2012年6月19日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは、スタッフKです!
今回のカケレコ放送局、テーマは「青春狂走ガレージ・サイケ」!
60年代中?後半、アメリカ各地に星の数ほど存在したガレージ・バンド。
もともとの影響源であるブリティッシュ・ビートはもとより、
本場アメリカのエネルギッシュなR&Bを高速回転させたかのような性急なビート&爆音。
後にサイケデリック・サウンドへ突入して行く過渡期のガレージ・パンク・バンドや、
フォーク・ロック・スタイルの中にギターの増幅音を高めたバンド、
アヴァンギャルドなごった煮サウンドでプログレッシヴでさえあるバンド等々…。
ここでは、パンキッシュな破壊力、そしてサイケな揺らぎと間、
その双方を包含した旨みたっぷりのガレージ・サイケ盤を在庫からご紹介します!
当時のシーンでひときわ異彩を放っていた黒ずくめの衣装と、それにそぐわぬとも云えるラフな演奏との落差は唯一無二!のちに『ファンタスティック・マック』を手がけるキース・オルセンも在籍!
「アメリカのピンク・フロイド」と銘打たれてデビューするも、商業戦略にもまれまくった、不運のグループと言えば…?
エレクトリック・ブズーキ、ハモンド、フルートが暴れまわるNY産ガレージ!ドシャーンと銅鑼の音で幕開ける最終曲が、めちゃカッコいいです!
「何よりもヴォーカルのフレッド・コールの狂おしい歌声が素晴らしい。狂おしき青春の叫び。まるで不良の駄々っ子が覚せい剤を打って泣き叫んでいるようなインパクトがある」by HAPPYSADさん
LITTERのギタリストが、脱退後に結成したグループをご存知?2本のギターによるハードかつ洗練されたアンサンブルがメロディを盛り立てる、アメリカン・マイナー・ハードの好グループなんです!
よくあるシタール・ロックと思って聴いてたら…妙な安息を覚える低い囁き、背後からひたひた迫り来るドラム&ベース、そしてついぞ牙を剥くファズ、一気に爆発するガレージ衝動!!…こりゃまいった。
上で紹介した「ID」のアウトテイク音源で構成されたアルバムで、グループも名ばかりで実在しない「でっちあげグループ」とのことですが…。でも、鳴ってる音は正真正銘の60sサイケ・ロック!
VELVET UNDERGROUNDのドラマーMoe Tuckerの、VU解散後の活動をまとめた2枚組アンソロジー。ソニック・ユースとの共演曲「Chase」、青白くひりついた狂気的な名演、ご試聴どうぞ!
もう、これぞという、ティーン・ガレージの結晶。なんだかもらい泣きしてしまいそうですわ…
「レココレサイケ号にも掲載されていたガレージ・バンド。カバー中心だが、サイケデリック・フィーリング溢れる解釈でとても心地良い。浮遊感って大事よね」by ニックのブギーさん
ざらついたガレージ・フォーキーな感触と、甘酸っぱい疾走感が印象的なオクラホマ産ガレージ!不揃いなファッションもなんともミドル60sでナイスですねぇ?!
ラストは名盤!【裸のラリーズのご先祖?】ラリーズ好きの貴方に、USガレージ・サイケの名グループをご紹介!延々と歪んでは増殖しつづけるこのギター、どうぞお聴きください!曲名は、フィードバック!!!
メランコリックなメロディーをストリングスが彩り、オルガンが叙情的に響き渡るオープニングから引き込まれるなぁ。オルガンが疾走するナンバーも良いし、これはアート・ロック名作!
FORD THEATRE/TRILOGY FOR THE MASSES
BIGPINK853(BIG PINK)
2190円 (税込2409円)
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