2018年1月31日 | カテゴリー:ロック探求ランキング,世界のロック探求ナビ
ユーロ・フォークの情報を中心に発信している海外サイトFOLK WORLDが選んだアシッド・フォーク・アルバム TOP50をピックアップ。試聴しながらお楽しみください♪
それでは早速50位から21位を一挙にご紹介しますよ~!
50位: Dionyssis Savopoulos /『FORTIGO』
49位: Malicorne /『MALICORNE』
48位: Balladeers /『THE BALLADEERS』
47位: Kong Lavring /『DEN 2DEN』
46位: John St. Field /『CONTROL』
45位: Tim Buckley /『GOODBYE AND HELLO』
44位: Roy Harper /『SOPHISTICATED BEGGAR』
43位: Ithaca /『A GAME FOR ALL WHO KNOW』
42位: Folque /『FOLQUE』
41位: Veronique Chalot /『A L’ENTREE DU TEMPS CLAIR』
40位: Gurnemanz /『NO RAYS OF NOISE』
39位: Ougenweide /『EULENSPIEGEL』
38位: Vashti Bunyan /『JUST ANOTHER DIAMOND DAY』
37位: Steeleye Span /『PLEASE TO SEE THE KING』
36位: Forest /『FOREST』
35位: Spirogyra /『ST. RADIGUNS』
34位: Faraway Folk /『SEASONAL MAN』
33位: Trees /『ON THE SHORE』
32位: Spriguns /『REVEL WEIRD AND WILD』
31位: Fairport Convention /『LIEGE AND LIEF』
30位: Shide & Acorn /『PRINCESS OF THE ISLAND』
29位: Meic Stevens /『GHOST TOWN』
28位: Caedmon /『CAEDMON』
27位: Chimera /『OBSTAKEL』
26位: Mike Raven & Joan Mills /『HYMN TO CHE GUEVARA』
25位: Holderlin /『HOELDERLIN’S TRAUM』
24位: Trees Community /『CHRIST TREE』
23位: Carol of Harvest /『CAROL OF HARVEST』
22位: Bread, Love & Dreams /『AMARYLLIS』
21位: Aigues Vives /『WATER OF SEASONS』
さて、いよいよTOP20にまいります!
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バスク語フィメール・ヴォーカルを擁する名グループHAIZEAの76年2nd『HONTZ GAUA』をピックアップいたしました。
原文はこちら
http://www.folkworld.de/50/e/psych.html
Mike Oldfieldの作品への参加でも有名なClodagh Simmondsが在籍したブリティッシュ・フォーク・ロックの代表的グループの72年作。TUDER LODGE、SPIROGYRAと並んで英国トラッド・フォークの「三種の神器」と言われる本作は、適度なサイケデリアとアコースティックな味わいを持ち、湿り気のある英国叙情を伝えます。ジャジーなリズム・セクションを下地に端正なピアノやハープシコードがクラシカルに響き、楽曲によっては隠し味にメロトロンをまぶした作風。加えてバンドの個性である女性ツインボーカルは、ただただ美しいメロディーを歌い上げます。David WilliamsとAlison O’Donnellは本作リリース後に南アフリカへと渡りFLIBBERTIGIBBETを結成します。
英フォークを代表するグループ、70年作2nd。半分はトラッド、半分はオリジナルという構成で、フェアポート・コンヴェンションからの強い影響を感じさせるエレクトリック・トラッドがベースですが、サイケデリックなフィーリングもあるのが特徴。そのサウンドを生みだしているのが、名手バリー・クラークによるリード・ギターで、ズシリと重く、なおかつ凛とした透明感もあるトーンはリチャード・トンプソン直系ですが、その演奏は、より奔放でロック的ダイナミズムがあって、徐々に音が立ち上るヴァイオリン奏法の多用や、グレイトフル・デッドを彷彿させるサイケデリックにたゆたうようなフレージングはかなり先鋭的。一方で女性ヴォーカルのセリア・ハンフリスは伝統的なフォーク/トラッド・スタイルで、時に清楚なハイ・トーン、時に妖艶な歌い回しで、楽曲を静謐かつ艶やかに彩っています。エレクトリック・トラッドとサイケが結びついたプログレッシヴなアンサンブルと、トラディショナルな女性ヴォーカル。その革新と伝統との奇跡的な拮抗と、そこから生み出されるダイナミズムと緊張感とがこのグループ最大の魅力と言えるでしょう。そんな世界観を見事に描いたヒプノシスのジャケもまた特筆。孤高の存在感を放つブリティッシュ・ロック屈指の傑作です。
紙ジャケット仕様、2枚組、各CDはそれぞれ紙ジャケ仕様、07年デジタル・リマスター、内袋付き仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、1枚は傷あり
紙ジャケット仕様、2枚組、各CDはそれぞれ紙ジャケ仕様、07年デジタル・リマスター、内袋付き仕様、定価2700+税
盤質:傷あり
状態:並
帯有
1枚は無傷〜傷少なめ、小さいカビあり、その他は状態良好です
本作は、69年にUKトランスアトランティックからリリースされたペンタングルのサード・アルバムで、メンバーはファーストから不変のジャッキー・マクシー、バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーン、ダニー・トンプソン、テリー・コックスの5人編成。プロデュースも前作に引き続きシェル・タルミー。全作品中最もジャズ色が強いアルバムといっていいと思うが、その意味では、例えば次作「クルエル・シスター」のようなしっとり系トラッド・サウンドを好むリスナーには人気のないアルバム。しかし、このバンドをトラッドとブルースとジャズの融合を試みる場として捉えるなら、それが最も成功したアルバムと言えるのではないでしょうか。
自主制作で72年に発表された激レア英国フォーク・アルバム。空間的な広がりが感じられる魅惑的でドリーミーなサウンドと穏やかに淡々と歌われるフィーメール・ヴォイスは、実にうたたねのような心地良さで、聴けば聴くほどヘロヘロになります。穏やかな中にも気怠さの残る昼下がりのようなサウンドがたまりません。名作。
ドイツらしい深みを持ったフォーク・ロック調のサウンドを紡ぎ、専任ヴィオラ奏者を擁するという個性的なバンド編成から素晴らしいシンフォニック・ロックを生み出したグループの72年作。儚げな女性ボーカルをフューチャーした田園調のフォークサウンドからアコースティックな質感で聴かせ、消え入りそうなメロトロンの上で叙情的なフルートが鳴れば、まさにゲルマンの森から聴こえてくる極上のシンフォニック・ロックの世界。レーベルメイトのBROSELMASCHINEからPeter BurschとMike Hellbachがシタール、タブラで参加し、オリエンタルな色彩も加味。浮遊感を感じさせる内省的なサウンドを作り上げています。
76年作1st。ピアノやストリングスの荘厳な雰囲気、室内楽的な格調高さ、流れるようなメロディー、Mandy Mortonのミスティックなヴォーカルなど、メロウ・キャンドルを彷彿とさせる英国フォークを基調に、エレクトリック・トラッドなヴァイオリンをフィーチャーしたサウンドが印象的。名作です。
帯下部に「Distributed By GardenShed」シールが貼ってある帯、定価記載なし
盤質:傷あり
状態:並
帯有
カビあり、帯中央部分に色褪せあり
ウェールズ出身のフォーク・グループ。69年にHARVESTよりリリースされた1st。アコースティック・ギターのバッキングとルーズなヴォーカルというスタイルに、管楽器やハーモニカ、ハープシコードが幻想的な彩りを添えるサウンド。一般的な英国フォークものとは異なり、あまり穏やかな雰囲気はなく、どこか緊張感を感じさせるところが特徴的。ちょっと呪術的な雰囲気もあり、そのあたりはCOMUSにも近い印象です。
Annie Haslamを想起させるソプラノボーカルBeate Krauseを擁し、ドイツロマン派を強く意識した深みのある音像と気だるげなデカダンスを感じさせるフォーク・ロックグループの78年作。バンド名が表すとおり、牧歌的で飾り気のないフォーク・ロックサウンドが根底にはあるものの、そこにジャーマン・ロックならではの奥深さと内省的な表情、そして適度なサイケデリアが絶妙に内包されており、隠し味で使われているシンセサイザーもジャーマン・エレクトロ的なメディテーショナルなサウンド。同郷EMTIDIにも通じる、牧歌的でありながらも決して生命的にならない、どこか浮世離れした味のあるサウンドを作り上げています。
イギリスのアシッド・フォーク系シンガーソングライター。なぜかイタリアで録音され、イタリアのみでリリースされた幻の英フォーク作品。72年作。つぶやくように歌う「心ここに在らず」な必殺ヴォーカル、夢見心地でリリカルな必殺メロディ。アコギ爪弾きを中心に、フルート、シタール、パーカッションがアシッド風味を加えるアンサンブルも必殺。アシッド・フォークのファンにとって、本当にすべてが必殺超オススメ名作です。ボーナス・トラック2曲。
78年スコットランドにて録音された自主制作盤。フィメール・ヴォーカルを含むフォーク・ロックで、メロディーラインの美しさは、自主制作とは思えない出来栄え。メール・ヴォーカルとフィーメール・ヴォーカルが絶妙に絡み合うハーモニーは身震いするほどの素晴らしさ。至福の一枚です。
スコットランド出身のSSW。82年作。ROY HARPERあたりに近い質感を持った幽玄なフォーク・ロック。フィンガー・ピッキングによる繊細かつ流麗なアルペジオが印象的。COLOSSEUMで活躍したギタリストJimmy Litherlandがゲスト参加。デジタル・リマスター、ボーナス・トラック5曲。
67年作1st。アーティスト・スタイルはデビュー作にしてすでに完成されており、独特の作風はまさに「孤高の存在」。
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