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【ユーロロック周遊日記】『NIEMEN / MOURNER’S RHAPSODY』

前回より始まった「ユーロロック周遊日記」。毎日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介してまいりたいと思います!
今回は、ポーランドが世界に誇る名シンガー/キーボーディストNIEMENの74年作『MOURNER’S RHAPSODY』をご紹介いたしましょう。

NIEMENは、1939年に生まれ60年代前半より音楽活動を開始、70年代には数多くのプログレ名盤をリリースしています。惜しくも04年に亡くなってしまいましたが、本国ポーランドでは彼の胸像が造られるほどの国民的人気を得た、ポーランド・ロックの父とも呼べる人物でした。

この74年作はアメリカで録音された全編英語詞による作品。前作まで演奏を担当していたSBBの面々から、キーボードにJan Hammer、ベースにRick LairdなどのMAHAVISHNU ORCHESTRA人脈、そしてポーランドの名ヴァイオリン奏者Michal Urbaniakを迎えた布陣で製作されています。それでは、このメンバーによるポテンシャルが存分に発揮されたナンバー「I SEARCH FOR LOVE」をお聴きください♪

試聴 Click!

テクニカルに畳み掛けるアンサンブルもさる事ながら、NIEMENによる絞りだすようなヴォーカルの存在感が凄いですよね。MAHAVISHNUのテンションそのままの超絶アンサンブルとここまで堂々と渡り合えるヴォーカリストなんてそうはいないはず。彼のシンガーとしての並々ならぬ力量を感じさせます。

NIEMEN(CZESLAW NIEMEN)の在庫

  • NIEMEN(CZESLAW NIEMEN) / MOURNER’S RHAPSODY

    Jan HammerやRick Lairdらマハヴィシュヌのメンバー参加の74年作、熱くスリリングな演奏が堪能できる傑作

    ポーランド出身のKey兼Vo。74年作の10thアルバム。前作までバックを務めたSBBに代わり、Jan Hammer、Rick LairdといったMAHAVISHNUのメンバー、名エレクトリック・ヴァイオリン奏者Michal Urbaniakなどが参加。バックの精緻なアンサンブルと、NIEMENの熱いヴォーカル&荘厳なオルガン/メロトロンが絡んだサウンドは、これぞ「NIEMEN」印のオリジナリティに溢れています。最高傑作。

  • NIEMEN(CZESLAW NIEMEN) / KATHARSIS

    「ポーランド・ロックの父」とも評されるシンガー/キーボーディスト、「N. AE.」名義でリリースされた76年作

    「ポーランド・ロックの父」として讃えられるシンガー/キーボーディストによる76年作。75年リリースの前作『NIEMEN AEROLIT』に参加したドラマーで、同年に死去したPiotr Dziemskiに捧げられた作品となっています。本作は「文明の発展やそれに伴う宇宙開発の行きつく先に待つ罠」をテーマにしたコンセプト・アルバムで、Niemenがすべての演奏を自身で務めているのが特徴。シンセやメロトロンをメインに駆使して、スペーシーかつトライバルかつ前衛的かつどこか物悲しさも漂わせる独特の音世界を創り上げていて、これは圧巻です。多くがインスト曲ですが、ヴォーカルをフィーチャーしたナンバーでは、R&B調から語り調まで一人コーラスを伴ったさすがの歌唱も聴かせてくれます。同時期のクラウス・シュルツェの作風にも近いと言える一方、このゾクゾクするようなメロトロンの鳴らし方は孤高と言う他ありません。ずばり傑作にして怪作!

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