2015年5月7日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,日々是ロック
タグ: 日々是ロック
こんにちは、カケレコ店長の田中です。
本日、売り切れていた人気盤が多数再入荷いたしましたので、店長オススメ盤をピックアップいたしましょう。
少ないながらも新譜も届きましたので、あわせてご紹介しちゃいますよ~。
すべて試聴動画付きですので、どうぞロック探求をお楽しみください!
まずは新譜を3枚ピックアップ~。
ロシア西部はサンクトペテルブルクにて、キーボード奏者のIvan Rozmainskが01年に結成したグループ。伊LIZARDレーベルからリリースされた、2015年のおそらく9作目。
サンクトペテルブルク出身だからか、ロシア・プログレに顕著な外連味はなく、ユーロ・ロック的な気品がにじむシンフォニック&チェンバーなサウンドが魅力的。
アフター・クライングのファンは要チェック!
イラン生まれのカナダ人なんですが、エキゾチックな顔立ちからは想像できない美声で、ピンク・フロイドを敬愛する空間的なサウンドとメッセージ性も素晴らしいし、これは注目のバンド!
ロジャー・ウォーターズからもお墨付きをもらったようですが、それも納得。
2015年のデビュー作なんですが、新鋭ではなく、な、なんと70年代を通して活動していた幻のイタリアン・ロック・バンドで、これはレ・オルメやニュー・トロルスのファンは必聴!
ここからは、本日再入荷した人気盤をピックアップいたしますよ~。
まずは新入荷時に即完売した注目のリイシュー盤を2枚どうぞ!
なんと71年にキーボード・プログレの名作を残したバンドFIELDSが2nd用に録音しながらお蔵入りとなった幻の音源が発見!
1stからベースが代わっており、新たに元スーパートランプのFrank Farrellが参加。クラシカルな格調高さの中に英国らしい幻想性や叙情性や牧歌性がにじむハモンド・オルガンをフィーチャーしたキーボード・プログレは変わらず魅力的!
優美なメロディと朗らかなヴォーカルもまた胸に響くなぁ。
まさか、この酷いジャケ^^から、ニュー・トロルス『コンチェルト・グロッソ』ばりの物悲しく艶やかなストリングスとピアノの美旋律が溢れてくるとは・・・。
70年代はじめに数枚のシングルを残したバンドQUARTO SISTEMAに在籍していたティレッリ兄弟によるデュオ。DURIUMレーベルより75年にリリースされたアルバム。
ここからは、再入荷した世界各国の新鋭プログレによる2015年新譜をご紹介っ!
英国はオックスフォード出身、ギター、Key奏者、ベース、ドラムの4人組で2010年にデビューしたプログレ新鋭バンド、2枚組のコンセプト・アルバムとなった2015年作3rd。
例えて言えば、ナショナル・ヘルスのデイヴ・スチュワートやアラン・ガウエンがポスト・ロックを演った感じ!?
わぉ、わぉ、これほんと2015年作なの!?
Key兼VoのEmanuele Tarasconiを中心に2010年に結成され、12年に自主制作したEPがあのFabio Zuffantiの目に留まり、彼のプロデュースで2013年にデビューしたイタリアン・プログレ新鋭バンド。2015年作の2nd。
ムゼオ・ローゼンバッハやレ・オルメのファンにはたまらないはずです。
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90年代以降にプログレ新鋭シーンが盛り上がり、00年代に入っても注目の作品が続々とリリースされています。その勢い衰えず、次々と優れたプログレ新譜が届く2015年。入荷した注目作をピックアップいたしましょう。
現代アヴァン・プログレ最高峰バンドYUGENの中心メンバー2人による70年代プログレへのオマージュ。
まるで『レッド』期のクリムゾンに、ソフツ『6』時代のカール・ジェンキンスが加入した感じ!?
これはアネクドテンやアングラガルドのファンにも激オススメ。ずばり傑作です。
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迫りくる凶暴なアンサンブル、そして叙情美。クリムゾンの遺伝子を受け継いだ90年代以降の新鋭グループを世界中からピックアップ!
幽玄かつ神秘的でいて、ここぞではヘヴィ&アヴァンギャルドに展開。
女性ヴォーカルはマイク・オールドフィールドの作品に起用されそうな美声だし、このギリシャの新鋭、ずばりセンス抜群です。
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ナショナル・ヘルスやクリムゾンからの影響をベースに、フランスらしいエレガントな感性でまとめあげたサウンドはかなりの完成度!この2015年デビュー作、圧巻です・・・。
これは痛快!変拍子てんこ盛りなのに、なぜか踊りたくなっちゃうイタリアン・インスト・プログレ、2015年デビュー作!
ラストはこのベテランによる2015年新譜で締めくくりましょう!
ムーディー・ブルースのベース/Voによるなんと38年ぶりの2015年作2ndソロなんですが、同じベース/Voのポール・マッカートニーに負けじと、ベテランらしからぬ躍動感溢れるフックに富んだ名作っ!
いかがでしたか?
みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。
またお会いいたしましょう。
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カンタベリー・ミュージックのDNAを継いだフランスの新鋭グループ、2015年デビュー作。エレピやピアノによるミニマルなフレーズがタペストリーのように折り重なったまるでナショナル・ヘルスのようなパート、ビル・ブラッフォードばりに疾走するビートとテンションみなぎる凶暴なリズム・ギターによるクリムゾンを彷彿させるパート、そして、精緻に紡がれるピアノやエレピの中をヴァイオリンが艶やかに舞う室内楽的なパートなどがめくるめく10分を超えるオープニング・ナンバーから圧倒的な演奏力とイマジネーションに驚きます。メロトロンも全編で幽幻に鳴り響いていて特筆。ナショナル・ヘルスやクリムゾンからの影響をベースに、フランスらしいエレガントな感性でまとめあげたサウンドはかなりの完成度と言えます。WHITE WILLOWのギタリスト、YUGENのKey奏者の他、MINIMUM VITALやSTORMY SIXのメンバーも参加。70年代的なサウンド・プロダクションも印象的。ユーロ・アヴァン・プログレの傑作です。
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