2015年12月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
毎回、中古棚よりコレは!という名盤を発掘してご紹介するこのコーナー。今回は、ずばりドラマーがすごいプログレ作品をテーマにピックアップしてまりますよ。
圧倒的な手数や変拍子を難なく操る卓越したリズムセンスによって、リード楽器にも負けない存在感を放つ達人ドラマーたち。そんな猛者の名演が楽しめる作品をご紹介いたしましょう~!
R&B、ブルース、そしてジャズと、既存のスタイルをロックに融合させ圧倒的なテクニックで演奏する、ジャズ・ロック系プログレの源流と言えるグループ。バンドを率いるハイズマンの手数多くひたすらパワフルなドラミングは、「存在感」という点で60年代に活躍した名ドラマー達を完全に凌駕しています。「怒涛のドラミング」とはまさにこういうプレイのことなんでしょうね~。
ジャズ・ロック界隈はテクニシャンがごろごろいますが、このライヴ作を聴くたびやはり頂点はこのグループかなぁと思っちゃいますね。各パートとも英国最高峰のミュージシャンたちが揃っているだけに、彼もテクニックを存分にぶつけるような激しいプレイを全編で披露しています。このナンバーなんて、まるでマシンガンような怒涛のドラミングがとにかく超絶的!
イタリアン・ロック界が誇る超人ドラマーと言えばもちろん彼のこと。隙あらばとにかく手数を叩き込んでくるプレイは痛快の一言ですね。あまりの速さにスネアの連打が連なった持続音のように聴こえます。それでいてリズムは寸分も狂わないし、いやはや超絶・・・。
ハードロックの流れを汲むエッジの立ったサウンドを構築性に富んだプログレッシヴな作風によって聴かせる、プログレ・ハードの雛形を作ったカナダの名バンド。ニール・パートはダイナミックでキレのあるプレイに加え、変拍子を巧みに織り交ぜるリズムセンスも光るまさしく達人。またSFや考古学の知識も豊富で、彼が全てを担当する作詞にその独自の世界観を感じることができます。
不慮の転落事故により半身不随となるまでは、才気溢れるドラマーとしてSOFT MACHINEやその他数々の客演でその手腕を振るってきました。ジャズ色の濃いドラミングを基調としながらも時にキース・ムーンのように破天荒に暴れる個性的なプレイは、テクニカルという言葉では表しきれない唯一無二の魅力を放ちます。
テクニカル・プログレの代名詞と言えるグループですね。メンバー全員が複数の楽器を操る中でウェザーズはドラム/パーカッション一筋なんですが、その分ドラミングのテクニックと正確さにかけてはプログレ界最高峰。決して派手に魅せるプレイをするわけではないものの、ありふれた打音一つにも巧さを感じさせる稀有なドラマーなんですよね~。あれだけの奔放かつ複雑怪奇なアンサンブルを繰り広げていても散漫にならないのは、このどっしり安定感のあるドラミングがあってこそ。
前任のピップ・パイルもカンタベリーを代表する素晴らしいドラマーでしたが、アレン脱退後のGONGを率いていくことになるフランス人ドラマーMoerlenも凄まじい技巧の持ち主。リーダーとなって以降はヴァイヴやマリンバを用いた緻密でミニマル感なプレイが主となりますが、この時期の作品ではロック・ドラマーとしての彼のテクニックが存分に楽しめます。
ポーランドの代表的プログレ・バンドですが、ここのドラマーもものすごいプレイを聴かせます。フリオ・キリコにも匹敵するスピード感で疾走するプレイがカッコいいですね~。これだけの速さでいてこのズシリとした重みのある打音はすごい!
最後はジャパニーズ・ロックの黎明期を担ったスーパーバンドより、現在も日本屈指のドラマーとして活動を続けるこの方をピックアップ。陳信輝、つのだひろ、加部正義、柳田ヒロという当時の最高峰プレイヤーが集結しただけあって、その熱量の高さたるや半端じゃありません!まだ☆が付く前のつのだひろのドラミングは、「猛烈」という形容がピッタリの強烈なもの。アグレッシヴに暴れ回る柳田ヒロのオルガンも凄まじいです・・・。
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カナダを代表するトリオ編成のロック・グループ。76年発表4枚目。初期のスタイルであるLED ZEPPELINタイプのハード・ロックに加えて、本作では英プログレの要素を導入。物語性とドライヴ感が同居した楽曲群により、独自の個性を確立しました。1曲目「2112」は20分を超える大作。スペーシーなSEから幕を開け、Neil Peartによる怒涛のドラム・ソロ・パートに突入。的確なリズムのみならず、隙間にアドリブを必ず詰め込む緻密なテクニックは圧巻です。続くミドル・テンポでエモーショナルなシャウトを聴かせるヴォーカル・パートから、一転疾走するリズムに乗ってギター・ソロ・パートへ。透き通るような高音でスケール感豊かなフレーズが鳴り響きます。緩急を付けた曲展開に引きつけられ、一気に聴けてしまいます。「2112」の後に続く5曲はいずれも3分台とコンパクトな楽曲。中近東メロディを取り入れた楽曲、初期を彷彿させるZEP風ハード・ロック、ウィスパーがミステリアスなミドル・ナンバーなど、多彩な魅力が楽しめます。大作指向スタイルを完成させた、RUSH初期の最高傑作。
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盤質:傷あり
状態:良好
帯有
帯に小さい圧痕・軽微な折れあり
デジパック仕様、DELUXE EDITION、デジタル・リマスター、CD+Blu-rayオーディオの2枚組、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
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盤質:無傷/小傷
状態:良好
デジパック仕様、DELUXE EDITION、デジタル・リマスター、CD+Blu-rayオーディオの2枚組、リージョンフリー
盤質:無傷/小傷
状態:良好
Jon Hisemanを中心に結成されDave Greensladeらを擁したイギリスのジャズ・ロックグループの69年2nd。VERTIGOレーベルの第1作という位置付けの本作は、ブルース・ロックへの傾倒が顕著であったデビュー作から音楽的な引き出しが格段に増した名盤であり、ブリティッシュ・ロック然としたハードなロック・アンサンブルからジャジーな表情、クラシカル・ロック的なアプローチまで、テクニカルなインタープレイを交えながら拡散しつつ融合する素晴らしいものです。中でも彼らを代表する名曲となった表題曲「ヴァレンタイン組曲」は圧巻の出来であり、ブリティッシュ・ジャズ・ロック最高峰の1枚と言えるでしょう。
Derek Shulman、Ray Shulman、Phil Shulmanの三兄弟を中心とする、ブリティッシュ・プログレの代表的なグループのひとつ。ポップ・フィーリング、古楽の様式美を思わせるクラシカルなアプローチ、そして高い演奏技術に定評があり、変拍子を含む複雑な構成の楽曲を軽々と弾きこなす超絶技巧グループです。前作『Octopus』をリリース後に三兄弟のPhil Shulmanが脱退するアクシデントに見舞われたグループでしたが、そのピンチを乗り越え発表された本作でも彼らの生み出すサウンドに一切ブレはありません。1973年の5thアルバム『In A Glass House』は、「ガラスの家に住む者は石を投げてはならない」という格言(自分自身も完璧ではないのだから他人のことを批判してはならない、という意味)から生まれたタイトルであり、その名の通り、ガラスが割れる音色を切り貼りしたリズムから始まります。4thアルバム『Octopus』時に、ドラマーがMalcolm MortimoreからJohn Weathersに交代した好影響は本作にも表れており、バラエティー豊かなリズムの存在によって彼らの技巧色が際立つ作風となっています。その一方で、リコーダーによる古楽的なアプローチなど、クラシカルな聴きどころもある名盤です。
RGFCD1001(ROAD GOES ON FOREVER)
プリントが入った特殊ケース仕様
盤質:傷あり
状態:良好
軽微なスレあり、ケースに小さいヒビあり
RGFCD1001(ROAD GOES ON FOREVER)
プリントが入った特殊ケース仕様
盤質:全面に多数傷
状態:良好
スレあり
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