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「こちら、カケレコ放送局!カケレコ・ヴィレッジ・ミュージック・ナウ!」第12回(2011/11/04)

「皆さん、こんにちは!」

「本日の【こちら、カケレコ放送局!】は、先月10月の新品CD売上から、【カケレコ・ベストセラー/2011年10月】をご紹介します!」

「フッフーンッ!10月は、【今日は一日プログレ三昧、再び】特需のせいか、イスラエルのHATFIELD & THE NORTHこと、SHESHETが再びナンバー・ワン!に返り咲いたッフーンねっ!第6位の英国のニッチなハード・ロック・バンド、 BLACKFOOT SUEの活躍もめざましかーーー!(なぜ、博多弁…?)フッフーンッ!」

【カケレコ・ベストセラー/2011年10月】

1位: SHESHET / SHESHET

イスラエル出身、気品溢れる傑作、77年作!

直輸入盤のため、スリップケースに若干汚れ等ある場合があります。ご了承ください。

イスラエルのHATFIELD & THE NORTHと異名を取るグループ。77年の唯一作。気品溢れるピアノ、格調高くリリカルなフルートを中心に、クラシックやジャズの確かな素養が感じられる、完璧に構築されたサウンドを聴かせています。それにしても、各楽器、音の配置は全く無駄が無く、洗練されたアンサンブルは圧倒的な完成度。これは、ただただ唸るしかありません。精緻なタッチの流麗なエレキ、歌心いっぱいの動きまくるベース、しっとりとした歌声の女性Voなど、その他のメンバーもテクニック、センスともに抜群で、鳴らされるすべての音が活き活きと躍動しています。30TH ANNIVERSARY EDITIONの2枚組、スリップケース付き。

2位: ISLAND / PYRRHO

77年唯一作で知られるスイスのプログレ・グループ、唯一作リリース前の発掘音源!

77年の唯一作『PICTURES』で知られるスイスのプログレ・グループ。唯一作リリース前の75年にホームレコーディングされた音源(約39分)をDISC 1に、76年地元スイスでのライヴ音源(約45分)をDISC 2に収録した発掘音源集。07年に配信用音源として公開された音源のCD化。まずは、スタジオ・デモから。キース・エマーソンの外連味とトニー・バンクスのファンタジーとをブレンドしたような魅力的なキーボードと、イエスを彷彿とさせるゴリゴリと疾走感いっぱいのベースを中心とするめくるめくダイナミックでアグレッシヴなアンサンブルが印象的。唯一作でのアヴァンギャルドなテイストはなく、正統派のファンタスティック・プログレ。これを聴いてグッとこない70年代プログレ・ファンはいないでしょう!音質も素晴らしい。続いてライヴ音源。サックス奏者が加わり、ジャズ・ロック/アヴァン・ロックなテイストが強まり、伊ロックに通ずる手数多くダイナミックでテクニカルな演奏が堪能できます。この後、P.F.M.やACQUA FRAGILEのプロデューサーの元、作品を残すのも納得の実力。素晴らしい!2枚組。

3位: QUORUM / KLUBKIN’S VOYAGE

ロシアからとんでもない新鋭が登場!70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の傑作!

ロシアの新鋭グループ、2011年のデビュー作。もうオープニング・ナンバーのイントロからキてます。リック・ウェイクマンとアンディ・ラティマーが共演!?っといった感じで、マイルドなトーンの流麗なギターとクラシカルなピアノが美しい旋律で幕を開け、一転して、マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』を彷彿とさせるような緊張感あるピアノに切り替わったかと思うと、ドラムが走りだし、視界が一気に広がり、ギターとキーボードから次々とメロディが溢れ出る!この展開に心躍らないプログレ・ファンは居ないでしょう。さぁさぁ、ヴォーカルはどんな感じかな、と待っていると、透明感のある歌声と包み込むような歌唱が素晴らしい男性ヴォーカルが伸び伸びと美しいメロディを歌い上げる。バックではコロコロとリリカルなピアノがサポート。それにしても、全パートのどこを切り取ってもメロディが溢れ出る、と言っても過言ではないメロディアスぶり!これはGENESISやCAMELやYESなど70年代プログレの遺伝子を受け継いだ正統派プログレとして一級の出来映え!往年のプログレ・ファンは必聴の大傑作です。

4位: MOON SAFARI / A DOORWAY TO SUMMER

これでもかと叙情性溢れるファンタスティックな北欧シンフォ、名作!

スウェーデンのメロディアス・シンフォ・グループ。05年のデビュー作。FLOWER KINGSのTomas Bodinによるプロデュース。アコギのアルペジオをバックに、キーボード、フルート、ピアノ、エレキが控えめながらリリカルなフレーズを奏でるファンタスティックなアンサンブルがなんとも素晴らしい。夢見心地の優美なメロディも絶品に一言。1音1音の響きを確かめるように丁寧に編み上げた精緻でいて暖かみ溢れるアンサンブル。アルバム全編を貫く叙情性。メロディ好きにはたまらない逸品です!(一部ノイズが入っている箇所がありますが、マスターに起因するものです)。

5位: MOON SAFARI / BLOMLJUD

これでもかと叙情性溢れるファンタスティックな北欧シンフォ、名作!

スウェーデンのシンフォニック・ロック・グループ、08年作2nd。柔らかく広がるメロディアスなキーボード、流麗なピアノ、繊細なタッチのアコギ。ヘヴィさは無く、手工芸品のように丁寧に音を編んだファンタスティックなアンサンブルが持ち味。ただ、緩さは無く、キメのパートでのドラマティックさと優美さは、GENESISにも負けていません。親しみ溢れる歌声のヴォーカルと優美なメロディ、そして卓越したコーラス・ワーク。とにかくアンサンブルのどこを切っても、叙情性がとめどなく溢れ出ます。70年代の作品と言われても分からない、温かみ溢れるサウンドもアンサンブルの魅力を一層引き出しています。北欧シンフォの名作。2枚組。

6位: BLACKFOOT SUE / NOTHING TO HIDE

捻りに捻ったメロディ・センスはニッチ・ポップ・ファン必聴、英国出身ハード・ロック・バンドの73年発表1st

英国出身、ハード・ロック・バンドの73年1stアルバム。ブルージーな速弾きを得意とするギターがヘヴィなサウンドを牽引。うねるベース、パワフルなドラム、よく跳ねるピアノを加えた骨太且つコンパクトなアンサンブルは、グラム・ロックの要素を感じさせます。甘い声質のヴォーカルも魅力的。キャッチーなメロディを随所に配するだけでなく、ファンタスティックなコーラスやメキシカンなメロディを導入するなど変化に富んだ曲調も特徴。捻りに捻ったメロディ・センスは英MR.BIGにも匹敵、ニッチ・ポップ・ファン必聴です。ボーナス・トラック5曲。

7位: SLOWBONE / REAL ROCK AND ROLL SWINDLE !

オルガンとギターのツイン・リードが炸裂!70年代にロンドンで活躍したキャッチーなハード・ロック・バンド、強烈です!

レーベルでの管理状況の都合上、背ジャケに若干折れのある場合がございます。直輸入盤ということでご了承ください。

71年~77年に活躍したロンドンのハード・ロック・バンド。鍵盤奏者を含む4人組。72年、74年、77年に録音されたスタジオ音源12曲に加え、73年と74年のライヴ音源11曲、さらに75年のラジオ・インタビューを収録した編集盤。アイアン・メイデンやセックス・ピストルズへ与えた影響についてライナーで触れられていますが、音を聴いて納得。エネルギッシュに駆け抜けるリズム隊、エッジの立ったスリリングなギター・リフ、ハイ・トーンの絞り出すシャウト・ヴォーカル!そして、特筆なのが、ツイン・リード。それもギター2本ではなく、ギターとオルガンがメロディアスでスピード感いっぱいなツイン・リードを炸裂させています。初期YESのようなプログレッシヴな疾走ナンバーもカッコ良い。70年代中期の音源は、デヴィッド・ボウイを彷彿とさせるキャッチーなグラム・ロックも。これは素晴らしいグループ!オススメです!

8位: BLACKFOOT SUE / STRANGERS

英国出身、グラム色の強いハード・ロック・グループによる74年2nd、華やかなコーラス・ワークに彩られた抜群のメロディ・センスと、遊び心溢れるアレンジはニッチ・ポップ・ファン必聴

英国出身、ハード・ロック・バンドの74年2ndアルバム。甘い声質のヴォーカルが歌い上げるキャッチーなメロディを彩るゴージャスな女性コーラス、ムーディ且つソフトな男性コーラスは、COCKNEY REBELや英MR.BIGを彷彿とさせる華やかなもの。捻りに捻った抜群のメロディ・センスと、カリプソを導入するなど遊び心溢れるアレンジを兼ね備えており、英国POPならではのユーモアと愛嬌に溢れています。パワフルなリズム隊、リズムを打ち付けるようなピアノによるグラム色の濃い骨太なアンサンブルはビートを刻むことに重点を置いており、ヴォーカル・メロディを際立たせています。間奏部でむせび泣くブルージーなギターも素晴らしい。ニッチ・ポップ・ファンや、MOTT THE HOOPLEやSLADEなどのグラム・ロック・ファンには必聴の一枚。ボーナス・トラック3曲。

9位: DISCUS / …TOT LICHT !

インドネシア出身、驚異的なテクニックと見事なアレンジ・センス、名バンド!97年作

インドネシア出身のプログレ・グループ。ヴァイオリン奏者、フルート&サックス奏者、透明感ある女性Voを含む8人組。名作1stに比べ、アヴァン・ロック度、メタル度が増した印象。ただ、美しいストリングス・シンセをフィーチャーしたシンフォニックなパートや、アコギとフルートが美しい静謐なパートなども健在。アレンジの振幅が爆発的に増し、アンサンブルの強度も格段にアップ。何でもありの音楽なんですが、バタバタした感じは一切無く、構成が見事で、すべてを「必然」に響かせています。うーむ、凄すぎるぞインドネシア!

10位: AGENTS OF MERCY / BLACK FOREST

Roine Stolt率いるプロジェクト・バンド、泣きのギターと多彩なキーボード群によるダイナミックなアンサンブルが映えるコンセプト・アルバム

スウェーデンのプログレ・グループFLOWER KINGSのRoine Stolt(G)、UNIFAUNのNad Sylvan(Vo)を中心としたプロジェクト・バンド。11年作3rd、初のコンセプト・アルバム。メタリックな早弾きから泣きのソロまで表情豊かに弾きまくるギター。メロトロン、ピアノ、ムーグなど多彩な音色で楽曲を盛り上げるキーボード群。演劇調の情感のこもったヴォーカルと厚みのあるコーラス隊。三位一体で繰り広げられるシンフォニック・ロックはダイナミズムに溢れており、初期FLOWER KINGSを彷彿とさせます。テクニカルで目まぐるしい展開が続きながらも、往年の英プログレのような親しみやすく叙情的なメロディが溢れておりドラマティックな世界観に惹きこまれます。シンフォニック・ロックの名作。デジパック仕様。デジパックに若干角潰れのある場合があります。直輸入盤ということで、ご了承ください。

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