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MELOS

CERVELLO

88875000352(SONY MUSIC) 【2014年発売CD】

プラケース仕様。

評価:40 2件のレビュー

オザンナ「パレポリ」と双璧をなすイタリアン・ヘヴィ・シンフォの最重要作ですね。メロトロン以外のキーボードは使用されておらず、圧巻の速弾きギターとエレクトリック・サックスが絡み合うタイトで肉感のある演奏が印象的。退廃美と妖艶さが渦巻く傑作!

イタリアン・ヘヴィ・シンフォの代表作の一つ、妖艶さと退廃感が同居する雰囲気抜群の傑作

OSANNAのDanilo Rusiciの弟であり、OSANNA、NOVAにも参加することとなるCorrado Rusticiを中心に結成されたイタリアのプログレッシブ・ロックバンドの73年唯一作。その内容はほの暗い叙情とOSANNAに通じる邪悪な呪術的雰囲気を有したアーティスティックなプログレッシブ・ロックであり、メロトロンやフルートなどが演出する憂いを帯びた神秘的なサウンドと、対照的にラウドなリズム・セクションの上でへヴィーなギターとサックスが盛り上げるへヴィー・プログレッシブなサウンド、そして混声合唱を導入したイタリア然とした荘厳なサウンドまで、触れ幅に恵まれた名盤となっています。

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レビュー一覧

評価:4 全体の完成度、演奏ではosannaには劣るが・・・(7 拍手)

KCさん レビューをすべて見る

イタリアンプログレに何を求めるかによって聴き手の評価が変わってくると思います。
イタリアらしい泥臭さ、どこか不気味な雰囲気がある密教的音楽を求める方にはうってつけ。
osannaを聞いた後はcervelloもしくはmuseo
またはil voloやクエラがお勧め

ナイスレビューですね!

評価:4 重厚なサックス、ギターが交錯し火花を散らす(2 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

何気なく80年代のアレサ・フランクリンを聴いていて、クレジットを見て驚きました。「ギタリスト:コラード・ルスティチ」。コラードは、ずっとアリスタに残って、セッション・ギタリストを続けていたのです。ちょっと嬉しかったです。

オザンナの弟分とされるチェルベロ。実際にダニロの弟というだけでなく、サックスとヘビーなギターがユニゾンするところや、ダークな中に牧歌的なフレーズが混じったりするところが実にそっくりです。やはりコラードのギターには、ブルーズというより、ジャズ、ファンクの要素を強く感じて、やはりアフリカ系米国音楽に対する憧憬がずっとあったのでしょうね。なぜこの音楽をブラス・ロックと呼ばないのか不思議な気もします。サックスだってブラスでしょ。

朗々と歌い続けるのがジャンルイジ・ディ・フランコ。チェルベロ唯一作のあとは、ボーカリストではなく、ライターとして活躍したようです。彼の存在あってジャズ調のインプロ合戦が生きています。ノバになると完全にアクが抜けたフュージョンになってしまうので、チェルベロの音楽は貴重です。

ナイスレビューですね!