリソンの1970年作。
彼の作品は難解というイメージを持つ人もいるかと思うが、その中でもこのアルバムは最も親しみやすいのではないか。よってこれから彼のアルバムを聞こうという入門者にも自信をもっておすすめできる。
ジャズやソウルやロックを融合した落ち着いた雰囲気を持つ楽曲群(特に旧A面)の中でギラリと光るのが名曲にしてタイトルトラックの「Moondance」。実にクールな4ビートジャズでありながら、完全なる癒しのロック。若干21歳にしてこの渋さ。ザ・バンドとの交流や互いへの影響、後のスティングへの影響も伺える。
アイルランドの孤高のロッカー ヴァン・モリソンの1970年作。
彼の作品は難解というイメージを持つ人もいるかと思うが、その中でもこのアルバムは最も親しみやすいのではないか。よってこれから彼のアルバムを聞こうという入門者にも自信をもっておすすめできる。
ジャズやソウルやロックを融合した落ち着いた雰囲気を持つ楽曲群(特に旧A面)の中でギラリと光るのが名曲にしてタイトルトラックの「Moondance」。実にクールな4ビートジャズでありながら、完全なる癒しのロック。若干21歳にしてこの渋さ。ザ・バンドとの交流や互いへの影響、後のスティングへの影響も伺える。
Jethro Tullの13th。1980年発表。
トラッド3部作を発表後、エディ・ジョブソンと組んでソロ作を制作していたイアン・アンダーソンだが、マーティン・バレの参加など、あれよあれよという間にタルの作品に。
よって、「ポップな」「エレクトリック路線の」「異色作」などと言われる機会が多い本作ですが、大丈夫です。「タルの黄金期は『ストームウォッチ』までだな」なんて言わず、聞きましょう。
内容は確かにジョブソンの大活躍が目立つがタルはタル。アンダーソンが歌い、踊り、フルートを吹けばもはやタル。
シンセやエレクトリックヴァイオリンが目立つが、メロディや曲展開はいつも通りのかっこいいハードロックである。
特にソロにはIron Maidenに通じるものを感じた。
また、付属DVDの「Slipstream」は必見。タル版「永遠の詩」ともいえる内容で、彼らがなぜアメリカで人気があるのかがよくわかる。
ジェラルドの新聞が出てきたり、アンダーソンはいつもの(?)ホームレス姿で登場したりなど、ここまでの彼らの集大成的内容にもなっている。
「貴公子」ジョブソンと「怪人」アンダーソンの対比も素晴らしい。
1曲目「Black Sunday」のイントロ後、フルートを片手に飛び出してくるアンダーソン!観客に向かっていきなり吹き倒す!
私は高校時代これを見て「アコースティックの渋いおやじバンド」というタルのイメージが変わりました。
Jethro Tullの5th。1972年発表。邦題は「ジェラルドの汚れなき世界」。まぎれもなくタルの最高傑作である。
ジェラルド・ボストックという8歳の天才少年が書いた詩に曲をつけたもの、というコンセプトでそのジェラルド少年やバンドメンバーが登場する新聞記事に包まれた形で発売された。
もちろん、全部でっち上げで本当はイアン・アンダーソンが作詞・作曲している。
前作「Aqualung」を勝手に「コンセプトアルバム」とメディアに喧伝されたことへの反発から生まれたコンセプトアルバムのパロディである。
新聞記事など実際のアルバムより作成に時間がかかったらしい。
内容はAB面各20分合わせて1曲という衝撃的なもの。
ベースは純英国産ブルーズ・フォークロックなのだが、
もはやこの時期のタルはその範疇に収まらない。
山あり谷ありの激しい展開に風刺と皮肉に満ちた歌詞が乗る、アヴァンギャルドな内容なのだが、アコースティックとエレクトリック、静と動の組み合わせが実に絶妙。そこがこのアルバムのすごいところである。
特に牧歌的なアコースティックギターとフルートで始まる冒頭の後、
5分過ぎからのエレクトリックな展開とメロディーは絶品。
後者はアルバム発表前のライブでも演奏されており、実にかっこいい。
しかしこんなアルバムがアメリカで1位になるとは...いい時代だったなぁ。
余談だが、高校時代、授業の間の10分休みにこれを聞こうと、
10分ずつ5回に分けて聞いていたが全く良さがわからなかった(笑)。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドP.F.M.の通算3作目にして世界デビュー第一作。1973年リリース。
英国プログレ(KING CRIMSON, ELP, GENESIS etc)からの多大な影響をベースに、イタリアのバンドとしてのアイデンティティである叙情性を十分に含ませた、まさに名作と言える一枚。とにかく1曲目「River of Life 」の美しさといったら...多くのロックファンを虜にするだけの怪しい魅力を放っている。
多くのイタリアンロックファンはみんなこのアルバムから入った。そして、今もこれを求め続けて、音楽探求の旅をしているといえる。
イタリアのシンフォバンド。2017年作。1st。
ゆったりとしたミドルテンポの楽曲にイタリア語の熱い歌唱が乗る、味わい深いシフォニックロック。
イタリアンロックの美点は「テクニカルなアンサンブル」や「ドラマティックな曲展開」「哀愁のメロディ」などいろいろあると思うが、ここまで日本人に受け入れられたのはそこに「歌心」があったからではないかと個人的に思う。このバンドの曲を聞いたとき、なぜ自分がイタリアンロックが好きなのかを改めて思い出させてくれた。
全体的に落ち着いた雰囲気が充満しており、「大人のP.F.M.」といった印象をもった。すべての楽器が出しゃばり過ぎず、「歌」を支えているのだ。
ただ「ゆったりとした」とは結局はリズムパターンが単調であるとも言えるわけで、次作以降はドラムの奮起を期待したいところ。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドP.F.M.の通算3作目にして世界デビュー第一作。1973年リリース。
英国プログレ(KING CRIMSON, ELP, GENESIS etc)からの多大な影響をベースに、イタリアのバンドとしてのアイデンティティである叙情性を十分に含ませた、まさに名作と言える一枚。とにかく1曲目「River of Life 」の美しさといったら...多くのロックファンを虜にするだけの怪しい魅力を放っている。
多くのイタリアンロックファンはみんなこのアルバムから入った。そして、今もこれを求め続けて、音楽探求の旅をしているといえる。
ディランの1978年、初来日時の武道館ライヴ盤。
後追いで聞いた世代なのだが、正直このときのライヴは賛否両論だったとのこと。
やれ「アレンジが全然違う」やら「女性コーラスはいらない」やら「サックスは合ってない」やら、、、その前の「ローリングサンダーレビュー」が伝説扱いされていたからなおさらだったのだろう。
アルバムでいえば「ストリート・リーガル」リリース前のタイミングという、一番ソウルっぽい音楽性の時期であったことを考えれば、このようなステージであったことも頷ける。あくまでも後追いの評価だが。
しかしながら、この時期のディランが来日したということだけでも貴重な瞬間であった。味わい深いライヴ盤である。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドP.F.M.の通算3作目にして世界デビュー第一作。1973年リリース。
英国プログレ(KING CRIMSON, ELP, GENESIS etc)からの多大な影響をベースに、イタリアのバンドとしてのアイデンティティである叙情性を十分に含ませた、まさに名作と言える一枚。とにかく1曲目「River of Life 」の美しさといったら...多くのロックファンを虜にするだけの怪しい魅力を放っている。
多くのイタリアンロックファンはみんなこのアルバムから入った。そして、今もこれを求め続けて、音楽探求の旅をしているといえる。
エイジアのオリジナルメンバーを揃えての復活作。2008年リリース。
ウェットンのソロなどで来日するたびに「エイジアの復活は?」と聞かれてきたわけだが、正直、自分はどうでもよかった。
しかしながらこの適度にハードなギター、華やかなシンセ音、そして相変わらずの節回しを含むヴォーカルを聞くと、「ああ、エイジアだなあ」としみじみと感じ入ってしまう自分がいた。
楽曲も「アストラ」の延長にあるキャッチーかつシンフォニックなものであり、この25年ぶりの復活作が成功であることは明らかである。
ウェットン最後の10年を振り返る際には必聴だと思う。
Jethro Tull(以下、タル)が好きだ。とにかく好きだ。自分でもなぜだかよくわからないが、聴くと落ち着くのだ。
イアン・アンダーソンのロマンがありながらアグレッシブな声、「ドゥッ、ドゥドゥ、ブオゥッ」というあのフルート、マーティン・バレのヘヴィーなギターの音色、アンダーソンのアコギの味わい深い音色、そして哀愁のメロディーとひねくれた歌詞。演劇的なステージ。
5大バンドの凄さやロックの歴史における功績はもちろん偉大なものであるし、愛聴もしたが、なぜだろう、タルを聞くと「ああ、やっぱりこれだ」という気分になる。
その中でも1971年発表の4th、「Aqualung」は一番思い入れがある。私のタル入門盤でもある。
とにかく隙がない。お馴染みのあのリフから終曲「Wind up」まで、バンドのステージを見ているかのようである。
そして各曲のレベルが恐ろしく高い。上で述べた彼らの美点がすべて入っているのだ。全曲名曲であり、タルのライヴでの定番曲ばかりである。
ブルーズからクラシック・フォーク的アプローチへ、小曲集からトータル性を感じさせるアルバム構成へと大きく脱皮した分水嶺となるアルバムでもある。
なお、示唆に富む歌詞や裏ジャケの記述から「コンセプトアルバム(神や宗教への疑念)」とよく言われるが、あまり意識しなくてもよいかも。アンダーソンも否定しているので。
でも聴いているとまるで全体にひとつのストーリーがあるかのように感じる。ここもまたこのアルバムの偉大なところであろう。
Jethro Tull(以下、タル)が好きだ。とにかく好きだ。自分でもなぜだかよくわからないが、聴くと落ち着くのだ。
イアン・アンダーソンのロマンがありながらアグレッシブな声、「ドゥッ、ドゥドゥ、ブオゥッ」というあのフルート、マーティン・バレのヘヴィーなギターの音色、アンダーソンのアコギの味わい深い音色、そして哀愁のメロディーとひねくれた歌詞。演劇的なステージ。
5大バンドの凄さやロックの歴史における功績はもちろん偉大なものであるし、愛聴もしたが、なぜだろう、タルを聞くと「ああ、やっぱりこれだ」という気分になる。
その中でも1971年発表の4th、「Aqualung」は一番思い入れがある。私のタル入門盤でもある。
とにかく隙がない。お馴染みのあのリフから終曲「Wind up」まで、バンドのステージを見ているかのようである。
そして各曲のレベルが恐ろしく高い。上で述べた彼らの美点がすべて入っているのだ。全曲名曲であり、タルのライヴでの定番曲ばかりである。
ブルーズからクラシック・フォーク的アプローチへ、小曲集からトータル性を感じさせるアルバム構成へと大きく脱皮した分水嶺となるアルバムでもある。
なお、示唆に富む歌詞や裏ジャケの記述から「コンセプトアルバム(神や宗教への疑念)」とよく言われるが、あまり意識しなくてもよいかも。アンダーソンも否定しているので。
でも聴いているとまるで全体にひとつのストーリーがあるかのように感じる。ここもまたこのアルバムの偉大なところであろう。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドの1st。71年作。
クリムゾン、ジェスロ・タルなど英国プログレの影響を徹底的に咀嚼し血肉化、イタリアならではの叙情・泣きを発散しながら、鉄壁のアンサンブルでクラシックとロックとジャズが完璧に融合した唯一無二のサウンドを奏でる。それも限りなく美しいメロディラインに乗せて。まさに金字塔にして大名盤。
「幻の映像」以降の作品に比べるとプロダクションにアマさはあるが、このアルバムを愛する者にとってはそれさえも愛おしくなる。なによりもイタリア語の素朴な響きが感動を呼ぶ。「九月の情景」でメロトロンとムーグがぐわーっと迸るところとか、何千回も聞いてて来るとわかってるのに泣ける。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドの1st。71年作。
クリムゾン、ジェスロ・タルなど英国プログレの影響を徹底的に咀嚼し血肉化、イタリアならではの叙情・泣きを発散しながら、鉄壁のアンサンブルでクラシックとロックとジャズが完璧に融合した唯一無二のサウンドを奏でる。それも限りなく美しいメロディラインに乗せて。まさに金字塔にして大名盤。
「幻の映像」以降の作品に比べるとプロダクションにアマさはあるが、このアルバムを愛する者にとってはそれさえも愛おしくなる。なによりもイタリア語の素朴な響きが感動を呼ぶ。「九月の情景」でメロトロンとムーグがぐわーっと迸るところとか、何千回も聞いてて来るとわかってるのに泣ける。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドの1st。71年作。
クリムゾン、ジェスロ・タルなど英国プログレの影響を徹底的に咀嚼し血肉化、イタリアならではの叙情・泣きを発散しながら、鉄壁のアンサンブルでクラシックとロックとジャズが完璧に融合した唯一無二のサウンドを奏でる。それも限りなく美しいメロディラインに乗せて。まさに金字塔にして大名盤。
「幻の映像」以降の作品に比べるとプロダクションにアマさはあるが、このアルバムを愛する者にとってはそれさえも愛おしくなる。なによりもイタリア語の素朴な響きが感動を呼ぶ。「九月の情景」でメロトロンとムーグがぐわーっと迸るところとか、何千回も聞いてて来るとわかってるのに泣ける。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドの1st。71年作。
クリムゾン、ジェスロ・タルなど英国プログレの影響を徹底的に咀嚼し血肉化、イタリアならではの叙情・泣きを発散しながら、鉄壁のアンサンブルでクラシックとロックとジャズが完璧に融合した唯一無二のサウンドを奏でる。それも限りなく美しいメロディラインに乗せて。まさに金字塔にして大名盤。
「幻の映像」以降の作品に比べるとプロダクションにアマさはあるが、このアルバムを愛する者にとってはそれさえも愛おしくなる。なによりもイタリア語の素朴な響きが感動を呼ぶ。「九月の情景」でメロトロンとムーグがぐわーっと迸るところとか、何千回も聞いて来るとわかってるのに泣ける。
真にプレグレッシヴなイタリアンシンフォバンド。1st。1974年作。
そもそもバンド名がそうなのだが、クラシックとアヴァンギャルドを完璧に融合させた真の意味でのプログレッシヴシンフォバンドであり、不世出の傑作と断言したい。
ドネラ・デル・モナコによる神々しいまでのソプラノヴォイスと、ピアノやハープシコードなどで演奏されるクラシカルなメロディに酔いしれていたと思ったら、突然不気味でおどろおどろしい展開をみせ、聞き手を何とも言えない恐怖に陥れる。
イル・バレット・ディ・ブロンゾの「YS」と並ぶ名盤である。それにしてもこの時期のイタリアは凄い!
なんかいいバンドいないかな、と思い、カケレコさんの「新品CDプレゼント」を利用。いや〜届くまでのドキドキがハンパなかった。こんな気持ちは久しぶり。予想なんかしながら待ってましたが、届いたのがこの作品。イタリアのプログレ・シフォ系バンドの2018年作。全くノーマークでしたが予想を裏切り、期待は全く裏切らなかった!
カケレコさんのレビューには「つややかでクリアなトーンのキーボード・サウンド」「清涼感」などのワードが出ていましたが、ギターソロもメロディアスでありながら実にドラマティック。ボーカルの声質からか、個人的には実に骨太なバンドという印象を受けました。曲の展開もキチンと「プログレ」しており、バリエーション豊かで一気に最後まで聞けます。
70年代のプログレ的精神と音楽性を備えながら、モダンなテクニックと音作りを備えた好バンドの快作です。
GENESISの元ギタリストの4thソロ・アルバム。80年作。
前作「SPECTRAL MORNINGS」を踏襲した内容、というより明らかに対をなすアルバムであり、合わせて所有しておきたい。参加メンバーも前作と同じである。
ただ全体的にはややダークな雰囲気が漂い、前作のようなここ!という決め手には欠ける。特に1曲目はまるでZepの「Kashmir」やQeenの「Innuendo」を連想させ、前作の「Every Day」とは明らかに真逆の印象である。
しかしポップな2曲目を経て、再びダークな3曲目と進むころには、実はこのアルバムは意図的に明と暗を交互に繰り返していることに気付く。互いに引き立てあっている構造なのだ。
すべての曲に共通する「美」と繊細なギタープレイ、そして叙情という「ハケット・サウンド」はこのアルバムで一層磐石になった。明らかに彼の傑作の一枚である。
元ジェネシスのギタリスト、スティーヴ・ハケットのソロ2nd。1978発表。
よくスティーヴ・ウォルシュが参加した1曲目「Narnia」や、ランディ・クロフォード、リッチー・ヘヴンスなどの豪華なゲストヴォーカリスト参加から「歌ものアルバム」として紹介されるが、それだけが魅力ではない。
後半(旧B面)が絶品なのだ。
名曲「Hoping Love Will Last」からフィナーレの「Icarus Ascending」まで切れ目なく展開する、まさに「Please Don’t Touch」組曲ともいえる劇的・感動的な世界であり、これこそがハケットの真骨頂なのだと思う。
ジェネシスでも本当はこういうことがやりたかったんだろうなぁ。
Jethro Tullの13th。1980年発表。
トラッド3部作を発表後、エディ・ジョブソンと組んでソロ作を制作していたイアン・アンダーソンだが、マーティン・バレの参加など、あれよあれよという間にタルの作品に。
よって、「ポップな」「エレクトリック路線の」「異色作」などと言われる機会が多い本作ですが、大丈夫です。「タルの黄金期は『ストームウォッチ』までだな」なんて言わず、聞きましょう。
内容は確かにジョブソンの大活躍が目立つがタルはタル。アンダーソンが歌い、踊り、フルートを吹けばもはやタル。
シンセやエレクトリックヴァイオリンが目立つが、メロディや曲展開はいつも通りのかっこいいハードロックである。
特にソロにはIron Maidenに通じるものを感じた。
また、付属DVDの「Slipstream」は必見。タル版「永遠の詩」ともいえる内容で、彼らがなぜアメリカで人気があるのかがよくわかる。
ジェラルドの新聞が出てきたり、アンダーソンはいつもの(?)ホームレス姿で登場したりなど、ここまでの彼らの集大成的内容にもなっている。
「貴公子」ジョブソンと「怪人」アンダーソンの対比も素晴らしい。
1曲目「Black Sunday」のイントロ後、フルートを片手に飛び出してくるアンダーソン!観客に向かっていきなり吹き倒す!
私は高校時代これを見て「アコースティックの渋いおやじバンド」というタルのイメージが変わりました。
Jethro Tull(以下、タル)が好きだ。とにかく好きだ。自分でもなぜだかよくわからないが、聴くと落ち着くのだ。
イアン・アンダーソンのロマンがありながらアグレッシブな声、「ドゥッ、ドゥドゥ、ブオゥッ」というあのフルート、マーティン・バレのヘヴィーなギターの音色、アンダーソンのアコギの味わい深い音色、そして哀愁のメロディーとひねくれた歌詞。演劇的なステージ。
5大バンドの凄さやロックの歴史における功績はもちろん偉大なものであるし、愛聴もしたが、なぜだろう、タルを聞くと「ああ、やっぱりこれだ」という気分になる。
その中でも1971年発表の4th、「Aqualung」は一番思い入れがある。私のタル入門盤でもある。
とにかく隙がない。お馴染みのあのリフから終曲「Wind up」まで、バンドのステージを見ているかのようである。
そして各曲のレベルが恐ろしく高い。上で述べた彼らの美点がすべて入っているのだ。全曲名曲であり、タルのライヴでの定番曲ばかりである。
ブルーズからクラシック・フォーク的アプローチへ、小曲集からトータル性を感じさせるアルバム構成へと大きく脱皮した分水嶺となるアルバムでもある。
なお、示唆に富む歌詞や裏ジャケの記述から「コンセプトアルバム(神や宗教への疑念)」とよく言われるが、あまり意識しなくてもよいかも。アンダーソンも否定しているので。
でも聴いているとまるで全体にひとつのストーリーがあるかのように感じる。ここもまたこのアルバムの偉大なところであろう。
イタリアを代表するプログレッシヴ・ロックバンドP.F.M.の通算3作目にして世界デビュー第一作。1973年リリース。
英国プログレ(KING CRIMSON, ELP, GENESIS etc)からの多大な影響をベースに、イタリアのバンドとしてのアイデンティティである叙情性を十分に含ませた、まさに名作と言える一枚。とにかく1曲目「River of Life 」の美しさといったら...多くのロックファンを虜にするだけの怪しい魅力を放っている。
多くのイタリアンロックファンはみんなこのアルバムから入った。そして、今もこれを求め続けて、音楽探求の旅をしているといえる。
Jethro Tull(以下、タル)が好きだ。とにかく好きだ。自分でもなぜだかよくわからないが、聴くと落ち着くのだ。
イアン・アンダーソンのロマンがありながらアグレッシブな声、「ドゥッ、ドゥドゥ、ブオゥッ」というあのフルート、マーティン・バレのヘヴィーなギターの音色、アンダーソンのアコギの味わい深い音色、そして哀愁のメロディーとひねくれた歌詞。演劇的なステージ。
5大バンドの凄さやロックの歴史における功績はもちろん偉大なものであるし、愛聴もしたが、なぜだろう、タルを聞くと「ああ、やっぱりこれだ」という気分になる。
その中でも1971年発表の4th、「Aqualung」は一番思い入れがある。私のタル入門盤でもある。
とにかく隙がない。お馴染みのあのリフから終曲「Wind up」まで、バンドのステージを見ているかのようである。
そして各曲のレベルが恐ろしく高い。上で述べた彼らの美点がすべて入っているのだ。全曲名曲であり、タルのライヴでの定番曲ばかりである。
ブルーズからクラシック・フォーク的アプローチへ、小曲集からトータル性を感じさせるアルバム構成へと大きく脱皮した分水嶺となるアルバムでもある。
なお、示唆に富む歌詞や裏ジャケの記述から「コンセプトアルバム(神や宗教への疑念)」とよく言われるが、あまり意識しなくてもよいかも。アンダーソンも否定しているので。
でも聴いているとまるで全体にひとつのストーリーがあるかのように感じる。ここもまたこのアルバムの偉大なところであろう。
真にプレグレッシヴなイタリアンシンフォバンド。1st。1974年作。
そもそもバンド名がそうなのだが、クラシックとアヴァンギャルドを完璧に融合させた真の意味でのプログレッシヴシンフォバンドであり、不世出の傑作と断言したい。
ドネラ・デル・モナコによる神々しいまでのソプラノヴォイスと、ピアノやハープシコードなどで演奏されるクラシカルなメロディに酔いしれていたと思ったら、突然不気味でおどろおどろしい展開をみせ、聞き手を何とも言えない恐怖に陥れる。
イル・バレット・ディ・ブロンゾの「YS」と並ぶ名盤である。それにしてもこの時期のイタリアは凄い!
真にプレグレッシヴなイタリアンシンフォバンド。1st。1974年作。
そもそもバンド名がそうなのだが、クラシックとアヴァンギャルドを完璧に融合させた真の意味でのプログレッシヴシンフォバンドであり、不世出の傑作と断言したい。
ドネラ・デル・モナコによる神々しいまでのソプラノヴォイスと、ピアノやハープシコードなどで演奏されるクラシカルなメロディに酔いしれていたと思ったら、突然不気味でおどろおどろしい展開をみせ、聞き手を何とも言えない恐怖に陥れる。
イル・バレット・ディ・ブロンゾの「YS」と並ぶ名盤である。それにしてもこの時期のイタリアは凄い!
Jethro Tullの5th。1972年発表。邦題は「ジェラルドの汚れなき世界」。まぎれもなくタルの最高傑作である。
ジェラルド・ボストックという8歳の天才少年が書いた詩に曲をつけたもの、というコンセプトでそのジェラルド少年やバンドメンバーが登場する新聞記事に包まれた形で発売された。
もちろん、全部でっち上げで本当はイアン・アンダーソンが作詞・作曲している。
前作「Aqualung」を勝手に「コンセプトアルバム」とメディアに喧伝されたことへの反発から生まれたコンセプトアルバムのパロディである。
新聞記事など実際のアルバムより作成に時間がかかったらしい。
内容はAB面各20分合わせて1曲という衝撃的なもの。
ベースは純英国産ブルーズ・フォークロックなのだが、
もはやこの時期のタルはその範疇に収まらない。
山あり谷ありの激しい展開に風刺と皮肉に満ちた歌詞が乗る、アヴァンギャルドな内容なのだが、アコースティックとエレクトリック、静と動の組み合わせが実に絶妙。そこがこのアルバムのすごいところである。
特に牧歌的なアコースティックギターとフルートで始まる冒頭の後、
5分過ぎからのエレクトリックな展開とメロディーは絶品。
後者はアルバム発表前のライブでも演奏されており、実にかっこいい。
しかしこんなアルバムがアメリカで1位になるとは...いい時代だったなぁ。
余談だが、高校時代、授業の間の10分休みにこれを聞こうと、
10分ずつ5回に分けて聞いていたが全く良さがわからなかった(笑)。
Jethro Tullの5th。1972年発表。邦題は「ジェラルドの汚れなき世界」。まぎれもなくタルの最高傑作である。
ジェラルド・ボストックという8歳の天才少年が書いた詩に曲をつけたもの、というコンセプトでそのジェラルド少年やバンドメンバーが登場する新聞記事に包まれた形で発売された。
もちろん、全部でっち上げで本当はイアン・アンダーソンが作詞・作曲している。
前作「Aqualung」を勝手に「コンセプトアルバム」とメディアに喧伝されたことへの反発から生まれたコンセプトアルバムのパロディである。
新聞記事など実際のアルバムより作成に時間がかかったらしい。
内容はAB面各20分合わせて1曲という衝撃的なもの。
ベースは純英国産ブルーズ・フォークロックなのだが、
もはやこの時期のタルはその範疇に収まらない。
山あり谷ありの激しい展開に風刺と皮肉に満ちた歌詞が乗る、アヴァンギャルドな内容なのだが、アコースティックとエレクトリック、静と動の組み合わせが実に絶妙。そこがこのアルバムのすごいところである。
特に牧歌的なアコースティックギターとフルートで始まる冒頭の後、
5分過ぎからのエレクトリックな展開とメロディーは絶品。
後者はアルバム発表前のライブでも演奏されており、実にかっこいい。
しかしこんなアルバムがアメリカで1位になるとは...いい時代だったなぁ。
余談だが、高校時代、授業の間の10分休みにこれを聞こうと、
10分ずつ5回に分けて聞いていたが全く良さがわからなかった(笑)。
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