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イエス『危機』を起点に世界をめぐる「クリアでテンションいっぱいのファンタスティック・プログレ」特集

こんにちは、店長の田中です。

透明感のある凛とした空気と抜けるような青空。

そんな冬の景色のようにクリアでテンションいっぱいのファンタスティック・プログレを特集してまいりましょう。

ポイントは、ゴリゴリとアグレッシヴにランニングするベース、キレのあるメロディアスなギター、そして青空へと吸い込まれていくようなキャッチーなメロディとハーモニー。

イエス『危機』を出発点に、そんな心躍るプログレを世界中からピックアップいたします。

では、早速、イギリスから出発!

イギリス

YES / CLOSE TO THE EDGE 危機

プログレ最高峰のイエス『危機』。よくこんな奇天烈な音楽が生まれたものだ!イントロから凄い。ピチャピチャ水が跳ね回るようなキーボード、影響元不明の奇想天外ギター、突拍子なく切れ込んでくるハーモニー!

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FLASH / IN THE CAN

元イエスのギターPeter Banks率いるグループで、イエスとパイロットを足して二で割ったような爽快な逸品!

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GREENSLADE / GREENSLADE

イエスのファンは必聴ですね。同じくロジャー・ディーンのジャケ、キャッチーなメロディとゴリゴリとスピーディーなアンサンブル、そしてドラマティックな展開!これぞ英ファンタスティック・プログレっ!

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STRANGE DAYS / 9 PARTS TO THE WIND

ジェネシスやイエス直系のファンタスティックな演奏と、10ccやパイロットばりのポップ・センスとの絶妙なブレンド!このドライヴ感とキャッチーさときたら!

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FRUUPP / PRINCE OF HEAVEN’S EYES

ファンタスティックなんだけど淡くて、坊やは泣きそうだし。これぞ英国のジャケ。音もそのままで、イエスのドライヴ感とキャメルの叙情美に英国的な牧歌性を加えた、愛すべきファンタスティック・プログレ。

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WALLY / VALLEY GARDENS

ゴリゴリと疾走感溢れるベースなど初期YESやFLASHに通ずる「ドライヴ感」、ヴァイオリンによる切々とした「リリシズム」、リリカルなピアノとメロトロン風キーボードによる「ファンタジー」!

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さぁ、英国を後に、ファンタスティックでドライヴ感いっぱいのプログレの宝庫、北欧へ!

スウェーデン

LIFE / LIFE

「北欧らしいコロコロとしたファンタスティックさ + 英ハード直系のメランコリー = これぞ北欧プログレ!」なるほど、QUATERMASSのプロデューサーが手がけたスウェーデンのプログレ・トリオなのね。

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POPOL VUH (POPOL ACE) / POPOL VUH (POPOL ACE)

このオープニング・ナンバーを聴いて心躍らないプログレ・ファンはいないと断言!イエス、クリムゾン、ジェネシス、ジェスロ・タルからの影響が色濃いファンタスティックなノルウェー産プログレ!

透明感とともに、白夜が目に浮かぶ淡い幻想性もまとっているところがいかにも北欧。

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SAN MICHAEL’S / NATTAG

後にKAIPAを結成するキーボード奏者とベーシストが在籍のスウェーデンのグループ。72年に録音されながらお蔵入りとなった幻の2nd。

コロコロとしたファンタスティックな音色は北欧ならではですね。

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デンマーク

OLD MAN & THE SEA / OLD MAN AND THE SEA

初期イエスとユーライア・ヒープが出会ったようなサウンドは、わずか500枚プレスとは思えないクオリティ。デンマーク産プログレ・ハード傑作!

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オランダ

KAYAK / SEE SEE THE SUN

これはずばり「イエスやジェントル・ジャイアントなど英プログレ」 meets 「ELOやパイロットなど英ポップ」。ダッチ・プログレ恐るべし。

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ドイツ

ABACUS / ABACUS

このドイツのグループ、マイナーですが、グリーンスレイドやグリフォンあたりと肩を並べる好グループですよ~。イエス直系ファンタスティックなプログレのファンは是非一聴を!

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お次ぎは東欧へ!

ハンガリー

PIRAMIS / 1

ヒプノシスっぽいジャケがオシャレなハンガリー産プログレ・ハード名作。センチメンタルだったりゴリゴリとハードだったり、この雑食感こそ辺境プログレの醍醐味!レビュワー4人も絶賛!

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ルーマニア

F.F.N. / ZECE PASI

ルーマニアのグループ、75年作。

英フラッシュやキャパビリティ・ブラウンに通じるニッチ・ポップ/プログレ風味にフルートをフィーチャーした逸品!

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イスラエル

ZINGALE / PEACE

イスラエル・プログレの古典ですね。まるでイエス meets アルティ・エ・メスティエリ。イタリアが誇るP.F.M.ともタメを張れる大傑作!

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さぁ、オセアニア〜北アメリカ〜南アメリカへと駆け抜けていきますよ〜。

ニュージーランド

THINK / WE’LL GIVE YOU A BUZZ

イエスのベーシスト、クリス・スクワイアがハード・ロック・バンドを結成してVertigoからリリース!って感じのグループを、な、なんとニュージーランドで発見っ!

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カナダ

SLOCHE / J’UN OEIL

YESとRETURN TO FOREVERを掛け合わせたようなサウンドだって? な、なるほど・・・。

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いよいよアメリカへ到達。イエスやジェントル・ジャイアントに影響を受けたハード・ドライヴィンかつキャッチーなプログレ・ハード名作がたくさんありますね!

アメリカ

STARCASTLE / STARCASTLE

「アメリカのイエス」と言えば?このグループが筆頭格ですよね!

イエスへの愛がこれでもかと溢れるアンサンブル!ものすごい躍動感!

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FIREBALLETT / NIGHT ON BALD MOUNTAIN

クリムゾンのイアン・マクドナルドのプロデュースでデビューした米シンフォの隠れた名盤。ジャケからして秘宝臭ぷんぷんですが、音もイエス&ジェネシス直系のファンタスティック・プログレでたまりません!

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YEZDA URFA / BORIS

YESのスケール感いっぱいのファンタジーとGENTLE GIANTの先の読めない超絶技巧アンサンブルの完璧な融合・・。もはや隠れた名盤とは呼べないアメリカ産テクニカル・シンフォの傑作ですよね!

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南米からも一枚!

アルゼンチン

AVE ROCK / AVE ROCK

「青空」というより、ジャケの通りの「星空」がぴったりな荘厳かつテンション溢れるファンタスティック&ハードなアンサンブルが魅力。

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ラストは、新鋭から2枚をご紹介しましょう。

QUORUM / KLUBKIN’S VOYAGE

ロシアの新鋭。

全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!

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「クリアでテンションいっぱいのファンタスティック・プログレ」特集の締めは、やはりこの一枚でしょう!

MOON SAFARI / HIMLABACKEN VOL.1

ま、まさか、あの『LOVER’S END』を超えるとは・・・。覚醒したソングライティング、より一体感を増した演奏、アイデアみなぎるアレンジ。恐るべき才能。

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いかがでしたか?

僕らの心をつかんで離さないキャッチーなメロディとハーモニー、そしてクリアで躍動感いっぱいのアンサンブル。

みなさまにとって心躍る一枚が見つかれば嬉しいです。


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ファンタスティック・プログレ

  • YES / CLOSE TO THE EDGE

    72年作5th、緊張感、幻想美、構築性、ダイナミズム、超絶技巧!これぞプログレと言うべき要素が詰まった超傑作!

    その構築的に練り上げられた楽曲と凄まじい演奏技術により、今なお多くのフォロワーを生み出しているイギリスのグループの72年作5th。その内容は前作「こわれもの」と並ぶ、プログレッシブ・ロック史に留まらず70年代ロック史に残る屈指の大名盤であり、20分近い表題曲をメインに据えたコンセプト・アルバムとなっています。Keith Emersonと人気を分かつRick Wakemanによる華麗なキーボード・オーケストレーション、カントリーからフラメンコまでを自在に操る個性派ギタリストSteve Howeの超絶プレイ、難解な哲学詞を伝えるハイトーン・ボーカリストJon Anderson、テクニカルでタイトなBill Brufordのドラム、そしてリッケンバッカーによる硬質なベースさばきを見せるChris Squire、今にも崩れそうな危ういバランスを保ちながら孤高の領域に踏み入れた、まさに「危機」の名に相応しい作品です。

  • GREENSLADE / GREENSLADE

    緩急自在のダブル・キーボードを特徴とする英国叙情溢れるプログレ、73年作1st

    COLOSSEUMのDave Greenslade、Tony Reeves、KING CRIMSONのAndrew McCulloch、SAMURAIのDave Lawsonというテクニシャンが集結し、ギターレスのダブル・キーボードの強みを生かしたプログレッシブ・ロックを聴かせたイギリスのグループの73年デビュー作。彼らの作品の個性と言えるキーボードはピアノ、オルガン、メロトロンを中心にクラシカルな雰囲気ではなく、ブルージーないぶし銀のプレイを基本にポップ・テイストを乗せた素晴らしいアプローチを披露。スリリングなパフォーマンスも見せますが、アンサンブル主義のさじ加減が絶妙であり、英国的なマイルドさとファンタジアに溢れています。適度なユーモアを含んだ作風も個性的な、次作とあわせて名盤と言えるでしょう。

  • FIREBALLETT / NIGHT ON BALD MOUNTAIN

    元クリムゾンのイアン・マクドナルドによるプロデュース!アメリカ、メロディアスなプログレ、75年作

    FIREBALL KIDSから発展、改名し、KING CRIMSONのIan McDonaldのプロデュースでデビューしたアメリカのシンフォニック・ロックグループの作品であり、アメリカ産プログレッシブ・ロックの隠れた名盤とうたわれてきた75年デビュー作。前半はYES、GENESISといった英国のプログレッシブ・ロックバンドからの影響を感じさせながらアメリカらしいコーラスワークを駆使して展開し、後半は20分に迫る、ムソルグスキーのクラシック曲「はげ山の一夜」のプログレ・アレンジでファンタジック且つ技巧的なサウンドを聴かせています。まさに知る人ぞ知る傑作。

  • ZINGALE / PEACE

    イスラエル出身、イエス meets アルティ・エ・メスティエリと言えるダイナミックかつしなやかでファンタスティックな傑作!

    古くからイスラエル・プログレを代表する傑作としてマニアの間で語られている作品。ヴァイオリンやキーボード奏者を含む8人編成のグループ、77年作。アンサンブルの中心でゴリゴリと疾駆するベース、左右チャンネルに渡ってダイナミックに畳みかけるドラム。タイト&アグレッシヴなリズム隊がたまりません!そして、その上を時に柔らかく、時に疾走するエレピ!ジャジーなエッセンスをさりげなく取り入れるところは、いかにもイスラエル的で洗練されています。そしてそして、極めつけはヴァイオリン!優美なフレーズから、激しくロールするリズム隊の上を力強く駆け上がるフレーズまで、縦横無尽。アンサンブルのダイナミズムとは対照的に、ヴォーカルは、繊細な歌声で、KAIPAなど北欧シンフォに通ずる透明感あるファンタジーを感じさせます。コーラス・ワークも見事。ジャケットは恐いですが、サウンドは、「動」と「静」のコントラスト鮮やかでダイナミック&ファンタスティック!イスラエル・プログレの大傑作。P.F.M.ともタメを張れるグループ!超オススメです!

  • QUORUM / KLUBKIN’S VOYAGE

    ロシアからとんでもない新鋭が登場!70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の傑作!

    ロシアの新鋭グループ、2011年のデビュー作。もうオープニング・ナンバーのイントロからキてます。リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーが共演!?っといった感じで、マイルドなトーンの流麗なギターとクラシカルなピアノが美しい旋律で幕を開け、一転して、マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』を彷彿とさせるような緊張感あるピアノに切り替わったかと思うと、ドラムが走りだし、視界が一気に広がり、ギターとキーボードから次々とメロディが溢れ出る!この展開に心躍らないプログレ・ファンは居ないでしょう。さぁさぁ、ヴォーカルはどんな感じかな、と待っていると、透明感のある歌声と包み込むような歌唱が素晴らしい男性ヴォーカルが伸び伸びと美しいメロディを歌い上げる。バックではコロコロとリリカルなピアノがサポート。それにしても、全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!往年のプログレ・ファンは必聴の大傑作です。

  • FRUUPP / PRINCE OF HEAVEN’S EYES

    クラシカルかつファンタスティックなアイルランドの名バンド、74年発表の傑作3rd

    アイルランドのプログレバンド、74年3rd。その内容は「太陽の王子」を主人公に展開されるファンタジックなコンセプトアルバムであり、甘くポップセンスに溢れたメロディーとドラマチックなトータル性が素晴らしい好盤となっています。シンフォニックロックバンドとして大きく成長を遂げ、壮大なバロックサウンドを描いた前作と比べると、ずいぶん親しみやすい音へとシフトしておりキャッチーなパートが目立つようになったほか、そのコンセプト性もあってか、リズミカルで軽快な曲調を中心に収録。前2作で彼らのトレードマークの1つであったストリングスセクションはシンセサイザーに置き換えられており、そのことが楽曲の持っているポップな魅力をより一層強固なものにしています。また、演劇性にも富んでおり、御伽噺のような英国然とした世界観でファンタジックに聴かせる1枚となっています。

  • STARCASTLE / STARCASTLE

    「アメリカのYES」として知られるグループ、76年デビュー作

    プログレッシブ・ロックの歴史においてYESフォロワーは数知れず各国から乱立していますが、その中でも最も有名なYESフォロワーとなったアメリカのシンフォニック・ロックグループの76年作。時代がコンパクトなロックへと向かっていた時期に、アメリカ独特のポップセンスを感じさせながら70年代プログレッシブ・ロックにこだわった長尺主義などを積極的に採用しており、その演奏は本家と間違えるほどの徹底したクローン・サウンドとなっています。特にきらびやかなキーボード・サウンドにはRick Wakemanの影を感じ、ハイトーンのボーカリストはまさにJon Anderson風。ここまで徹底したサウンドを追求すればそれ自体が個性になり得るという名盤です。

  • YEZDA URFA / BORIS

    アメリカ出身、YESの構築美とGENTLE GIANTの偏屈精神を併せ持つ高水準なテクニカル・シンフォニック・ロック、75年の名作

    YESの構築美とGENTLE GIANTの偏屈精神で同郷MIRTHRANDIRと同系統のサウンドを持ち、非常に高水準なテクニカル・シンフォニック・ロックを奏でるアメリカの技巧派グループによる75年作。変拍子というよりは1曲を通してキメだらけといった雰囲気の息もつかせぬほどの技巧を見せており、クラシカル且つレトロなシンフォニック性を感じるキーボードと、やたらとせわしないドラム、管楽器を巧みに利用したアプローチが耳に残ります。長尺曲を多く含むものの、最大瞬間風速のように過ぎる超絶技巧にはただただ驚くほかありません。本作の楽曲をベースに、次作「Sacred Baboon」が製作されます。

  • PIRAMIS / 1

    ハンガリーを代表するプログレ・ハード・グループ、77年作の名作

    ハンガリーのプログレ・ハード・グループ。77年作の1st。ジャズのエッセンスを感じさせるエレピからシンフォニックなシンセまで幅の広いキーボードを中心とするプログレ・ハード。土台を築くギター&リズム隊は思いのほかゴリゴリとタイト&ハード。その雑食な感じがこの作品の魅力であり、これぞ辺境プログレの醍醐味。ハード・エッジなパートから、突然、ひんやりともの悲しいトーンのシンセによるシンフォニックなパートへと切り替わったり、振幅の激しさは聴いていてワクワクします。センチメンタルなヴォーカルも聴き所。好作品です。

  • MOON SAFARI / HIMLABACKEN VOL.1

    まさか前作『LOVER’S END』を超える作品を作るとは・・・ソングライティング、バンド・アンサンブルの両方で「覚醒」した2013年の大傑作

    05年にデビューしたスウェーデンのグループ。2010年の『LOVER’S END』でブレイクし、2013年1月には来日。ライヴ・アルバム、ミニ・アルバムをはさんでリリースされた2013年作。フル・スタジオ・アルバムとしては通算4作目。

    聖歌隊のように壮麗なコーラスではじまり、キーボードとリズム・ギターが高らかに静寂を突き破ると、高音域に向かって伸びやかに飛翔するリード・ギター、コロコロと叙情がこぼれ落ちるピアノがとめどなくメロディアスなフレーズを奏で、ムーン・サファリならではのアンサンブルに胸が高鳴ります。歌メロもこれでもかとキャッチーで切なくて、豊かなコーラス・ワークも相変わらず絶品。これまでのムーン・サファリの良いところを全て盛り込んだような完璧なオープニング!リード・ヴォーカルのPetterが作曲で、彼らしい躍動感みなぎるメロディがとめどなく溢れた名曲です。

    続いては、もう一人のソングライターでKey奏者のSimon Akessonの曲で、これがまた素晴らしい!10ccの「アイム・ノット・イン・ラヴ」を彷彿させるような陰影あるヴォーカル・パートではじまり、うっとりしているとこれでもかの急展開の幕開け。クイーンばりのオペラチックなパート、ジェントル・ジャイアントばりの変拍子でテンションみなぎるパート、ダークに渦巻くオルガン・プログレなパートを織り交ぜながらめくるめく展開します。後半は、ムーン・サファリらしくリリカルなフレーズと美しすぎるヴォーカル・パートの応酬で盛り上げ、まるでアルバムのフィナーレのようにとめどなく盛り上がっていきます。す、すごすぎるぞムーン・サファリ!

    次の曲も凄くって、クリムゾン『レッド』ばりのヘヴィなパートではじまり、クイーンというかジェリーフィッシュのようなコーラス・パート、そこからのまさかのジョージ・ハリスン風スライド・ギターが飛び出して、溢れ出るアイデアとそれを流れるように聴かせるバンドの一体感にはただただうなるばかり。

    歌心いっぱいの小曲2曲をはさんでからのSimon作曲によるラストの2曲がまた素晴らしくて、ソングライターとしての覚醒を感じます。詳細にレビューしたいですが、あまりにレビューが長すぎちゃうので、聴いてのお楽しみに!

    『LOVER’S END』であれだけの高みに上りつめた後で、次の展開はどうなるのかと思っていましたが、まさか『LOVER’S END』が序章だったとは・・・。ビートルズで言えば、『ラバーソウル』の後の『リヴォルヴァー』ぐらいの尖りっぷり!恐るべし才能。バンドの最高傑作であり、00年代以降のプログレ最高到達地点と言っても過言ではない大傑作!圧倒的なメロディ・センスはジャンルを超越していて、プログレ・ファンのみならず、キャッチーなメロディが好きなポップ・ファンも間違いなく心躍ることでしょう。これは必聴です!

  • POPOL VUH (POPOL ACE) / POPOL VUH (POPOL ACE)

    ノルウェー出身、72年のデビュー作、ファンタスティックな北欧シンフォ屈指の傑作

    後にPOPOL ACEと改名するノルウェーのグループ(ドイツのグループとは同名異)、72年作のデビュー作。KING CRIMSONやP.F.M.に通じる引き締まったドラム、GENESISの通じるファンタスティックなキーボード、溢れ出るメロトロン、JETHRO TULLに通じるフルート、グレッグ・レイクとイアン・アンダーソンを足して二で割ったようなヴォーカルが印象的。オープニング・ナンバーを聴いて心躍らないプログレ・ファンはいないと断言できます!溢れ出るメロディ、美しいアンサンブル&展開、変拍子に心躍りまくり。北欧シンフォ屈指の傑作!

  • LIFE / LIFE

    北欧らしい透明感あるファンタスティックさと英ハード直系のメランコリーとが同居した北欧屈指のプログレ名作、71年作

    スウェーデンのプログレ・トリオ、スウェーデンEMIより71年にリリースされたアルバム。プロデューサーは、アビー・ロードで働き、QUATERMASSのプロデュースを手がけたり、同国のTAGESも手がけたAnders Henriksson。ギターにピアノにシンセにヴォーカルにベースに作曲にとマルチな才能で引っ張るAnders Nordinを中心に、リズム隊を加えたトリオ編成。コロコロとリリカルなピアノにキラキラと映える北欧語の柔和なタッチのヴォーカルと美しいメロディ。泣きに流されず、全体を引き締めるクリムゾンのマイケル・ジャイルスを彷彿させるドラムと中域寄りのマイルドな歪みのギター。オープニングから、これぞ北欧プログレ!といえる透明感ある幻想美が広がります。続いては、ゴリゴリとアグレッシヴなベースが引っ張るトレッティオアリガ・クリゲットばりのハード・ロック。これもカッコ良し。アルバム最後まで、ビートルズに北欧ファンタジーを盛り込んだようなポップ・センス、英ハード直系のメランコリックなヘヴィネスとの間を自在に往き来するスケールの大きなアンサンブルが詰まっています。北欧プログレ屈指と言える完成度を誇る名作!

    • RETROD929RPM

      当時、輸出用に英語盤がわずか800枚制作されましたが、本ESOTERIC盤は、その英語盤をDISC2に収めた2枚組仕様。ボーナス・トラックとしてアルバム未収のシングル曲3曲を収録

      レーベル管理上、ジャケに若干折れがある場合がございます。ご了承ください。

  • STRANGE DAYS / 9 PARTS TO THE WIND

    75年発表の唯一作、ジェネシス/イエス影響下のシンフォニック要素とクイーン10cc譲りのポップ・テイストが絶妙にブレンドされた珠玉のブリティッシュ・ポップ逸品!

    あのデレク・ローレンスとビッグ・ジム・サリヴァンに見出され、EMI傘下のリトリート・レーベルから75年にリリースされた、英国が誇る叙情派プログレッシヴ・ロックの至宝による幻のデビュー作。ジェネシス、イエス影響下のシンフォニックな要素とクイーン、10cc譲りのポップ・テイストが絶妙にブレンドされた、イングランド、ドゥルイド、ケストレル、ジョーンズィー、フループなどと並び称される珠玉作。近年もっとも再発が待たれていたマニア垂涎の1枚。オリジナル英国盤は現在入手困難のため、高値で取引されている貴重盤。

  • FLASH / IN THE CAN

    YESの初代ギタリスト、ピーター・バンクス率いるグループ、バンクスのギタープレイが冴え渡る、72年作

    初代YESのギターPETER BANKS率いる英ロック・グループ。72年作2nd。1stより同じく元YESのTony Kayeが脱退。Peter Banksのドライヴ感いっぱいのギターとRay Bennettのゴリゴリと疾走感溢れるベースを一層フィーチャーし、突き抜けるアンサンブルで爽やかに駆け抜けます。10分以上の大曲を3曲収録しており、やはりYESを彷彿とさせる複雑かつスピーディーな展開が聴き所。キャッチーなヴォーカル&メロディは1stと変わらず魅力的。初期YESのファンはもちろん、PILOTあたりのファンも気に入るでしょう。

  • OLD MAN & THE SEA / OLD MAN AND THE SEA

    72年作、デンマーク産プログレ・ハードの傑作

    60年代末に結成されたデンマークのプログレ・グループによる72年唯一作。SONETからリリースされたオリジナル盤は500枚のみのプレスで、激レアとされる一枚。初期イエスゆずりのハイ・トーンのヴォーカル、キャッチーなメロディと豊かなハーモニー、ゴリゴリとアグレッシヴなベースと、対照的に荘厳な陰影を描く重厚なオルガン、手数多くタイトなドラム、タメの効いたブルージー&メロウなギター。その明と暗のバランスが絶妙で、初期イエスとユーライア・ヒープが出会ったようなサウンドは、わずか500枚プレスとは思えないクオリティ。アコースティック・ギターが叙情を添えたり、ピアノがジャジーな気品を添えるなど、起伏に富んだアレンジも見事です。レーベルが数々のデンマーク・ロック名盤を生んだSONETだけあり、クリアなサウンド・プロダクションも特筆。これはブリティッシュ・プログレのファン必聴と言える北欧プログレ傑作!

  • KAYAK / SEE SEE THE SUN

    オランダの名プログレ・グループ、73年デビュー作、イエスやジェントル・ジャイアント+ELOやパイロットと言える名作!

    オランダの名プログレ・グループ、73年のデビュー作。コロコロとクラシカルでリリカルなピアノ、透明感のあるトーンの伸びやかなキーボードを軸に、性急なギターやゴリゴリとアグレッシヴなベースなどイエス譲りのダイナミズムを盛り込んだサウンドが印象的。ELOやPILOTあたりの英ポップに通ずるキャッチーなメロディも魅力的で、イエス『危機』ばりのハイ・トーンのコーラス・ワークも見事。1曲目からイングランドやドゥルイドあたりの英プログレ・ファンにはたまらないサウンドで、中間部では、ジェネシスばりの幻想的なギター・ソロまで飛び出して、胸が熱くなります。2曲目以降もジェントル・ジャイアントばりに変拍子でキメまくるスリリングなアンサンブルやP.F.M.ばりに格調高いアンサンブルなど、めくるめくドラマティックかつメロディアスな展開で畳みかけます。イエスやジェントル・ジャイアントやグリーンスレイドあたりのファンは必聴!

  • THINK / WE’LL GIVE YOU A BUZZ

    ニュージーランド出身、76年作、Vertigoあたりの英プログレ直系の陰影に富んだハード・ロック

    ニュージーランドのグループ、76年の唯一作。ブルース色の無いメロウかつハード・エッジなギター、くすんだトーンのオルガン、クリス・スクワイアを彷彿とさせるゴリゴリのランニング・ベースを中心とする英プログレ直系のアンサンブルを聴かせています。Vertigoあたりのグループに通ずる陰影に富んだ哀愁溢れるメロディ&ハーモニーも印象的。せわしなくリズム・チェンジしながら畳みかけるドライヴ感溢れる楽曲、オルガンをフィーチャーしたミドル・テンポの荘厳な楽曲、スリリングなリフ主体のストレートなハード・ロックを聴かせる楽曲、ジャジーなタッチの洗練されたアンサンブルを聴かせるメロディアスな楽曲、哀愁のメロディに溢れた黄昏色の楽曲など、どの曲も叙情性溢れるメロディとアンサンブルが堪能できる佳曲揃い。派手さはないものの、じっくりと聴き応えのある味わい深い好盤です。

  • AVE ROCK / AVE ROCK

    アルゼンチン出身、荘厳かつテンション溢れる南米シンフォの名作、74年1st

    アルゼンチンのシンフォニック・ロック・グループ、74年作の1st。ダークでテクニカルなキーボード、スティーヴ・ハウからの影響を感じさせるテンション溢れるギターをフィーチャー。変拍子を多用してアグレッシヴに畳みかける、スリリングかつ荘厳なシンフォ・プログレを聴かせています。ヴォーカル・メロディーは、いかにも南米らしい叙情性が魅力的。南米シンフォの名作。

  • SLOCHE / J’UN OEIL

    カナダ出身、YESとRETURN TO FOREVERを掛け合わせたようなサウンド、75年デビュー作

    ケベックのプログレ・グループ、75年作の1st。キース・エマーソンからジャズ/フュージョンまで幅広い素養のあるキーボードを中心にした、テクニカルかつ流麗で、「RELAYER」あたりのYESを彷彿とさせる明快さも持ち合わせたプログレ/ジャズ・ロック。流麗さや浮遊感と、変拍子とゴリゴリとしたベースによる硬質さとのバランスが絶妙。いかにも北米らしいキャッチーなメロディと豊かなハーモニーも印象的。

  • ABACUS / ABACUS

    EL&PやYESなど英国プログレからの影響が感じられるドイツのプログレ・グループ、71年デビュー作

    70年代に4枚のアルバムを残したドイツのプログレ・グループ。71年のデビュー作。エッジの立ったトーンのギターがツンとしたフレーズを奏でるイエス的なパート、スリリングな変拍子をバックにハモンド・オルガンが攻撃的なフレーズで畳みかけるEL&P的なパート、ドイツらしくバロック調のオルガン/ピアノが流麗に響くクラシカルなパートなどがめくるめく展開するオープニング・ナンバーからこのバンドの持つ技術とただならぬセンスが伝わってきます。時にクリムゾンのマイケル・ジャイルスばりのスリリングかつ引き締まったリズムを聴かせるドラム、名前からしてただ一人の英国人と思われるヴォーカルによる演劇的かつ牧歌性のある歌唱も特筆。このバンドはマイナーですが、グリーンスレイドやグリフォンあたりと肩を並べる好グループ。オススメです。

  • F.F.N. / ZECE PASI

    ルーマニアのグループ、75年作、英フラッシュやキャパビリティ・ブラウンに通じるニッチ・ポップ/プログレ風味にフルートをフィーチャーした逸品

    ルーマニアのグループ、75年のデビュー作。再発レーベルからのインフォにはジェスロ・タルやグレイヴィー・トレインが引き合いに出されていますが、吹き飛ばすアグレッシヴなフルートなど、確かにその通り。個人的には、ブルースがベースにありつつもエッジの立ったトーンで鋭角に切り返すギターやゴリゴリとシャープなベース、ハイ・トーン寄りのニッチ・ポップ・フレイヴァーもあるルーマニア語のヴォーカル、憂いある豊かなコーラスあたり、英国のフラッシュやキャパビリティ・ブラウンなどを彷彿させます。格調高いクラシカルなピアノに艶やかなストリングスが入るバラードも魅力で、3曲目「Speranta」は、プロコル・ハルムやイ・プーもびっくりの気品ある美メロ名曲。フルート入りの英プログレやユーロ・ロックのファンはもちろん、英ニッチ・ポップのファンにもオススメしたい好グループ。秘宝臭ぷんぷんのジャケの通りの名作!

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