2015年1月21日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
今日の「MEET THE SONGS」は、先日2015年1月15日に癌のために亡くなった米の大物奇才ミュージシャン/プロデューサー、キム・フォーリーが関わった作品をピックアップいたします。
キム・フォーリーは、自身のソロ作も多く残しているミュージシャンですが、60年代からL.A.を中心にプロデューサーやコンポーザーとして多くの作品に関わってきたことで知られています。
中でも、70年代に「チェリー・ボム」をヒットさせたガールズ・ロック・バンド、ランナウェイズをプロデュースしたことが有名ですね。
実に多くの作品に関わったフォーリーですが、今日は60、70年代にリリースされたロックの作品で、フォーリーが曲提供やプロデュースをした作品をピックアップしてまいりましょう。中には意外な作品があるかもしれません!
はっきりとした役割は不明ですが、交友関係にあったフランク・ザッパの66年デビュー作にクレジットされています。
米ガレージ・サイケの66/67年作に「Trip」を提供。
67年にリリースされたデビューシングルのB面「Feelin’ Reelin’ Squeelin’」をプロデュース。
L.A.の5人組の68年唯一作をプロデュース。12曲中4曲にコンポーザーとしてクレジットされています。その中の1曲「Canyon Women」をピックアップ!
バーズの70年作には2曲を提供。
「Hungry Planet」
同じくバーズの71年作では、11曲中3曲クレジットされています。
「Tunnel Of Love 」
次はお馴染みのプログレ名盤から!
この作品収録の「Nut Rocker」は、B. Bumble and the Stingersという米グループに提供されたフォーリー作の曲がオリジナルです。
「Nut Rocker」
最後は74年リリースのこの作品。
なんとバックコーラスとして参加しています。
「Medley Live from Northern Quebec」
この後ランナウェイズのプロデュースやキッスへの曲提供などをし、さらに近年も精力的に活動していました。幅広い活躍には実に驚きますね。ご冥福をお祈りします。
いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。またお会いいたしましょう。
THE NICEのKeith Emerson、KING CRIMSONのGreg Lake、ATOMIC ROOSTERのCarl Palmerによって結成されたスーパー・グループであり、ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックのトップに位置するバンドのひとつ。ロックではハンディキャップとなるキーボード・トリオ(ギターレス)編成ながら、強烈に歪ませたハモンド・オルガンをドライブさせ、ギター・ロックに匹敵するダイナミックなサウンドを生み出しました。また、クラシック音楽のロック・アレンジや、モーグ・シンセサイザーを導入した先駆的なスタイルが特徴であり、「電気と才能の無駄遣い」という批判をもろともせず世界的な成功を収めました。セカンド・アルバム『タルカス』と同じ1971年にリリースされた『展覧会の絵』は、ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲で知られる組曲「展覧会の絵」にロック・アレンジを施したライブ・アルバム(ニューキャッスル・シティー・ホールでの録音)となっています。スタジオ・アルバムでも彼らのダイナミックな音楽性は十分に伝わりますが、やはりライブ・アルバムはヴォルテージの高さが凄まじく、当時の彼らの勢いを感じさせます。組曲「展覧会の絵」は16曲で構成された作品ですが、EMERSON, LAKE & PALMERは8曲を抜粋し、グループのオリジナル曲を3曲(「賢人」「ブルーズ・ヴァリエイション」「バーバ・ヤーガの呪い」)加えた11曲で再構成しています。また、組曲とは別に、B.BUMBLE & THE STINGERSの「ナットロッカー」のカバーも収録。当時は海賊盤対策を目的にリリースされたという本作ですが、結果的にプログレッシヴ・ロック史に残る名ライブ・アルバムとなりました。
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