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第1回【秀逸ジャケ調査委員会】さて、プログレに猫ブームは無縁か?

はじめまして。最近、新しくカケレコに加わりましたユモトと申します。お世話になります。今後ほかのスタッフと同様、コラムやディスク・レヴューを書いていきますので、よろしくお願いいたします。

私が担当するこのコラムは、知られざる秀逸ジャケット、問題作ジャケット、興味深いジャケットをピックアップして解説していくものです。お客様のジャケ買いの一助にしていただければ幸いです。

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11月の季節外れの降雪には驚きましたが、12月になるとさすがに紛うことなき冬になりました。早いもので2016年も残りわずかです。

テレビでは今年を振り返るプログラムが目白押し。今年は本当にいろいろありました。

思い起こせば今年の1月にはあれとあれが……と振り返るのはとりあえず池上さんに任せるとして、私が個人的に振り返る「2016年」と言えばなんといっても「猫ブーム」です。

猫同居暦数十年の私としては「今更なんで猫ブーム?」と正直思うのですが、本屋に行けば猫写真集が平積みされ、テレビでは猫特集の番組ばかりで、猫ブーム来てるねを実感しています。猫カフェもそこかしこにできました。

猫支持者としては、猫の立場が高まり大切にされるのはうれしいのですが、何千年も昔から一緒に暮らしていた猫が、
なぜ今になって脚光を浴びているのか不思議でなりません。

主観的ではありますが、猫ファンは犬ファンよりけっこうこだわりが強いようで、猫ファンで且つ音楽ファンとなると、猫がジャケットに載っている所謂「猫ジャケ」を探したり、集めたりするものです。え?そんなことないですか?

猫ジャケは写真だろうがイラストだろうが、どれも皆かわいいのですが、音楽のジャンルとしてはジャズとポップス、そして歌謡曲に猫ジャケが多いようです。
へヴィ・メタルやハードコア・パンクのジャケに猫は皆無。まあ、猫には攻撃性のイメージがあまりないので、どうしてもゆるい音楽ジャンルのジャケに使われるようです。アイドルものとか。

では、カケレコが得意とする『プログレ』のジャンルではどうでしょうか?
だれもが思いつくような有名な猫ジャケはありましたっけ?

すぐに思いつくところでは、とりあえず2匹いました。奇しくも2枚ともジャーマン・プログレでした。

Amon Duul II / Only Human

アモン・デュールⅡはアモン・デュールの分家でミュンヘン生まれ。1978年にこれを発表しました。
音はポップで且つ十分に抒情的。音もいいけど、なんといってもこのジャケ。思わずにやっとしてしまいます。

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Novalis – Augenblicke

ノヴァリスは1971年にドイツのハンブルグで結成されたシンフォニック・ロックのグループ。
その最終作がこの「Augenblicke」です。ちなみにAugenblicke(オーゲンブリッケ)とは日本語で「瞬間」という意味です。う~ん、猫とは関係ない。
本作はアメリカのラップ・グループのサイプレス・ヒルにサンプリングされていたりします。

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どちらの作品も秀作ですが、プログレ猫ジャケはたった2枚とは。

猫はさておき、プログレのジャケットに動物はそれなりにいます。

例えば鳥とか(ELP – ELP、 Camel – Snow Goose)

ご存じ牛とか(Pink Floyd – Atom Heart Mother)

へんな動物(Pete Shinfield – Still、ELP – Tarkus)とか。

でも少なくともメジャーな作品に猫は見つかりません。

そもそもプログレのサウンドやコンセプトに、猫はあまりマッチしないということでしょうか。
ほかに忘れているもっと秀逸な猫ジャケはないだろうか。もうちょっと最近のものとか。

あきらめずに、大して深くない知識と記憶をたどり、なんとか猫ジャケinプログレをもう1枚思い出しました。

それがこれ↓

Ian Anderson – Rupi’s Dance

元ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンの2003年発表のソロ・アルバムです。

ジャケットを見ると、例のポーズでフルートを吹くイアンのイラストがあって苦笑しますが、右側の黒猫ルピちゃん(メス)のキュートさには目を奪われます。作品名のとおり踊っています。懐古調のジャケット・デザインも秀逸です。

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内容もまた良し。

もはやというか当然というか、2000年代のイアンが奏でる音楽はプログレのジャンルではくくれません。ブリティッシュ・フォーク、トラッドのジャンルの作品と言ったほうがぴったりです。
アルバムにはアコースティック・ギター中心の穏やかな佳曲が14曲収録されており、フルートもジェスロ・タルの頃より大胆に、そして優しく吹きまくっています。表題曲の「Rupi’s Dance」のほかに、7曲目に「Old Black Cat」という猫曲をもう1曲収録しています。イアンは間違いなく猫好きでしょう。

寒い冬に、暖かく暖房の効いた室内で、お茶でも飲みながら聞くにはうってつけのほっこりした(隠れた)名作です。
可能でしたら、聞くときには膝に猫を乗せてあげましょう。

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