2011年10月26日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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こんにちは、カケレコ・スタッフの柴田です。
当店のミニコミなどでもお世話になっておりますvertigo6360002さんから先日コメントを頂きました。
GENESISの曲名は「LOS ENBOS」じゃなくて「LOS ENDOS」であるとのご指摘。
恥ずかしながらこの年まで「ロス・エンボスかっこいいよねー」と100回くらい発言して来てしまいました。vertigo6360002さん、教えていただきありがとうございました。
さて、本日の1曲目はCAMELの78年のアルバムより「ECHOES」をどうぞ。
『BREATHLESS』 1978年
久しぶりに聴きましたがやっぱり名曲ですね。従来のCAMEL節とも言うべきファンタジックなキーボード・サウンドに爽快感が加わっています。前作で加入したリチャード・シンクレアが完全に溶け込んでおり、この時期ならではの牧歌的なメロディ・センスはまるでCARAVANのようです。
ここから2曲はCAMELを始めとする英シンフォニック・ロックの影響を受け継いだドイツのグループを続けてご紹介。まずはドイツを代表するシンフォニック・ロック・グループ、NOVALISの2ndから「IMPRESSIONEN」!
『NOVALIS/NOVALIS』 1975年
ブルックナーの交響曲第五番のテーマを効果的に挿入した曲。英国のシンフォニック・サウンドに影響を受けつつも、荒々しいドラム・サウンド、過剰にセンチメンタルなメロディーにたまらなくドイツ臭を感じさせますね。キーボードを中心としたドラマティックな正統派のインストゥルメンタルで、これをCAMELの次に繋げたのは我ながらナイス選曲でした。
続いてはジャーマン・シンフォの個性派、HOELDERLIN’S TRAUMの72年作より「REQUIM FUR EINEN WICHT」をどうぞ。
幽玄なフルート、儚げなメロトロンの調べに乗るミステリアスな女性ヴォーカルがたまりませんね。シンフォニックということで言えば、女性ヴォーカルが脱退した2nd以降の方をチョイスするのが妥当なのですが、やはりこのミステリアスなサウンドの魅力には抗えませんでした。タブラ、シタールも登場、どっぷりと暗いドイツの幻想音楽。最高ですね。
本日はここまで。
また次回お会いしましょう。
重く荒々しいリズム隊とファズ・ギターが彩る溢れるロマンチズムと暗い叙情、ジャーマン・プログレの名作群を当店中古棚からチョイス!リストはこちら↓
ツイン・キーボード編成で、メロトロン、アナログ・シンセ、ピアノから美旋律が溢れ、極めつけはアニー・ハズラムをよりクラシカルにしたような美声女性ヴォーカル!
CD001(GARDEN OF DELIGHTS)
2590円 (税込2849円)
この幽玄なメロトロンの響き、やはり英国のそれとは一味違ってますね。目を瞑ったら宇宙の果てまで連れていかれそうなアンビエント・サウンド、これぞまさにコスミッシェ・ムジーク(宇宙音楽)!
724384006228/TAND5(VIRGIN)
590円 (税込649円)
強烈なヘヴィネスに加え、目眩のするようなサイケデリック濃度を併せ持つ、ジャーマン・サイケ・ハードの名グループ!エンジニアは御大コニー・プランク!!
OW0262CD(OHRWASCHL)
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流麗なヴァイオリンとピアノが織り成す幻想的な響きに歪んだギターのヘヴィネス、そしてジャーマンらしいコズミック感。後にASHRAに加入するドラマーが在籍したシンフォ・グループ、これはかなりの完成度です。
KICP2738
770円 (税込847円)
バッハの「フーガ」を取り入れて荘厳なチャーチ・オルガンで盛り上げたと思ったら、一転ラウドで荒削りギターでスリリングに畳みかける!うーんこれぞジャーマン・クラシック・ロック!
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2190円 (税込2409円)
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