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【タイトル追加】「若い者には負けちゃいられん!」とばかりの、往年の名バンド達による貫禄の新作群を探求!

近年、世界各国から新鋭プログレ・バンドが続々と登場し、大いに活気づいているプログレッシヴ・ロック・シーンですが、シーンを盛り上げているのは新鋭バンドばかりではありません。

「若い者には負けちゃいられんっ!」とばかりに往年のベテランたちが精力的にニューアルバムをリリースしているのも、現プログレ・シーンの活況を支える大きな要因となっていることは間違いないでしょう。

というわけで、各国のベテラン・アーティストたちによる18~23年リリース作品を、厳選してご紹介してまいります!

まずは直近リリースの作品からご紹介しましょう。イタリアン・ロックの傑作を放ったあのバンドによる2ndアルバム!

SEMIRAMIS/LA FINE NON ESISTE

イタリアン・ロック史上屈指の人気作『フラッツに捧ぐ』で知られる彼らが、半世紀越しに2ndをリリース!

1st譲りの緊張感漲るヘヴィ・シンフォと地中海を感じる伸びやかでメロディアスな音楽性がミックスされた「これぞイタリアン・ロック」と言うべき堪らないサウンド!

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こちらも注目の一枚。英国ネオ・プログレの名バンドが放った23年作☆

GALAHAD/LONG GOODBYE

PENDRAGON、IQらと共に英ネオ・プログレの隆盛を担った名グループ、23年作。

GENESISを核に据えたファンタジックなシンフォニック・ロックにエレクトロなビート感を溶け込ませた、00年代以降彼らが模索してきたスタイルの集大成と言える一枚に仕上がっています。

1曲目はBIG BIG TRAIN好きにも聴いてほしいメロディアスなモダン・プログレ・チューン!↓

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SEMIRAMISもそうでしたが、やはり往年の名グループの動きが活発なのがイタリア。ベテラン・アーティストの4作品をご紹介!

ACQUA FRAGILE/MOVING FRAGMENTS

PFMでも活躍した名ヴォーカル、ベルナルド・ランゼッティの健在ぶりに嬉しくなる23年作!

近年加入メンバーによる色彩に富んだキーボードワークもかなり素晴らしくって、往年の伊プログレが持っていたエネルギーと溢れる浪漫をたっぷりと堪能できる会心作に仕上がっています。

試聴は下記ページで可能です!
https://maracashrecords.bandcamp.com/album/moving-fragments

CELESTE/CELESTE WITH CELESTIAL SYMPHONY ORCHESTRA

伊ロック史上の名グループによる22年オーケストラ共演作。

メロトロンを中心とした神秘的ながら牧歌的温かさも宿したシンフォニック・サウンドに、オーケストラが加わり一層色彩豊かに輝きを放つような演奏は、一曲目から感動しちゃうこと間違いなし!

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LUCIANO BASSO/TO TELL

76年のクラシカル・ロック名作『VOCI』で知られるヴェネチア出身のキーボーディスト、23年作。

クラシックの高い素養を感じるソロ・ピアノ曲&宮廷音楽のように華麗な室内楽ナンバーで構成された素晴らしい逸品です。

ソロ・ピアノ曲は、聴いていて個人的にリック・ウェイクマンのソロ・ピアノ名品『Country Airs』を思い起こしました。

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REALE ACCADEMIA DI MUSICA/LAME DI LUCE

イタリアン・ロック史上の傑作として愛される72年1stで知られるバンドの22年作!

モダンなメロディアス・ロックを軸としながらも、持ち味のたおやかで幻想的な演奏は往年を彷彿させる素晴らしさですなぁ。

エモーショナルかつシアトリカルな厳かさも隠し持った伊語女性ヴォーカルも良い~。

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ポーランドからは、あの人気グループによるまさかの新作が届きました♪

COLLAGE/OVER AND OUT

90年代ポーランドを代表する活躍を見せたシンフォ・バンドが、前作『SAFE』から27年を経てついにリリースした6thアルバム!

まるでFISH期MARILLIONにエレクトロ要素と絢爛なストリングスkeyを加えたようなスタイルで、往年に劣らずドラマティックに盛り上がります。

ゲスト参加のスティーヴ・ロザリーによる渾身のギターもフィーチャー!

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22年の年間ベストセラーではTOP10入りを果たしたこの作品もベテランによる会心作!

SIIILK/EEMYNOR

フランスが誇るプログレ名バンドPULSARのkey&gによって結成されたバンドの22年3rd。

これはCAMELやPINK FLOYDのファン、そしてPULSARの傑作『Halloween』が好きな方に是非体験して欲しい、叙情的にして夢想的な音世界が素晴らしい絶品シンフォニック・ロック!

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BANCO/ORLANDO: LE FORME DELLAMORE

P.F.Mと並ぶイタリアン・ロックの雄による22年作!

1~2曲目へのこの流れ、誰もが『Darwin!』や『Io Sono Nato Libero』を思い浮かべるでしょう。

往年にも匹敵するテンションとロマン溢れ出すパフォーマンスに感動がこみ上げる一枚!

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もう一枚、イタリアからベテランによる22年作をご紹介!

CIRO PERRINO/ABSENCE OF TIME VOL.ONE

CELESTEのリーダーによる22年ソロ。

ゆったり敷き詰められていくシンセに、川のせせらぎや雨音も交えほんのりファンタジックに浮遊する音像が最高に心地いい。

明確なメロディはほとんど提示されないのに、どこか「歌心」を感じさせる音作りはさすがイタリアですなぁ。

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2021年にもイタリアからは往年のアーティストによる新作が多数リリースされました。

HUNKA MUNKA/FORESTE INTERSTELLARI

黄色い便器のジャケットでお馴染み、72年作『ジョバンナに捧ぐ』で知られるイタリアのキーボーディスト/シンガーが、なななんと49年ぶりに2ndをリリース!

冒頭からハードなエッジ感を持つアグレッシヴなキーボード・シンフォに驚きますが、合間で聴けるロマンティックでポップな曲調は往年のままで、こりゃ愛すべきだなぁ~。

特に1stに入っていてもおかしくない感動的な歌ものの8曲目は全伊ロック・ファン必聴!

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OF NEW TROLLS/LE RADICI E IL VIAGGIO CONTINUA

イタリアン・プログレの雄NEW TROLLSのオリジナル・メンバーNico Di PaloとGianni Bellenoが主導するバンドの21年作。

エッジの立ったギター&Gianniのパワフルなドラミングが光るソリッド&リズミカルなプログレ・ハード調が軸の新曲、そして過去名曲の感動的な再録。

本家を食わんばかりのエネルギーとキレの良さに痺れる~~!

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OSANNA/50: IL DIETRO DEL MEDITERRANEO

21年2月に元メンバーのダニーロ・ルスティチが死去。伊ロックを象徴するレジェンドがまた一人この世を去ったのは悲しい事ですが、彼が残したOSANNAというバンドが歩みを止めることはありません。

物悲しいギターのリフレインとリリカルなフルートが紡ぐメランコリックな演奏に、Linoのエモーションを内に秘めたイタリア語ヴォーカルが歌う「静」の展開から一転、ギターがハードに唸りを上げヴォーカルもエネルギッシュに歌い上げる「動」の展開へ。

そうそうこれこれ、これぞOSANNA!

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オパス・アヴァントラ/ロウコス – 魔法の場所(ヴェネツィアの幻影)

「前衛」と「伝統」を名に冠したイタリアン・プログレ・グループ、なんと21年作!

1stと変わらぬ俯き加減でメランコリックに奏でるクラシカルなピアノと、初期に比べオペラ的な表現力を高めたフィメール・ヴォーカルが織りなす芸術的世界観はやはり孤高の一言です…。

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もちろん、イタリア勢に負けじと各国からベテランによる力作が届けられていますよ~!

CARAVAN/IT’S NONE OF YOUR BUSINESS

カンタベリー・ロックの生ける伝説、21年作!

1曲目冒頭から、CARAVAN節全開の張りがあって弾けんばかりにフレッシュな演奏に、「Golf Girl」を初めて聴いた時のような感覚がこみ上げてきて「おぉっ」となりましたよ…!

PyeのアコギにゲストのJimmy Hastingによる愛らしいフルートが寄り添う兄弟の共演パートも涙ものだし、Richardsonのヴィオラをフィーチャーした最終曲はWOLFの「悲しみのマクドナルド」ばりの名演だしで、聴き所満載。

デビューから53年目(!)、衰え知らずの溌溂としたCARAVANサウンドが味わえる快作です!

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グリフォン/ゲット・アウト・オヴ・マイ・ファーザーズ・カー

言わずと知れた古楽プログレの代表格ですね。彼ら本来の中世/トラッド・エッセンスにユーモアに富んだポップ・センスも注入した渾身の2020年作!

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ASIA MINOR/POINT OF LIBRATION

かつて2枚の名作を残した仏シンフォ・グループが、奇跡の3rdをリリース!

クラシカルなオルガンと悲哀を帯びたトーンのギター、妖艶なフルート、憂いを秘めたヴォーカル…。

すべてが往年のまま繰り広げられるサウンドに冒頭から早くも胸が熱くなります。

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SOLARIS/NOSTRADAMUS 2.0 – RETURNITY

ハンガリー・シンフォの雄による、99年作『NOSTRADAMUS』の続編19年作!持ち味である哀愁たっぷりのフルートやシンセを伴った、この終始力みっぱなしの生真面目なまでに厳粛なサウンド、相変わらずでほんっと素晴らしい!!

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ハンガリー・プログレの重鎮、SOLARIS特集!

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2019年、待望の新作をリリースした、ハンガリーが誇る重鎮プログレ・グループSOLARISの軌跡を辿ります!

次はイタリアより、往年のバンド&ミュージシャンたちによる怒涛の19年作をご紹介!1作目は、PFMと並ぶあのイタリアン・ロック・バンドがついにリリースした新作からまいりましょう♪

BANCO/TRANSIBERIANA

四半世紀ぶりに届けられた19年スタジオ作も、最新アルバムに劣らず素晴らしい内容でした。

モダンに洗練されたサウンドに、初期を彷彿させるミステリアスな音使いがちゃんと生かされていて素晴らしいです♪

唯一のオリジナル・メンバー、ヴィットーリオ・ノチェンツィによる格調高いキーボードのプレイが流石!

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MICHELE CONTA/ENDLESS NIGHTS

イタリア屈指の名バンドLOCANDA DELLE FATEのkey奏者による19年ソロ・アルバム!

この1曲目、LDFの1stオープニングナンバーを思い出さずにはいられない、気品と情熱がとめどなく溢れ出す大名曲!

ドラムには現クリムゾンのGavin Harrisonも参加してるし、ずばり力作。オススメです!

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BUBU/EL ECO DEL SOL

78年に名作を残したアルゼンチンのグループから40年ぶりに届けられた2nd!ギター、サックス、ヴァイオリン、フルートらが紡ぐ、重厚にして妖しげな魅力を纏った彼らならではの音世界が広がってきて、1曲目から感動!1st全曲を手がけた専任コンポーザー/アレンジャーが中心となっているので、音楽性にブレがないのが素晴らしい!

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ENGLAND/BOX OF CIRCLES(2018)

名盤『GARDEN SHED』で知られるグループによる、09年リリースEPの4曲に初披露楽曲など6曲を加えた18年作!ちょっとポップになりましたが、英国叙情たっぷりのファンタスティックなサウンドは相変わらず。往年のメンバー4人が揃ったナンバーも収録!

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SALUKI/AMAZING GAMES

ノルウェー最古のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーにより結成され、77年に唯一作を残したファンク・ジャズ・ロック・グループ。彼らがなんと41年ぶりに新作をリリース!相変わらずファンキー&グルーヴィーかつ、さらに円熟味の増したサウンドが楽しめる注目の逸品です☆

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ベテラン・バンド達の尽きることなきエネルギーを感じていただけたでしょうか。
今後も往年の名バンドの新作が届けられ次第、こちらの記事でご紹介していきたいと思います!

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    イタリアが誇る名シンフォ・グループLOCANDA DELLE FATEのキーボーディスト/ピアニストによる19年ソロ作!ドラムはKING CRIMSONの技巧派Gavin Harrisonが務めます。オープニング・ナンバーから、LDF1stの1曲目「A Volte Un Istante Di Quiete」を現代的な重厚さと共に蘇らせたような怒涛の名曲で驚愕!ダイナミックでタイトに刻むリズムに乗って、気品に満ちたピアノと優美に高鳴るシンセ、エモーションたっぷりのギターが一糸乱れず躍動するクラシカル・プログレ・チューンで、この1曲だけでもLDF1stを愛する方なら感動に満たされることでしょう。特に情熱的にしてリリシズムにも溢れたあのピアノのタッチに少しも衰えは感じられません。伸びやかな英語ヴォーカルが映えるキャッチ―な2曲目も素晴らしく、中盤で聴けるキーボードのオスティナートがさざ波のように押し寄せる演奏はまさにLDFを彷彿させます。これはイタリアン・シンフォニック・ロックの新たな傑作と言って問題ない逸品!!おすすめです。

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    イタリアン・ロックの雄、四半世紀ぶりのスタジオ・アルバムとなった2019年作

    ご存じ、PFMと共にイタリアン・ロックを代表する名バンドによる「シベリア鉄道」を題材にした2019年作!スタジオ・アルバムとしては94年作『IL 13』以来実に25年ぶりとなります。唯一のオリジナル・メンバーであるキーボード名手Vittorio Nocenzi、近年のMetamorfosiにも在籍するドラマーFabio Moresco、DORACORで活動するギタリストNicola Di Gia、そして14年に急逝したヴォーカリストFrancesco Di Giacomo氏の後任という大役を務めるTony D’Alessioら6人編成で制作された本作、ずばり傑作!凛と格調高いタッチのピアノと一音一音に存在感のこもったオルガン、キレのあるプレイでスピード感をもたらすギター、そして熱く歌いこむドラマチックな表情と優雅で繊細な表情とを自在に行き来するヴォーカル。さすがの洗練されたモダン・イタリアン・ロックを聴かせてくれます。でもそれで終わらないのが素晴らしいところで、最初期バンコに漂っていた少し前衛的でミステリアスな雰囲気が全編をうっすら覆っている感じが堪りません。その質感をもたらしているのは勿論キーボード。現代的な重量感あるロック・サウンドを繰り出す演奏陣の中で、クラシックに根差した息をのむようにアーティスティックな音運びが冴えわたっており、衰えは一切感じません。ヴォーカルは、ジャコモ氏とは全く異なるタイプながら、イタリアン・ロック然とした堂々たる歌唱を聴かせていて感動的。FINISTERREやUNREAL CITYといった新鋭の音に接近しながらも、バンコらしい芸術性の高さは遺憾なく発揮された一枚となっています。

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    79年と81年に名作を残したフレンチ・シンフォ・グループ、奇跡の2020年復活作3rd!

    トルコ系フランス人メンバー達によって結成され、79年と81年に名作を残したシンフォ・グループが、約40年を経てリリースした2020年作3rdアルバム!1曲目「Deadline of a Lifetime」からもう言葉を失います。クラシカルなオルガンをバックにベース、ギター、フルートが残響のようにフレーズを繰り返す幻想的なオープニング。そこから力強いリズムを得て、オルガンと悲哀を帯びたトーンのギターが一気に疾走を始めるアンサンブル。シンセとギターが短いソロを交換すると、満を持して歌い出すあの低く落ち着いたヴォーカル…。すべてが往年のまま繰り広げられるシンフォニック・ロックに冒頭から胸がグッと熱くなります。「妖艶」という表現がぴったりな少しエキゾチックなフルートも端正なアンサンブルを表情豊かに彩っていてとにかく素晴らしい。終始薄霧に包まれているような幻想的で浮遊感に満ちたサウンド・プロダクションも、このバンドの叙情美を引き出す効果を上げていて見事です。復活作に多い現代的に洗練された音はほぼ登場せず、まさに2ndアルバムの続きといった趣。ですので当時の2枚が愛聴盤という方なら、これは感動すること間違いなしでしょう。ずばり傑作!

  • SIIILK / EEMYNOR

    PULSARのキーボーディストとギタリストによって結成されたバンドの22年3rd、CAMELやPINK FLOYDのファン、PULSAR『Halloween』が好きな方に是非体験して欲しい音世界!

    70sフレンチ・シンフォの代表格PULSARのキーボーディストJacques RomanとギタリストGilbert Gandilによって結成されたバンドの22年3rdアルバム。PULSARやラティマー主導による80年代後半以降のCAMELに通じる叙情的ながらもシリアスな手触りを持つサウンドに、実にフレンチ・プログレらしいアーティスティックで夢想的なタッチを加えた、イマジネーション溢れるシンフォニック・ロックに心奪われること必至。「幽玄」というワードがぴったり来る霧の奥から響くように儚げなキーボード、そしてラティマーやS.ロザリーばりにエモーショナルな音運びのエレキ&物悲しいタッチのアコギを折り重ね幻想的に聴かせるギター。そこに温かく味わいある男性ヴォーカルと美声の女性ヴォーカルが繊細に歌を乗せていきます。シンセがメランコリックにたなびくヒンヤリとしたトーンのナンバーは往年のPINK FLOYDも彷彿。CAMELファン、PINK FLOYDファン、そしてPULSAR『Halloween』がお気に入りという方には是非体験して欲しい音世界です。

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    73年デビュー作『Dedicato A Frazz』で知られるイタリアン・プログレの人気バンド、半世紀以上を経て届けられた24年2nd!

    全員が10代という5人組で73年に残されたデビュー作『Dedicato A Frazz』で知られるイタリアン・プログレの人気バンド。半世紀以上を経て届けられた2024年2ndアルバム!オリジナル・ドラマーPaolo Faenzaを中心に再編されたメンバー構成ですが、その内容は1st譲りの緊張感みなぎるヘヴィ・シンフォと、地中海を感じる伸びやかでメロディアスな音楽性が見事にミックスされた、これぞイタリアン・ロック!と言うべき堪らないサウンド。Paoloと17年ライヴ作の時点でメンバーだったベーシストIvo Miletoによる、どっしりダイナミックに刻むリズム・セクションを土台として、ヘヴィに荒ぶるギターと邪悪な響きのオルガンが時にユニゾンしながら疾走し、ピアノやシンセが妖しく煌めき、ヴォーカルが抜群の表現力で歌い上げます。アコースティック・ギターも重厚なアンサンブルに瑞々しさを加えており特筆。ヴォーカルの声質も文句なしで、イタリアン・ヘヴィ・シンフォ然とした緊張感を伴った歌い回しがまた絶品です。オリジナル・メンバーのPaolo以上に、若手メンバー達がしっかりとSEMIRAMISらしさを生み出していて感動させられます。唯一作が愛聴盤という方のみならず、すべてのイタリアン・ロック・ファンに聴いて欲しい快作に仕上がっています!カケレコメンド!

  • COLLAGE / OVER AND OUT

    ご存知90sポーランドの代表的シンフォ・バンド、前作『SAFE』から27年を経てついにリリースされた6thアルバム!

    90年代のポーランド・シンフォ・シーンを代表するバンドとして活躍し、03年に解散。13年に再結成して活動を続けていた彼らが、前作『SAFE』から27年を経てついにリリースした6thアルバム!現メンバーはキーボードのKrzysztof Palczewski、ベーシストPiotr Witkowski、ドラマーWojtek Szadkowskiという往年からのメンバーに、QUIDAMでも活躍したヴォーカリストBartek Kossowicz、ドラマー/パーカッショニストとしても活動する才人ギタリストMichal Kirmucの5人です。いきなりバンド史上最長21分の大曲からスタート。エレクトロニクスと虚ろなヴォーカルが漂う薄暗い展開から、ハケット調のファンタジックかつ気品あるギター&輝かしいシンセが溢れ出しGENESIS/MARILLION憧憬の音世界が広がる冒頭部で、COLLAGEの健在ぶりに嬉しくなります。ヴォーカルはガブリエル・リスペクトを示しつつも熱く歌い上げるFISHに近いスタイルで、FISH期MARILLION彷彿のシンフォにエレクトロ要素と絢爛なストリングス・キーボードを加えたようなサウンドでひたすらドラマティックに盛り上がっていきます。ラストの1曲ではゲスト参加のSteve Rotheryが入魂のソロをたっぷりと聴かせていてこれがまた大変に感動的。MILLENIUMを中心に活況を見せるポーランド・シンフォ・シーンに堂々帰還したベテランによる必聴傑作!

  • CARAVAN / IT’S NONE OF YOUR BUSINESS

    言わずと知れたカンタベリー・ロックの名グループ、2013年の『Paradise Filter』から8年を経ての21年スタジオ・アルバム!

    言わずと知れたカンタベリー・ロックの名グループ、2013年の『Paradise Filter』から8年を経ての21年スタジオ・アルバム!Pye Hastings、Geoffrey Richardson、Jan Schelhaasらお馴染みのメンバーに、2010年代から在籍のドラマーMark Walker、ゲストのベーシストとして腕利きLee Pomeroyという5人を中心とする編成。もう1曲目冒頭から、張りがあって弾けんばかりにフレッシュな演奏に「おお!」となります。楽しげに弾むリズム、瑞々しいギターカッティング、優雅に飛翔するヴィオラ、芳醇に湧き上がるオルガン。満を持してPyeがRichard Sinclairみたいに低くなった味の滲む声で歌い出すと、「Golf Girl」を初めて聴いた時のような感覚がこみ上げてきて思わずグッと来てしまいました。Pyeのアコギに、ゲストのJimmy Hastingによる愛らしいフルートが寄り添う兄弟共演のパートも涙ものだし、Richardsonのヴィオラが主役の最終曲はWOLF「悲しみのマクドナルド」ばりの名演だしで、さすが聴き所満載。デビューから53年目(!)、衰え知らずのCARAVANサウンドが全編で味わえる快作です!

  • CIRO PERRINO / ABSENCE OF TIME VOL.ONE

    CELESTEのリーダーとしても知られるイタリアのキーボーディスト、22年作

    CELESTEのリーダーとしても知られるイタリアのキーボーディスト、完全自作自演の22年ソロ作。12分〜14分台の全6曲で構成された作品で、どこかCELESTEにも通じる柔らかく神秘的な音世界が広がる情感豊かなアンビエント・ミュージック。ゆったりと敷き詰められていくシンセを主体に、川のせせらぎや雨音のSEも交えてほんのりファンタジックにたゆたうサウンドは、まるで桃源郷にいるのような最高の心地よさをもたらしてくれます。明確なメロディはほとんど提示されないのですが、どこか「歌心」を感じさせる音作りはさすがイタリアで、他国の同系統作品とは一味違う温もりがこもっているような印象。イーノなどのアンビエント本流がお好きな方、またTANGERINE DREAMのエレクトロ感が強くないドリーミーな楽曲がお好きな方にも一度味わってみて欲しい作品です。

  • BANCO / ORLANDO: LE FORME DELLAMORE

    イタリアン・ロックの雄による22年作、2nd『Darwin!』や3rd『Io Sono Nato Libero』を思い浮かべずにはいられないズバリ傑作!

    PFMと共にイタリアン・ロックを象徴する名バンドが放った22年作!ピアノとアコギが寂しげに鳴らされ、哀愁と艶やかさを兼ね備えた素晴らしいヴォーカルが歌い上げる叙情的1曲目から一転、重厚なリズムとギター、ピアノ、オルガンがダイナミックに絡み合ってアーティスティックに突き進んでいく2曲目へと至る、このスリリングさと来たら!誰もが2nd『Darwin!』や3rd『Io Sono Nato Libero』を思い浮かべるであろうテンションのパフォーマンスに感動がこみ上げます。FINISTERREやUNREAL CITY、LA MASCHERA DI CERAなどの新鋭に接近したモダンさを見せつつも、往年のBANCOが持っていたロマンほとばしるようなイタリア臭は健在なのが最高に嬉しいです。前19年作もかなりの力作でしたが、初期BANCOを彷彿させるという点では、今作はジャコモ時代のBANCOファンにも是非オススメしたい傑作!

  • GALAHAD / LONG GOODBYE

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    85年結成、IQ、PENDRAGONらと英国ネオ・プログレの一角を担った名グループによる23年作。メロディアスなシンフォニック・ロックにエレクトロニックな要素を導入してスタイリッシュな聴き心地に仕上げたサウンドは近年の作風と路線を同じくするもの。1曲目はエレクトロ要素を持ったBIG BIG TRAINと言えそうなキャッチーかつスケール大きな一曲で、冒頭からシンフォ・ファンのハートを鷲掴みにしてきます。GENESISを核に据えたファンタジックなシンフォニック・ロックにエレクトロなビート感を溶け込ませる手腕は従来に増して冴え渡っており、00年代以降彼らが模索してきたスタイルの集大成と言えるかもしれません。力作です。

  • HUNKA MUNKA / FORESTE INTERSTELLARI

    72年作『ジョバンナに捧ぐ』で知られるイタリアのキーボーディスト/シンガー、49年ぶりにHUNKA MUNKA名義でリリースした21年2ndアルバム!

    72年の唯一作『Dedicato A Giovanna G.(ジョバンナに捧ぐ)』がイタリアン・キーボード・シンフォの名作として高い人気を誇る、HUNKA MUNKAことキーボーディスト/ヴォーカリストRoberto Carlotto。彼がなんと49年ぶりにHUNKA MUNKA名義でリリースした21年2ndアルバム!ポップな歌もの+壮大なキーボード・サウンドという作風だった1stでしたが、本作ではハードなエッジ感を持つアグレッシヴなキーボード・シンフォへとスタイルを新たにしています。1曲目、ヴィンテージ・トーンで力強く湧き上がるオルガン、クラシカルなフレーズを疾走感満点に弾きまくるシンセを軸に、各種キーボードが波状攻撃のように畳みかける厚みあるアンサンブルは、これぞイタリアン・シンフォというダイナミズムに富んでいて爽快。一方その演奏に乗る本人の歌には72年作と変わらぬ優しげな表情が滲んでいるのが何とも愛すべきところです。往年の面影を残したサウンドもいたるところで聴くことができ、3曲目や6曲目のデリケートでロマンティックな表情のインスト、1stに入っていてもおかしくない感動的な歌ものの8曲目あたりは、往年のイタリアン・ロック・ファンなら堪らないはず。全体にモダンな音作りとなりましたが、やはりHUNNKA MUNKA以外では聴けない味わいがたっぷりの好盤です。

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    イタリアン・ロック史上の傑作として名高い72年デビュー作で知られるグループ、2022年!

    イタリアン・ロック史上の傑作として名高い72年のデビュー作で知られるグループが、4年ぶりにリリースした22年作。デビュー当時からのメンバーはギタリストPericle Sponzilliのみですが、柔らかく幻想的なタッチで綴る彼らならではのシンフォニック・ロックは健在と言っていいでしょう。前作より参加する女性ヴォーカルがエモーショナルな伊語で歌う洗練されたモダン・メロディアス・ロックを軸としながらも、たおやかに響くクラシカルなピアノや淡く揺らぐオルガン、そして瑞々しいアコギ&歌心あるフレーズを紡ぐエレキと、演奏陣のプレイは70年代より活動するイタリアン・ロック・バンドらしい味わいがたっぷりで感動を呼び込みます。後半にはイタリアン・ポップス・テイストが強い楽曲も入ってきますが、どこかシアトリカルな厳かさを持った女性ヴォーカルの存在によって軽い感じになっていないのが好印象。21世紀の作品としてのモダンな音使いとヴィンテージなサウンドとのバランス感覚が素晴らしい一枚です。

  • ACQUA FRAGILE / MOVING FRAGMENTS

    PFMでも活躍したヴォーカリストBrnardo Lanzetti率いるイタリアン・プログレ名バンド、23年作4th!

    70年代中期にPFMのヴォーカリストとして活躍したBrnardo Lanzettiを中心とするイタリアン・プログレ・グループ。17年の復活作3rdから6年ぶりとなった23年4thアルバム!B. Lanzettiとリズム隊のオリジナル・メンバー3人に近年加入のギタリストとキーボーディストという、70年代当時と同じ5人編成での制作です。神秘的に鳴り響くシンセをバックに、慈愛をもって語りかけるように歌い始めるヴォーカル。メロトロンやアコギが幻想美を添えピアノがリリカルに鳴らされると、さすがのスケール大きくファンタジックな音世界が広がります。ベテラン然とした貫禄と共に瑞々しさもいっぱいのサウンドは、英詞ヴォーカルながらこれぞイタリアという浪漫を放っていて冒頭からグッと来てしまいます。ソリッドなギターとオルガンがリードする2曲目では一気にギアが上がり、得意のシアトリカルな表現も交えたハイトーン・ヴォーカルが炸裂。御年74歳にしてこの存在感みなぎるパフォーマンスにはただただ驚くほかなし。ゲスト参加のDavid Jacksonによる重厚なサックスが活躍するVDGGばりにヘヴィ・プログレな6曲目も素晴らしいし、一部楽曲で聴けるB. Lanzettiの熱いヴォーカルと対比する哀愁を秘めた女性ヴォーカルも良いです。もちろん緩急自在ながらどっしりと安定感抜群のベテラン・リズム隊にも注目。Brnardo Lanzettiの変わらぬ力強いヴォーカルと色彩に富んだキーボードワークを軸に、密度の高いイタリアン・プログレを聴かせる力作!

    試聴は下記ページで可能です!
    https://maracashrecords.bandcamp.com/album/moving-fragments

  • LUCIANO BASSO / TO TELL

    76年のクラシカル・ロック名作『VOCI』で知られるヴェネチア出身の鍵盤奏者、23年作

    76年のクラシカル・ロック名作『VOCI』で知られるヴェネチア出身のキーボーディストによる23年作。前半はほぼソロ・ピアノ曲で構成されており、クラシック並々ならぬ素養を感じさせる繊細なタッチで紡がれる気品高くも物悲しい美旋律に息をのんで聴き入ってしまいます。個人的にはRick Wakemanのソロ・ピアノ名品『Country Airs』を思い出しました。後半にはフルート奏者&ヴァイオリン奏者が参加して、本格的な室内楽アンサンブルを展開。ヴァイオリンの緩急自在で華のあるプレイがまるで宮廷音楽のような格式を醸し出していて、それに触発されるように情感を乗せて波打つようにピアノが躍動。華麗で起伏に富んだ演奏はチェンバー・ロック好きにもアピールすると思います。出番は多くないものの、美しさと愛らしさを行き来するフルートの音色も素敵です。かなり純クラシック寄りのサウンドですが、クラシカル系のシンフォやチェンバー・ロックのファンに聴いていただきたい一枚となっています。

  • SALUKI / AMAZING GAMES

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成されたジャズ・ロック・グループ、77年のデビュー作からなんと40年ぶりとなる18年作2nd!

    ノルウェー最初期のプログレ・バンドJUNIPHER GREENEのメンバーを中心に結成され、77年に1枚のアルバムを残して姿を消したジャズ・ロック・グループ、前作から41年ぶりとなる18年復活作!その内容は新曲+77年に2ndアルバム用に録音されたもののお蔵入りとなっていた楽曲のリメイクからなり、1stの流れを汲むファンキーかつ軽やかに洗練されたジャズ・ロック・サウンドを聴かせています。前作と比べるとエネルギッシュなブラスの要素が減り、フュージョンAOR寄りの落ち着いたサウンドに変化した印象ですが、それでもソウルフルで叙情的なヴォーカル&コーラスやエッジの効いたギターが熱く切り込むソロ・パートなど、当時と変わらぬ魅力も健在。グルーヴィーなリズムを取り入れた体揺れるナンバーから幻想的なキーボードをフィーチャーしたスペーシーなナンバーまで、彼らの円熟した演奏が楽しめる逸品です。

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