2021年9月9日 | カテゴリー:カケレコ新品棚お散歩隊,世界のロック探求ナビ
タグ: ハード・ロック
新品棚をブラっとお散歩して気になるタイトルをまとめてご紹介させていただく「新品棚お散歩隊」、今回は「〇〇・ハード」を求めて、ちょっと新品棚をのぞいてみます
さっそくありました「〇〇・ハード」、こんなところに「サイケ・ハード」があるじゃあないですか。
ロンドン・アンダーグラウンドの熱気を体現した、変名「ELECTRIC BANANA」名義、サイケ・ハード3作品を一挙収録しているこちらのタイトルです。
■PRETTY THINGS / ELECTRIC BANANA SESSIONS (1967-1969)
英サイケ・ハードな充実のチューンのオン・パレード!唸りをあげる紫煙のファズ・ギター、Twinkによるとにかくドタバタと叩きまくりのドラム・プレイに、よれたサイケ・ポップ感覚が満載。ちなみに一曲一曲に対して次の曲はインストという一風変わった構成。オルガンとエレキの反復に反復をひたすら繰り返し加速するフレーズの応射に、思わず気持ちよくなってしまいます。
続いてはこちら、「サザン・ハード」をみつけましたよ。
これは米ニューメキシコ出身サザン・ハード・バンド、79年唯一作ですね。
■JOHN STREET ROCKETS / ROCK AND ROLL THE HARD WAY
その名の通り、ロケットの如くハイテンションに突き進んでいくサウンドが特徴!ワイルドさは折り紙付きです。
一度みつかるとぞろぞろ出てきますね、「〇〇・ハード」、お次は「ブルース・ハード」です。
ブルージーなファズ・ギター、荒々しく太いシャウト・ヴォーカルが炸裂。
STEEL RIVER / WEIGHIN HEAVY
R&Bベースのむせび泣くオルガン、エッジの立ったブルージーでスリリングなギター、力強くスウィングするリズム隊、太い喉を聴かせるヴォーカルによる、硬質でソリッドなブルース・ハードです。
おっと、こいつを見逃していました。
ユーライア・ヒープばりに荘厳で、ハンブル・パイばりにソウルフルなニューヨーク産「オルガン・ハード」です。
LIQUID SMOKE / LIQUID SMOKE
英オルガン・ハードからの影響を軸に、R&B~ファンクからサイケまでをまぶしたアメリカならではの鋭角かつグルーヴィーな佳曲ぞろい。マイナーなバンドとは思えない安定したテクニックとバンド全体の一体感で、ソリッドかつ熱く畳みかける好盤です。
最後はこちら、「プログレ・ハード」で締めくくりましょう。
76年~78年に活動したニュージーランド出身のプログレ・ハード・バンド、77年の唯一作。ピーター・ガブリエルにちんどん屋&サーカス風味を加えたような演劇的かつ素っ頓狂なヴォーカルがいきなり強烈。
AIRLORD / CLOCKWORK REVENGE
テープを早回ししてるような焦燥感たっぷりの演奏、切れこむ変拍子、忙しなく動きまわるベース、子供の声みたいなコーラス、何とも奇天烈な迷盤です。
いっぱいありましたね、「〇〇・ハード」。
もちろん、ご紹介させていただいた作品以外にも「〇〇・ハード」はたっぷりございます。
ご興味ありましたら関連記事から記事探求もどうぞ。
▼関連記事
【関連記事】
スタッフが日替わりのテーマでオススメ作品をご紹介する「日々是ロック」。今日はひっそり充実中のジャーマンものコーナーからハード・ロック作品をセレクト!
【関連記事】
KAKERECO DISC GUIDE、今回はボブ・マーレー『EXODUS』でも知られるギタリスト率いる英国ファンク・ロック、HANSONの74年2ndをご紹介!
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!