2018年9月28日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
こんにちは。スタッフみなとです。
今週の土日は、全国的に雨のようですね。
雨を連想させる、優しくドリーミーなポップ/SSW作品をピックアップいたしました。
しとしとと降る雨のような、ウェットな質感がなかなか心地良い作品ばかりです。
米ソフト・ロック/ハーモニー・ポップ・デュオ、「雨」をテーマにした72年のコンセプト作。
甘くメロウな曲、優しいオーケストレーション、そして雨音が絶妙にマッチしています!
米ウィスコンシン州SSW、77年作。曲名もまさに「Rain On Me」。
流れるようなアコギ、優しいボーカル、そしてくぐもったサウンドがとにかく気持ち良いです。
雨の日はこんな音楽を聴きながら、部屋でゆっくりくつろぎたいものです。
米国のSSW、リンダ・パーハクス。
1Stアルバムから44年ぶりに届けられた、アンビエント・アシッド・フォークな2nd。
ふつふつ湧いてくるような電子音、繊細なパーカッションが雨音を思わせます。
英女性SSW、72年のソロ唯一作。
湿った質感のメロディーと落ち着いたボーカルが魅力的。
キラキラと鳴るパーカッションが、少し強くなってきた雨音のようです。
ウェールズ出身のSSW、74年リリースのソロ・デビュー作。
降り続く雨のような細やかなギター、ドリーミーなボーカルが絶品です。
天上から少し陽の光が差し込んでいるような、暖かな雨を連想させます。
ニュージランド出身のフォーク・ロック・グループ、72年作。
くぐもったボーカルとほんのりサイケな楽曲、ブルージーなハーモニカやオルガンが独特の哀愁を醸し出しています。
いかがでしたでしょうか。
音楽で雨を楽しんでいただけましたら幸いです。
Lesley DuncanやLinda Lewisのプロデュースや、Ronnie Lane『スリム・チャンス』でのストリングス・アレンジなど有名なプロデューサー&アレンジャーのJimmy Horowitzが手がけた英女性SSW。72年のソロ唯一作。サンディ・デニーにちょっぴり透明感や可愛らしさを加えたような歌声、うっとりするほどに美しいメロディ、リリカルなピアノや艶やかなストリングスが彩るアレンジ。雰囲気たっぷりのジャケに負けない、鮮やかな歌世界が広がります。コンテンポラリーな英フィメール・フォークとして一級と言える名品でしょう。アコギの爪弾きや色彩感ある奔放なメロディラインはジョニ・ミッチェルからの影響も。これはオススメです。
心あるSSW〜サイケ・フォーク・ファンにまで絶大な人気を誇っているJOHN VILLEMONTEによるデビュー作。ウィスコンシン州マディソンでの録音で、4トラックMTRによる一人多重録音作品。しかしこの、独特の微睡みの世界へ誘うかのような歌のいざないは、多くのフォーク・ファンを魅了することでしょう!原盤は当然の如く大変レアでしたが、こうして再発盤によって聴くことが出来るのは、とても有難いものです。ボサノヴァが持つライトな歌の質感、AORからPOST PUNK以降のネオ・アコースティックなSSWまでを嗜好する幅広い「うた」リスナーに響く、心安らぐ一枚です。2nd「THIS」もお勧めです!紙ジャケット仕様。
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!