2018年9月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
こんにちは。今週は、「DEEP PURPLEからはじまる「弾きまくり」オルガン・ロック探求!」というテーマで、facebookに投稿してまいりました。
とにかく弾いて弾いて弾きまくるハモンドが好きだ!というオルガン・ロック・ファンのみなさまのために、DEEP PURPLEばりに強烈なハモンドが聴ける作品を選んでまいりますよ!
第一日目は、DEEP PURPLEの72年作『MACHINE HEAD』です。
真冬のスイス、モントルーのホテルの廊下で録音された今作。ジョン・ロードのオルガンが堪能できる名盤ですよね。
早速「Highway Star」を聴いてまいりましょう!
イアン・ギランの美しく力強いボーカル、ロジャーとイアン・ペイスのドライヴ感満載のリズム隊、冴え渡ったリッチーブ・ラックモアのギター、そして高速なスピードで弾きまくるジョン・ロードの歪んだハモンド・オルガン・・・
一曲目から鳥肌が立つほどかっこいいです!(みなと)
2つめにご紹介するのは謎に包まれた英国のオルガン・ロック・グループ、BRAM STOKERによる72年唯一作『HEAVY ROCK SPECTACULAR』です。
DEEP PURPLEにURIAH HEEPにCRESSIDAなどなど数多のオルガン・ロックを生んできた英国ですが、このグループは…とにかくテンションが高い!
パープルばりの豪快な疾走感、切れ味鋭く歪んだギター、そしてそのギターを凌駕するかの如き重厚な音圧で終始掻き鳴らされるハモンドっ!
ただハードなだけでなく、ジョン・ロードを彷彿させる荘厳な様式美的クラシカル・テイストもふんだんに取り入れているのが実にたまりませんよね!
いやはや、ついつい私までテンションが上がってしまいましたが、とにかくこれは未聴のパープル・ファンは是非チェックですよ!(増田)
今回ご紹介するのはドイツより、72年に唯一作を残したオルガン・ハード・グループSIXTY NINEです。
聴いていただければお分かりですが、このグループもとにかく弾いて弾いて弾きまくり!
1曲目からゴリゴリに歪んだ強烈なトーンで「ジョン・ロード?キース・エマーソン?それがどうした」と言わんばかりにハイスピード&テクニカルなプレイを繰り広げていくハモンド。そしてもちろんその中にクラシカルなフレーズもバッチリ織り交ぜていく周到さ。
もうこの弾きっぷりには笑いしか出てきません。もしかしたらクスリでも決めてるのかもしれません。それくらいの凄まじさです。(増田)
ラストは例によって辺境よりご紹介いたしましょう。
旧ユーゴスラビア出身のグループOPUSの75年唯一作『OPUS 1』です!
何と言っても、このオープニングナンバーが素晴らしい。これでもかと荘厳に鳴らすクラシカルなタッチのオルガンが雰囲気抜群な導入部に、イタリアン・ロックに近い歌いぶりの熱いヴォーカルが入り、アンサンブルが力強く動き出します。
序盤こそテンポを抑えた展開でプログレ風の重厚感を醸し出していますが、スピードが上がり演奏がヒートアップしていく後半は、ジョン・ロードばりのオルガンさばきが炸裂。オルガン・ハード然とした疾走感あるソロに、思わず拳を握ってしまいます。
ずばり東欧を代表するオルガン・ハード名曲に認定!(佐藤)
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ドアーズ『ハートに火をつけて』を起点に、様々なアングラ・オルガン・サイケを聴いてまいります!
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廃盤、紙ジャケット仕様、2枚組、定価3000+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、若干カビあり
前作から一気にハード・ロック色が増した68年作の2nd。タイトかつ手数多いハード・ドライビングなドラム、グルーヴィーに動き回るベース、切れ味鋭く歪んだリズム・ギターが一体となって聞き手を飲み込むリズムのなんと強靭なこと!ここぞではベースがトーンを歪ませてハイ・ポジションで暴走して、まるでメタリカか!というぐらいのヘヴィ・メタリックなテンション!これが68年!?タメが効きつつも前のめりでエッジのあるギター・ソロはリッチー・ブラックモアの記名性たっぷりだし、ジョン・ロードのオルガンも、R&Bのグルーヴ、クラシックの端正さ、ロックのダイナミズムが一体となっていて、R&B〜ブルース〜ジャズに根ざした「オルガン・ロック」勢とは異なる個性を感じます。『イン・ロック』の前の初期3作品は、「アート・ロック」の作品と称されていますが、いやはやこのアグレッシヴさとヘヴィネスはまさに「パープル」。ドアーズのジム・モリソンを英国らしくジェントルにしたようなロッド・エヴァンスの歌唱、ギターのフィードバック音やぐるぐると渦を巻くオルガンのエコーなど、この時代ならではの空気感もいい塩梅。時間的な制約でカヴァー曲も含まれていますが、ビートルズの「We Can Work It Out」をはじめ、大胆なポップ・ソングのカヴァーにクラシックのパロディ的導入を組み合わせたり、気鋭な才能が溢れまくっています。『マシン・ヘッド』の1万分の1ぐらいしか聴かれてないだろうけど、『イン・ロック』〜『マシン・ヘッド』へと続く、栄光のバンド史における、もっともっと語られるべき確かな一歩。サイケからプログレ〜ハード・ロックへの過渡期である68年の作品の中でも光り輝く名作です。
英国ハード・ロックの伝説的グループ、大ヒット曲「ハッシュ」を収録した68年デビュー作。リッチー・ブラックモアによる切れ味鋭いギター、ジョン・ロードの豊潤なオルガンをフィーチャーし、米国VANILLA FUDGEと並んで「アート・ロック」的サウンドを切り開いていった一枚。
廃盤、紙ジャケット仕様、デジタルK2リマスター、定価2400+税
盤質:無傷/小傷
状態:並
帯有
若干カビあり、その他は状態良好です
ANNIVERSARY EDITION、デジタル・リマスター、6曲のデモ・テイクを収録、プリント入りプラケース仕様
盤質:傷あり
状態:良好
デジパック仕様、2枚組、デラックス・エディション、定価2800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
DEEP PURPLEの1972年7th。ハード&ヘヴィの権化のようなIn Rock、ストレートなハード・ロックのFireballに続くハード・ロック路線第3弾。Jon Lord(Key)のクラシカルなオルガン・ソロがストレートなハード・ロックにPURPLE流のアイデンティティを注入した1曲目。トリッキーなリフに乗ったブルーズ・ロックな2曲目。右CHのオルガンによるコード・カッティングがカッコ良い3曲目。キャッチーなサビを持つ軽快なハード・ロック4曲目。リフとRitchie Blackmore(G)による官能のギター・ソロが超有名な5曲目。ブルーズのジャムから発展したような6曲目。基本ロックン・ロールだが、ボーカル・メロディのキャッチーさとヘヴィなリフによりPURPLEでしか創りえないハード・ロックに昇華した7曲目。ハード・ロック史上外せない超有名曲1、5曲目、ライブでの定番6、7曲目もあり代表作ではありますが、各楽曲の構成やボーカル・メロディはブルーズ・ベースだし、サウンドがスッキリ整理されたプロダクションの印象もあってか全体的にはソフィスティケイトされたブルーズ・ロックという印象が強いかも知れません。
デジパック仕様、2012リマスター・スペシャル・エディション、2枚組、SHM-CD、デジタル・リマスター、定価3000+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
スレあり、若干圧痕あり
DVD、NTSC方式、リージョン2、日本語字幕付き、解説・ステッカー付仕様、定価3800+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯-
若干スレあり、同日のライヴ映像収録のDVD-R付属(プライベート制作のものと思われます)
解説なし・歌詞対訳なし、この商品はUICY6665の廉価盤です、定価1143+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に軽微な折れあり
廃盤、直輸入盤(帯・解説付仕様)、デジタル・リマスター、定価2940
盤質:傷あり
状態:良好
帯無
帯無
72年の唯一作。超重低音の暴走ドラムをバックに、もの凄い音圧のファズ・オルガンがウネリを上げて暴れ回ります。EL&Pも真っ青な破天荒っぷり。荒々しさの中にも、クラシカルなフレーズを織り交ぜるなど、かなり得体が知れません。ぶっ飛びまくりなジャーマン・オルガン・ハードの逸品。
ドイツの暴走オルガン・ハード・グループ。74年録音のライヴ音源。72年の唯一作「CIRCLE OF THE CRAYFISH」で聴けた破天荒っぷりはここでも健在。これはただただ凄まじい…!!
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