2020年3月23日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
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こんにちは。スタッフ佐藤です。
カケレコスタッフの「日々是ロック」、今日3月23日の探求テーマは「サイケ・プログレ」です。
感性的なサイケ・サウンドと、しっかり構築された楽曲展開で聴かせる知性的なプログレ要素が見事に融合した、70年代初頭ならではのスタイルで聴かせる名盤の数々をピックアップしてまいりましょう☆
ゴングとハットフィールドの源流。ヒレッジのスペーシーなギターとスチュワートのジャジーなファズ・オルガンとの邂逅。スペース・ロック/カンタベリー・ロック両側から見て重要な作品ですね。
英ギタリストRod RoachがHORSE解散後に結成したグループってマイナーもいいとこだけど、プロデュースはあのキース・レルフで、男女リードVoと重量感あるギターワークに痺れる73年の好盤!
叙情派フレンチ・プログレの名作を残したSANDROSEの前身なのですが、サイケ色も加味したスリリングなオルガン・ロックが炸裂していて実にカッコ良し!
サイケ・ポップを土台に、MOODY BLUESやENGLAND『GARDEN SHED』に通ずる幻想性を加えたようなサウンド!?この米サイケ・プログレ、ブリティッシュ・ロック・ファンなら心ときめくこと必至ですよ~。
「ブラジルということで歌物中心かと思っていましたが、キラキラした音色のオルガンと重厚なファズギターが活躍するオルガンハードロックでした。CARAVANのような暖かみのあるロックが好きな私にはとても気に入った作品。」by けんたろうさん
最後は注目の新鋭をピックアップ。初期YES風のファンタジーを紡いだかと思うと、次の瞬間にはOZRIC TENTACLESばりの酩酊感でサイケデリックに疾走を始める、色彩豊かで目まぐるしいサウンドに翻弄されます。でも英国らしい「気品」は終始溢れんばかりで、この新鋭はGOODですよ~!
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60年代末から70年代初頭、サイケからプログレへの過渡期に生み出されたアーティスティックな作品たち。世界の素晴らしきアート・ロックをご紹介してまいります!
David Allenを中心に結成されたプログレッシブ・ロックを代表するバンドGONG。そのGONGを支えたギタリストであり、当時URIELを経たSteve Hillageが、THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWNのメンバーと共に結成したグループの72年作。URIELやARZACHEL時代の盟友Dave Stewartをゲストに迎えたその内容は、後にHATFIELD AND THE NORTHで開花するDave Stewartの個性と言えるカンタベリー・ジャズ・ロック路線のアプローチに、Steve Hillageらしいスペース・サイケデリックな味付けが冴える作風であり、スペース・ロック、カンタベリーの両ジャンルから見ても重要作と言える、強烈な個性を放つ名盤となっています。
SHM-CD、マスター2008年、ボーナス・トラック2曲、定価1714+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
帯に目立つ折れあり、その他は状態良好です
Jean Pierre Alarcenなどが参加しており、SANDROSEの母体といわれているフレンチ・オルガン・ロック・バンドの69年作。SANDROSEが女性ボーカリストRose PodwojnyとJean Pierre Alarcenを中心に組み立てられたプロジェクトであったのに対し、EDEN ROSEはその方向性からキーボーディストHenri Garellaのサウンドが大きくフューチャーされており、ややサイケデリックな質感を感じさせるスリリングなオルガン・ロックを展開しています。非常にグルーヴ感溢れるサウンドであり、ドラマチックなSANDROSEとはまた違った魅力のある名盤です。
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