2020年1月20日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,雑誌連動
スタッフ佐藤です。
今月発売号の「レコード・コレクターズ」はもうお読みになられたでしょうか。
その表紙がこちら!
今回は、クイーン+アダム・ランバートとして来日公演が迫るクイーンがフィーチャーされております。フレディの雄姿が眩しいですね!
特集では「クイーン ベストソングス100」と題し、音楽ライター/評論家の方々のTOP30を集計して決定された100曲が全てレビュー付きで紹介されていて読み応えたっぷりです♪
さて、プログレ専門店としてカケレコが選ぶとしたらテーマはやはりコレでしょう、ということで、
「プログレッシヴなQUEENナンバーTOP10」をやってみました!
様々な観点からプログレッシヴな要素を感じ取れるクイーンの楽曲を選んでみましたよ。
それでは、10位からどうぞ~。
聴きようによってはシンプルなハード・ロック・ナンバーなのですが、「ムスタファ」「イブラヒム」を繰り返す謎の歌詞とアラビックな雰囲気が漂う怪しいテンションの演奏は、プログレッシヴと言えなくもない?
こちらも疾走感たっぷりのハード・ロックなのですが、そこにあのブッ飛んだギターソロを突っ込んでくる発想がもうプログレ。津軽三味線の奏法にヒントを得たというソロは、数あるブライアンの演奏の中でも一際個性的です。
『JAZZ』のラストに収録されたロジャーのナンバー。ずしりと重たいリズムと、ロジャーの凄みあるハイトーン&浮遊感あるコーラスの組み合わせが絶妙な緊張感を生み出す面白い曲です。終盤、収録曲の短いメドレーが入ってまた重いリズムが戻ってくる展開はなかなかプログレ度高し。
アルバムとして聴くとかなりプログレっぽい曲が多いのが、このサントラ作品。特に本曲における、ここまでの曲が繋ぎ合わされながら壮大に盛り上がるサウンドは、初期の頃を思い起こさせるワクワク感がありますよね。
1stの楽曲の中でもプログレ要素が強めのナンバー。複雑な構成と哀愁の歌メロ、そしてヘヴィなギタープレイを特徴とします。ちょっと煮え切らない感じもありますが、そこは勢いでカバー!
実質的なラスト・アルバム『INNUENDO 』の1曲目にしてタイトル・トラック。スケール大きく重厚なヴォーカル・パートが不意に落ち着いたと思ったら、突如としてパッション溢れるフラメンコが幕を開けるこの展開はもうプログレでしょう。しかもここでスパニッシュ・ギターを弾いているのがスティーヴ・ハウと来たもんだから極めつけ!
1st収録曲でも圧倒的な人気を誇るのがこの「Liar」。ツェッペリンからの影響の大きさが言われることの多い1stですが、この曲は1stや2ndの頃のイエスっぽい雰囲気がある気がします。特に中盤~終盤にかけての流れはかなりイエス!
ロックとオペラを融合させた、言わずと知れた金字塔的大名曲!ドラマチックなメイン・パートに目頭を熱くしていると、膨大なオーバーダブにより作り上げられた壮大すぎるコーラス・パートに圧倒され、ドライヴ感たっぷりのハード・ロックで一気にエンディングを迎える、一曲で長編映画、いやそれどころか人生そのものを表現してしまったような凄い曲です。
プログレ・ファンとしてはこの曲の衝撃度はすさまじいものがありましたね…。冒頭いつになくシリアスで重厚な曲展開にゾクゾクしていると、今度はエコーマシンを駆使したフレディの一人輪唱の魔力に引きずり込まれます。単体の楽曲としては、プログレ度が最も高いクイーン・ナンバーではないでしょうか。
ちょっとズルいのは承知で、1位は『QUEEN II』のB面、通称「ブラックサイド」!このメドレー、そこらのプログレ・バンドよりはるかにプログレッシヴな構成を持っているのは間違いありません。冒頭の「Ogre Battle」だけでも十分にプログレですが、そこからジェットコースターのように縦横無尽に展開していく怒涛のクイーンワールドは、ただただ浴びるように受け止める以外に術はなし。2ndアルバムにしてこの孤高の世界を築き上げてしまったクイーンというバンドの才覚に、改めて驚嘆せずにはいられません!
様々な要素を併せ持つクイーンのサウンドをプログレ的観点で選んでみましたが、いかがだったでしょうか。
こうして曲を並べるだけでも、その圧倒的な多彩さと通底するエンターテインメント性に、つくづく偉大なバンドであることを実感します。
そしてなんと!今号には「カケレコ国内盤」の特集記事も掲載されているんです。各タイトルの魅力を余すことなく伝えていただいておりますので、是非ご覧いただければ嬉しく思います♪
カケレコ国内盤タイトル一覧はこちら♪
https://kakereco.com/list.php?label=KAKEHASHI%20RECORDS
3枚組、スリップケース付仕様(画像はスリップケースです)、ブックレット封入
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースに圧痕あり
ブライアン・メイ、フレディ・マーキュリーを擁する70年代の英国を代表するロック・グループ、73年作1st。分厚いコーラス・ワーク、多重録音によるギター・オーケストレーション、雄々しいヴォーカルと、後に繋がる個性が既に確立。その後の作品と比べ、ハード・ロック色が強いことが特徴で、ブライアン・メイによる表情豊かなギター、ファルセットとハスキー・ヴォイスを演じ分けるフレディ・マーキュリーを中心に、重くパワフルなドラム、ヘヴィに歪みながらも正確なベースを加えたアンサンブルは、疾走感と力強さに満ち溢れています。緩急の落差が激しい楽曲展開も見事。LED ZEPPELINの影響を感じさせながらも、貫禄すら感じさせる堂々のデビュー作です。
ブライアン・メイ、フレディ・マーキュリーを擁する70年代の英国を代表するロック・グループ、75年作4th。初期QUEENの魅力を凝縮させたバラエティ豊かな楽曲群を収録しており、特に「Bohemian Rhapsody」は彼らの代名詞的名曲。アカペラ・コーラスによるハーモニーで幕を開け、ピアノをバックにフレディの独唱〜むせび泣くギター・ソロ〜緻密にコーラスを重ねたオペラ・パート〜ドライヴ感溢れるハード・ロック、と目まぐるしく曲調を変化させるドラマティックな展開が見事な代表曲。緻密な多重録音もまた聴き所です。転調が多いハード・ロック・ナンバー「Death On Two Legs」、穏やかなバラード「You’re My Best Friends」、コミカルな「Seaside Rendezvous」など、「Bohemian Rhapsody」以外の楽曲も名曲が目白押し。英国ロックを代表する名盤です。
廃盤、紙ジャケット仕様、SHM-CD、ボブ・ラドウィックによる2011年96kHz/24bitよりHRカッティング、ターコイズブルー・レーベル、巻帯付き仕様、定価2667+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
30TH ANNIVERSARY EDITION、デジパック・スリップケース付仕様、CD+DVDの2枚組、DVDはNTSC方式・リージョン表記無し
盤質:傷あり
状態:良好
スリップケースにスレあり
77年作の6thアルバム。クイーンの代名詞的名曲「We Will Rock You」「伝説のチャンピオン」を収録しているだけでなく、ベースのジョン・ディーコンのメロディ・メイカーとしての才能が発揮された名曲「Spread Your Wings」(ブライアン・メイのソロが泣けます)、ポール・マッカートニーが作るアコースティックな小曲のようにリリカルな「Who Needs You」など名曲・佳曲ぞろいの代表作!
紙ジャケット仕様、初回プレス盤(銀色・アーガイル柄の帯)、01年24ビット・デジタル・リマスタリング、定価2476+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
廃盤、紙ジャケット仕様、初回プレス盤(銀色・アーガイル柄の帯)、01年24ビット・デジタル・リマスタリング、定価2476+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
若干スレあり
紙ジャケット仕様、SHM-CD、英国オリジナル・アナログマスターテープを基にした2011年DSDマスターよりHRカッティング、ターコイズブルー・レーベル、復刻巻き帯付き仕様、定価2667+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
紙ジャケット仕様、SHM-CD、英国オリジナル・アナログマスターテープを基にした2011年DSDマスターよりHRカッティング、ターコイズブルー・レーベル、復刻巻き帯付き仕様、定価2667+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に若干色褪せあり
盤質:傷あり
状態:良好
特殊プラケースに若干スレあり
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