2013年7月24日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
ちょうど40年前の1973年7月にリリースされたモット・ザ・フープルの6th『MOTT 革命』をピックアップいたしましょう。
サイレンスというバンドにヴォーカルのイアン・ハンターが加入し、バンド名を変えて1969年にデビューしたモット・ザ・フープル。
4作のアルバムをリリースするも売れずに解散を決意したのですが、バンドのファンだったデヴィッド・ボウイがその話を聞き、72年5th『ALL THE YOUNG DUDES すべての若き野郎ども』をプロデュース。この作品がヒットし、一躍グラム・ロックのトップ・バンドに躍り出ました。
そして、満を持してセルフ・プロデュースで制作したのが『MOTT 革命』。彼らの最高傑作とも表される名作ですね。
前作のドラマティックな構成を引き継ぎながらも、ストレートでハードなロックンロールを前面に出したこの作品は、英チャート7位にランクインする快挙を果たしました。
それでは、2曲をピックアップしてご紹介いたしましょう。
まずは、オープニングナンバー「All The Way From Memphis」!イアン・ハンターの軽快なピアノにハードなギターが絡んでいき、キャッチーなサビで一気に盛り上がります。間奏に入るロキシー・ミュージックのアンディ・マッケイのサックスもグルーヴィーでいいですね!
ステージではアグレッシヴなパフォーマンスをしていたという彼らの1面を思わせるハードなナンバーもご紹介!
デヴィッド・ボウイがプロデュースした前作『ALL THE YOUNG DUDES すべての若き野郎ども』により、一躍人気を獲得したモット・ザ・フープル。グラムバンドとして成功しても、「自分たちはロックンロールバンドだ!」と自負していていた彼らは、73年6thの本作をセルフプロデュース。ワイルドで妖しいイアン・ハンターのヴォーカルがグラムロックの華やかさを漂わせつつ、サウンドはギターを前面に出したストレートなロックンロールになっています。オープニング「All The Way From Memphis」から、キャッチーなロックンロールナンバーで、軽快なピアノのイントロから始まり、いったんトーンダウンすると、イアン・ハンターのヴォーカルとハードなギターが絡みながらじわじわ聴かせていき、テンポアップしたギターを合図にサビへ突入。コーラスも加わりキャッチーなメロディ−で一気に盛り上がり、間奏ではグルーヴィーなサックスが滑り込んで一段と盛り上げます。エネルギッシュなロックンロールバンドとしての魅力が十二分に発揮された傑作。
以前ご紹介しました米音楽情報サイトによるモット・ザ・フープルのベストソングTOP10!も合わせてご覧ください。
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