AMS138CD(AMS)
発売当時、イタリア語版と英語版がリリースされましたが、本CDはイタリア語ヴァージョンです。紙ジャケット仕様、リマスター、ボーナス・トラック2曲。
イタリアン・ロックの大きな魅力が、バロック音楽の遺伝子を継ぐ構築美と叙情美。そんなイタリアン・ロックの金字塔として君臨し続けるのがこの作品ですね。格調高さの中に息づく芳醇なポップセンスにも唸らされます。
単発ながらイタリアン・シンフォニック・プログレッシブ・ロックの頂点に君臨する名盤を生み出したグループによる75年作。非常にポピュラリティーに富んだ名作であり、バンド・アンサンブルに加えてヴァイオリン、チェロ、サックス、フルートといった管弦セクションを充実させ、ロックのダイナミズムとクラシカルな彩り、そしてアコースティックな音像が醸し出すイタリア叙情と言う点で、まさしくイタリアン・プログレッシブ・ロックの最高峰に位置する作品です。同郷PREMIATA FORNERIA MARCONIや、やはり単発ながら叙情的な名盤を作り上げたLOCANDA DELLE FATEの牧歌性にも共通する質感を有しており、また、メロディアスなボーカルはイタリアン・カンタトゥーレとしても絶品です。
LOCANDA DELLE FATE/FORSE LE LUCCIOLE NON SI AMANO PIU
イタリアン・シンフォニック・ロックの頂点に君臨する名盤中の名盤、77年作
1,990円(税込2,189円)
LATTE E MIELE/PASSIO SECUNDUM MATTHEUM
ELP影響下のイタリアはジェノヴァ出身キーボード・プログレ・バンド、「マタイ受難曲」を題材とした72年作1st
1,290円(税込1,419円)
72年発表、「英フォーク三種の神器」の一つ、ツイン・フィメール・ヴォーカルが美しいブリティッシュ・フォーク・ロックの傑作!
1,890円(税込2,079円)
69年発表、ロック・シーンの流れを変えた歴史的デビュー作!
70年作、ロバート・フリップがゲスト参加、VDGGならではの暗澹たるエネルギーが渦を巻く3rdアルバム!
言わずと知れたピンク・フロイドのキーボード奏者、78年のソロデビュー作、フロイドの美しく叙情的な側面のみを抽出したような珠玉の名品
75年発表、緊張感と幻想性が見事に調和したフレンチ・プログレの名作
スイス出身、圧倒的なテクニックでスリリングに突き進むテンションの高いプログレ、名作!77年リリース
72年作、フィンランド・プログレの黎明期にリリースされた名作、クリムゾンを想わせる凶暴性を持つ一枚!
ピーター・ハミルにも比肩する名ヴォーカルHoward Werth率いる英ロックの曲者グループ、ヒプノシスのジャケのイメージにぴったりの淡く緊張感ただようブリティッシュ・ロックを聴かせる71年作3rd
71年発表、ロック×オーケストラの決定版、イタリアン・ロック必聴作!
イタリアン・プログレを代表するバンドの一つ、プログレ然とした内容を持つ名作コンセプト・アルバム、72年作
ELP影響下のイタリアはジェノヴァ出身キーボード・プログレ・バンド、「マタイ受難曲」を題材とした72年作1st
「イタリアン・ロック」の存在を全世界に知らしめた衝撃の73年ワールドデビュー作!
イタリアを代表するジャズ・ロック・グループによる74年デビュー作、超絶テクニックとイタリアらしい豊かな叙情性がバランスしたユーロ・ジャズ・ロック大傑作!
カケレコラジオ「往年の名バンドによる華麗なる復活作」アップしました。
youtubeに、カケレコラジオ「往年の名バンドによる華麗なる復活作」アップしました。
非ジャズ・ロックなプログレ作品を中心にサックスをフィーチャーした名作たちをご紹介してまいりましょう!
夏、秋、冬とお送りしてきた季節別プログレセレクション。今回は、春を感じさせるプログレ作品をセレクションしてまいりますよ。
【ユーロロック周遊日記】イタリアン・シンフォニック・ロックの金字塔MAXOPHONEの75年唯一作『MAXOPHONE(生命の故郷)』
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。 本日は、イタリアン・ロック・グループMAXOPHONEによる伊ロック史に残る75年の名唯一作『MAXOPHONE(生命の故郷)』をピックアップいたしましょう。
『イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 2013』1日目 MAXOPHONE&MUSEO ROSENBACHライヴ・レポート
4月26日より3日間にわたって開催された「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 2013」。2011年より開催され、今年最後を迎えた本フェスですが、その最終章を飾るにふさわしい6組のバンドが熱演を繰り広げてくれました。本日はその1日目、MAXOPHONEとMUSEO ROSENBACHのライヴレポートを、他国でのライヴ動画などを交えてお届けいたします!
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管弦楽が加わった強烈な個性(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
70年代のイタリアのロック選をやるとPFMやバンコを押しのけて必ず上位に入ってきます。デビューが他のグループに比べて遅く、イタリアのアート・ロックのブームが退潮期にあったため一枚きりでキャリアを終えました。しかし、音楽性は先行するバンドの良い点ばかりを集めた印象で、さらに管弦楽が加わった強烈な個性をもっています。2005年には、このアルバムのアウトテイクを集めたCDと当時のライブを収録したDVDのパッケージが出て、ファンを泣かせました。
ゲスト・プレーヤーの参加があるものの、主として演奏するメンバーが6人。フレンチ・ホルン、トランペット担当のマウリチオ・ビアンキーニと、クラリネット、フルート、サックス担当のレオナルド・キアヴォーネがとてもいい仕事をしています。たたみかけるアンサンブルが一転してコーラス・ハーモニーになったり、ほのぼのとしたブラスのファンファーレが一転してジャズ調のインタープレイになったりします。メンバーの素養は主としてジャズにあるようです。
現在でもHPが開設されています。年老いたメンバーが未だにライブもこなしているようですが、スタジオ演奏家として食いつないでいるのでしょうか。でも思うのは、こうした高性能な作品の存在があって、フラワー・キングズやドリーム・シアターの隆盛につながっているのだろう、ということ。イタリアの片隅でマニア向けにアピールしていた作品…では全然ありません。
鋭敏な音が魅力(3 拍手)
akagiさん レビューをすべて見る
まず、ジャケットの美しさに見惚れてしまう。
音の印象は、他のイタリアものに比べると硬さを感じる。
鋭敏な音で勝負している。
ボーナスの2曲にも大拍手。
この一枚を聴かずしてイタリアン・ロックを語るなかれ(2 拍手)
west12さん レビューをすべて見る
お仕着せがましいレヴューを書くつもりは無い。
当時の一流イタリアンミュージシャンが総結集して作られた渾身の一枚であるとだけ記しておく。
未聴で心配な方は、動画検索されたし。
イタリアンロックの美点が全て入った名盤(1 拍手)
purebluesさん レビューをすべて見る
イタリアンシンフォバンドの唯一作。75年発表。
イタリアンプログレの衰退期にリリースされた、まさに「イタリアンロック最後の名盤」と呼ぶにふさわしい脅威の完成度です。
基本はやはりジェネシス的な叙情にあふれたシンフォなんですが、ダイナミズムにあふれた泣き一歩手前のギター、いかにもイタリアなたたみかけるリズム隊、ジャズとシンフォの理想的な配分で曲を引っ張る(あるいは引っ掻き回す)サックス、フルートなどの管楽器類。そして何より美しくポップとさえ言いたくなるコーラスと歌メロ。うーん、素晴らしい。
今でも十分名盤だが、もう少し早くリリースされていればPFMやバンコに並ぶ息の長いグループになったかも。残念である。