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『沼へ行く~八重樫治と探求するスワンプ・ロック/SSW』 第二回~サザン・ソウルのメロウネスがにじむスワンプSSW沼へゴーの巻

こんにちは、カケレコ店長の田中です!
スワンプ・ロック/SSW探求コーナー『沼へ行く』。

第一回の「パブ・ロッキンなゴキゲン哀愁ソウルフル・ヴォーカル」に引き続き、今回の第二回は、「ダン・ペンのその先へ」ということで、サザン・ソウルのメロウネスがにじむスワンプSSW沼へゴー!

八重樫『フッフン…店長!』

店長『あ、八重樫さん、どうもです!前回のゴキゲンなヴォーカリスト探求、とっても楽しかったです。普段はブリティッシュものばかりなんですが、米スワンプ・ロックにも英ロックに通じる哀愁があってグッとくるなぁ、と世界が広がりました!』

八重樫『フッフン…哀愁ね。そんじゃ今日は、サザン・ソウルの二大メッカ、メンフィスとマッスル・ショールズの話でもツマミに、スワンプSSW鍋でもいただくよん!」

店長『サザン・ソウルかぁ。昔、忌野清志郎が出てた番組を見て、オーティス・レディング「Dog Of The Bay」って曲にはグッときましたよ。』

八重樫『フッフン…んじゃ、スティーヴ・クロッパーは知ってるよね?』

店長『いや、聴いたことないですねぇ。』

八重樫『もう仕方ないなぁ。んじゃ、教えちゃう!オーティス・レディングを育てたのが、メンフィスのスタックス・レコード。そこで生まれた数々の名作でバックをつとめたのが、ブッカー・T&ザ・MG’sってバンドで、そのギタリストがスティーヴ・クロッパーね。「The Dog Of The Bay」もオーティスと共作してるの!ジェフ・ベックやジョン・レノンの作品にも参加してるから、覚えておくこと…フッフン!』

店長『なるほど。それで、そのスティーヴ・クロッパーさんは米スワンプ・ロックと関係あるんですか?』

八重樫『それが、あるんだよね。サザン・ソウルは白人ミュージシャンと黒人ミュージシャンががっちりと協力しあってるのが特徴なんだけど、その白人ミュージシャン達が米スワンプ・ロックの作品でも良い仕事をしてるのよ。んじゃ早速、スティーヴ・クロッパーが参加してるWATCHPOCKETからゴーするよ。米スワンプ・ロックに流れるサザン・ソウルのディープ・エキスが君には分かるかな…フッフン!』

店長『う?ん、なるほどコクがありますね。憂いあるしゃがれ声が胸に迫るヴォーカルもいいなぁ。』

八重樫『この作品には、もう一人重要人物が参加してるの。クラプトンやデイヴ・メイスンにも楽曲を提供するほどの実力派ソングライターのジェリー・ウィリアムスね。次は、この人の72年作ソロを聴いてみるよん!なんと、ニッキー・ホプキンスが参加していて、これが泣けるんだ…フッフン』

店長『うひゃ?、これは感動的!線の細いヴォーカルからリリシズムが溢れてますね。ニッキーのピアノも相変わらず泣かせる・・・。』

八重樫『これには、フッフンがとまらんでしょ?ジェリー・ウィリアムスは、60年代にHIGH MOUNTAIN HOEDOWNってバンドを率いていて、これがまた黄昏フォーク・ロックの名作だから、要チェックなのだよ…フッフン!』

店長『う?む、米スワンプ沼、奥深し・・・。』

八重樫『そんじゃ、次は、もうひとつのサザン・ソウルのメッカ、アラバマはマッスル・ショールズへゴーするよ?…フッフン!』

店長『マッスル・ショールズ。よく聞くので、知ってますよ?。マッスル・ショールズ・スタジオですよね!』

八重樫『そうそう、マッスル・ショールズには、50年代末にフェイム・スタジオがまずできて、サム・クックやアレサ・フランクリンなどソウルの名作を多数生み出したのは、まさか知らないってことはないよね!ま、いいや。そこで活躍したミュージシャンが独立して、69年に設立したのがマッスル・ショールズ・スタジオね。ストーンズやトラフィックの作品も録音されているから、ロック・ファンにもお馴染み!…フッフン!』

店長『デュアン・オールマンもそこでセッション・ギタリストとして腕を磨いたんですよね。』

八重樫『フッフン…そゆこと。そんで、スタジオ所属のソングライターとして数々のソウル名曲を生みだしたのが、米スワンプ・ロック/SSWファンお馴染みのダン・ペンというわけね。流してみるよ。』

店長『これは持ってます。良いですよね?。』

八重樫『そんで、ダン・ペンとソングライターを組んでいたのが、スプーナー・オールドハムで、彼のソロも名作っ…フッフン!』

店長『このヴォーカル、良いですね。ちょっと音程おぼつかないところが逆に泣けるなぁ。それにしても、今日の八重樫さん、なんだかいつもと違って教え上手でしたね。』

八重樫『ピーター・バラカンの変わりなら、いつでもこの八重樫治がつとめるから?。業界の方、よろしく?…フッフン!』

店長『・・・』

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第一回「パブ・ロッキンなゴキゲン哀愁ソウルフル・ヴォーカル沼へゴーの巻
第三回「グラム・パーソンズ?俺たちを忘れるな?カントリー・フレイヴァーが胸に染みる南部SSW沼へゴーの巻
第四回「LAスワンプ人脈と英スワンプ沼へゴーの巻

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