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1970年名盤特集<ユーロ編>

スタッフ佐藤です。

今年2020年で、1970年代の始まりから半世紀を迎えました。

そんなわけで、ちょうど50年前の1970年に発表された作品をご紹介するのがこの「1970年名盤特集」。

前回の英国編に続いて、今回はユーロ編をお届けいたします。
ヨーロッパ各国のロック黎明期に残された名盤を、メジャー作品から隠れた逸品までピックアップいたしますよ~。

FORMULA TRE/DIES IRAE

P.F.MもBANCOもまだ登場していなかった70年のイタリアで活躍したのがFORMULA 3。VDGGやPINK FLOYD的プログレッシヴ・アート・ロックを鳴らす彼らのデビュー作で、沈み込むようなオルガンと耳をつんざくヘヴィなギターが轟くエネルギーみなぎる一枚!

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EQUIPE 84/ID

主にプログレ・ファンによって知られるグループですが、内容はゾンビーズ『オデッセイ&オラクル』に通じるドラマティックなポップ・ミュージック。全編マジカルなメロディに彩られた名品です。

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マグマ/コバイア~マグマ誕生

伝説はここから始まった…!総帥クリスチャン・ヴァンデが私淑するジョン・コルトレーンの遺志を受け継ぐべく結成されたバンドの衝撃デビュー作。独自言語も織り交ぜたグラグラと煮えたぎるようにエネルギッシュで濃厚なブラス・ジャズ・ロックが炸裂!

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CRUCIFERIUS/A NICE WAY OF LIFE

そのマグマのバーナード・パガノッティが在籍していたプログレ黎明期のフレンチ・ロック・バンドと言えば?フロイド、コロシアム、トラフィックをゴッタ煮にしたようなアート・プログレで、ジャケの通り秘宝臭ぷんぷん。

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MOVING GELATINE PLATES/MOVING GELATINE PLATES

え!? この音でゴングよりデビュー早いの? 怪しさムンムンのジャケも堪りません。このフランスのジャズ・ロック・グループ、恐るべしです。

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TANGERINE DREAM/ELECTRONIC MEDITATION

ジャーマン・エレクトロを代表するビッグネームも70年にデビュー作を残しています。のちの作風からは予測できない、ギター、オルガン、チェロ、フルート、ドラムスらがテンション高くぶつかり合うアヴァンギャルドなフリーインプロヴィゼーション!本作のみ参加のクラウス・シュルツェは前衛的なドラミングも披露していて興味深いです。

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POPOL VUH/AFFENSTUNDE

同じジャーマンものでは、70年にして鬼才フローリアン・フロッケの才覚が爆発しているこのグループのデビュー作も取り上げなければなりません。TANGERINE DREAMに先んじたジャーマン・エレクトロの一品!

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TOMORROW’S GIFT/TOMORROWS GIFT

ギター、オルガン、唾飛ばしフルートが渾然一体となって狂おしく畳み掛けるアンサンブルの熱気の凄まじいこと。一歩も引かない女性ヴォーカルも圧巻だし、このドイツのバンド、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴だなぁ。

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フォーカス/イン・アンド・アウト・オヴ・フォーカス

プログレというよりは英国ビート・ポップ風だけど、珠玉のメロディー・センスは既に健在!後に『III』で完成するあの曲の原型も聴き所ですよね。オランダを代表するグループ、記念すべき70年デビュー作♪

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SUPERSISTER/PRESENT FROM NANCY

まさかハットフィールド&ザ・ノースが誕生するよりずっと前に、オランダにこんなにカンタベリー・テイストを感じさせるジャズ・ロックが存在したとは…。昨年実質的な新作をリリースしたことでも話題となった名グループですね!

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APARTMENT 1/OPEN HOUSE

初期イエスやフォーカスに通じるスピーディーなアート・ロック感とともに、クレシダやグレイシャスに通じる感じもあって。70年代のオランダには素晴らしいグループがたくさん!

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MAQUINA!/WHY ?

初期ニュークリアスに比肩するスペイン・ロック黎明期を代表するグループによる傑作デビュー作!ロワッサンに懐中時計がはまったジャケデザインは、当時のフランコ独裁体制への批判が込められています。

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MECKI MARK MEN/MARATHON

ヴァニラ・ファッジ、初期パープルに通ずるアートなオルガン・サイケにソウル、R&B的グルーヴ感をプラスしつつも、北欧らしい繊細な音作りが個性的。異国感漂うシタールやフルートも幻想的な、スウェーデン・サイケの名盤!

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BO HANSSON/SAGAN OM RINGEN (LORD OF THE RINGS)

マイク・オールドフィールドにかなり近い世界観が広がっていると思いきや、チューブラー・ベルズに3年も先んじたスウェーデンのマルチ奏者による70年作。プログレ黎明期に、これほどの作品をほぼ独力で作り上げた先見性とクリエイティビティには驚かずにいられません。

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TRUBROT/UNDIR AHRIFUM and LIFUN

アイスランド・ロック黎明期を担ったのが彼ら。同国の20世紀のアルバム選で第5位に選ばれた1stが70年リリースです。フォーク・ロック、ハード・ロック、ジャズ、クラシックが混然一体となったサウンドを聴かせる凄いコンセプト・アルバムですよ!

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ウォーレス・コレクション/ウォーレス・コレクション

「ベルギーのELO」と呼ばれるこのグループをご存知?後に多国籍プログレ・バンドESPERANTOを結成するRaymond Vincentのヴァイオリンも炸裂する気品溢れまくりのクラシカル・バロック・ポップ!

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MAD CURRY/MAD CURRY

ヴァン・ダー・グラーフにソウルフルな女性ヴォーカルが入ったら?そんなバンドをベルギーで発見!強烈な暗黒おとぼけジャケに負けず、サウンドもキてます!

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COLLEGIUM MUSICUM/COLLEGIUM MUSICUM

1曲目は、初期マグマばりの攻撃的ブラス・ロックで突っ走るし、2曲目は「ELPばりにテクニカルなプロコル・ハルム」って感じだし、3曲目はハイドンを秀逸にアレンジしたナイスもびっくりなクラシカル・ロックだし、東欧プログレ黎明期の驚くべき傑作!

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OMEGA/EJSZAKAI ORSZAGUT

ハンガリー最古参のロック・グループが、初期のビート・ロックから英ハードに影響を受けたアートなロックへと進化した70年作3rd!

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ユーロロック全盛にはまだ数年を要する時期ですが、すでに魅力あふれる作品がたくさんありましたね!
英国編はこちら!


1970年名盤特集<英国編>

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1970年からちょうど50年!半世紀前にはどんな名盤が生まれていたのでしょうか?まずは英国からピックアップ。

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  • FOCUS / IN AND OUT OF FOCUS

    英国ロック風の淡く端正なサウンド、ヴォーカル曲メインの70年デビュー作!

    70年発表の記念すべきデビュー作!FOCUSは68年にキーボード&フルートのタイス・ヴァン・リアが結成。70年に元Brainbox(これも名バンド!)のギタリストであったJan Akkermanが加入して本作をレコーディングしました。内容的には全体的にまだ地味であり、一番最後に聞くべきアルバムかもしれません。全8曲のうち3曲がインスト、5曲がボーカル入りです。インストの3曲、Anonymus、House of The King、Focus の3曲は、ベスト盤にも収録されている文句なしの名曲、デビュー作ですでにベテランの風格さえ感じさせてくれます。Jan Akkermanのギターがジャズ、ブルース、クラシックのテイストを取り混ぜながら、強烈な存在感でせまってきます。 一方、なかなかに面白いのがボーカル曲の数々。おそらく、Jan Akkermanは、出来に相当不満は感じていたのでしょうが、これがなかなかの名曲揃いだと思います。サウンドは、60年代後半の英国ビートポップに近いとは思いますが、メロディーが実に美しい。FOCUSが世界的な人気を得たのは、テクニックだけではなく、後のJanisやSylvia などの珠玉のメロディーがあればこそだったわけで、この曲想は本作でもその片鱗が見えています。 確かに、ヴォーカルそのものには、やや弱い面があるとは言え、ギターソロ等では、しっかりFOCUSの音が出来上がっていますし、重厚なキーボード・ワークもビートポップバンドの比ではありません。 彼らとしては、異色な作品ですが、叙情派プログレの傑作として、MOODY BLUES、CARAVAN、CAMEL等が好きな私には、たまらない作品と言えるでしょう!

  • TRUBROT / UNDIR AHRIFUM and LIFUN

    アイスランドのグループ、哀愁のメロディーと重厚なハモンドをフューチャーしたメロディアスな楽曲が持ち味、70年作2nd/71年3rdを収録

    アイスランドのグループ。70年作の2nd「Undir Ahrifum」と71年作の3rd「Lifun」とをカップリングした2in1CD。1stから女性Voが脱け、フラワー・ムーヴメント的な要素は無くなり、ハードさがグッと増しました。哀愁のメロディーと重厚なハモンドをフューチャーしたメロディアスな大曲「Feel Me」が聴き所。3rdアルバムは、曲間が無く流れるようなロック・オペラ。フォーク・ロック、ハード・ロック、ジャズ、クラシックが混然一体となったアンサンブルはかなりの完成度。彼らの最高傑作。

  • BO HANSSON / SAGAN OM RINGEN (LORD OF THE RINGS)

    Mike Oldfieldに比肩する北欧の名マルチ・ミュージシャン、『指輪物語』をモチーフにした70年作

    Mike Oldfieldと並ぶマルチ・インストゥルメンタル奏者であり作曲家、スウェーデン出身。『指輪物語』をモチーフにしたコンセプト・アルバム。70年作。

  • TANGERINE DREAM / ELECTRONIC MEDITATION

    ジャーマン・エレクトロの原点に位置するグループ、クラウス・シュルツェ&コンラッド・シュニッツラー在籍時の70年作1st

    Edgar Froeseを中心に結成され、シンセサイザー、アナログシーケンサなどの電子機器を巧みに使用したメディテーショナルなジャーマン・エレクトロの原点に位置するグループの70年1st。オリジナルメンバーはEdgar Froeseの他に、Konrad Schnitzler、今ではエレクトロ界の巨匠となったKlaus Schulzeという布陣。本作では後のTANGERINE DREAMのようなシーケンサーを駆使したトリップミュージックの影はなく、ギター、オルガン、チェロ、フルート、ドラムスなどの楽器によるアヴァンギャルドなフリーインプロヴィゼーションという趣です。クセはあるものの、ジャーマン・エレクトロを語る上で重要な作品でしょう。

  • APARTMENT 1 / OPEN HOUSE

    オランダのアート・ロック・バンド、初期YESにも通じる70年唯一作!

    後にSOLUTIONでも活躍するヴォーカル&マルチミュージシャンのPeter Van Der Sande率いるアート・ロック・バンド。1970年の唯一作。サイケ、ブルース・ロックなど60年代の残り香とともに、クラシカルなハモンドやハープシコードや、ゴリゴリと疾走するベースなど、プログレッシヴなエッセンスも盛り込んだサウンドはいかにもこの時代ならではのアート・ロック。1曲目のインストは初期YESばりのハード・ドライヴィング・ナンバーでカッコ良し。ジミ・ヘンばりにファズ・ギターが暴れ回るヘヴィ・サイケな2曲目も痺れるし、クレシダの1stのようなメロウなオルガン・ロックな3曲目、FOCUSに通じるエッジの立ったメロディアスなリード・ギターがオランダらしい歌心いっぱいのハード・インストの4曲目や5曲目もグッとくるし、これは佳曲ぞろい。60年代末から70年代はじめならではの空気をたっぷり吸い込んだユーロ・アート・ロックの好盤です。

  • EQUIPE 84 / ID

    イタリアン・ロック黎明期に輝く名作、70年作

    60年代に大活躍したビート・ポップ・グループが、メロトロン、オルガン、弦楽器、管弦楽器などを大胆に導入してプログレッシヴ・ロックへと接近した意欲作。彩り豊かなサウンドにより、彼らの持つメロディアスな部分が最大限に引き出されており、どの曲も胸を締め付ける美しいメロディーが絶品な名曲揃い。プログレッシヴ・ロックとして評価するよりも、ゾンビーズ「オデッセイ&オラクル」などのドラマティックなポップス作品として評価した方が正当な作品。

  • OMEGA / EJSZAKAI ORSZAGUT

    ハンガリーを代表するグループ、70年3rd、陰影に富んだハード・ロックの逸品

    ハンガリーを代表するグループ。70年作3rd。初期OMEGAの音楽的イニシアティブを握っていたPresser Gaborが参加している最後の作品(脱退後、LOCOMOTIV GTを結成)。中域にコシのあるトーンのハードなギター、タイト&ヘヴィなリズムによるエネルギッシュなアンサンブルを軸に、オルガンとピアノが荘厳な色を加えます。ブリティッシュ・ロックに通ずる引きずるような重量感と東欧らしい哀愁が融合した、陰影に富んだハード・ロックの逸品!

  • TOMORROW’S GIFT / TOMORROWS GIFT

    ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作と言える70年デビュー作、アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!

    女性ヴォーカル、フルート奏者を要するジャーマン・ロック・バンド。オリジナルは2枚組でリリースされた70年のデビュー作。オープニングの「Riddle In A Swamp」から痺れまくり!アグレッシヴに疾走するキレ味抜群のリズム隊、叩きつけるように鳴らされるリズムと「狂おしい」というキーワードぴったりに弾きまくられるリードともにまるでパンクのように初期衝動のエネルギーがつまったエレキ・ギター、宗教的な荘厳さとともにそそり立つオルガン、激しく吹かれるフルート。いやはや凄まじい熱気。アンサンブルに応える女性ヴォーカルも圧巻で、英国アフィニティのリンダ・ホイルを彷彿させます。ジャーマン・オルガン・ハード屈指の傑作です。アフィニティやベーブ・ルースのファンは必聴!

  • POPOL VUH / AFFENSTUNDE

    鬼才フローリアン・フリッケ率いる神秘的なジャーマン・プログレ・グループ、71年作1st

    Florian Frickeを中心に結成され、実験性に富んだ独特の世界観とエレクトロニクスを巧みに利用した瞑想的音像が個性的なグループの70年デビュー作。冒頭からジャーマン・エレクトロに通じるシンセサイザーのドローン、そして発振音がゆっくりと飛び交うも、機械的なサウンドと言うよりは有機的な無機質の連鎖と呼ぶべきものであり、TANGERINE DREAM系のエレクトロ・グループとは全く違うアプローチ。加えて自由奔放な各種パーカッションの存在がPOPOL VUHの瞑想的なサウンドにより神秘性を与えており、唯一無二の「音」の連鎖が心地良い好盤となっています。

  • CRUCIFERIUS / A NICE WAY OF LIFE

    プログレ黎明期のフレンチ・ロックの秘宝、MAGMAのバーナード・パガノッティ在籍、70年作!

    フランス出身、後にマグマで活躍するベーシスト、バーナード・パガノッティ在籍のアート・ロック/プログレ・グループ、70年の唯一作。霧のように低く立ちこめるドラム、くすんだトーンのオルガン、浮遊感のあるヴァイヴ、女性を含む荘厳なコーラス、アーティスティックなヴォーカルなど、ピンク・フロイドを彷彿させる幻想性に溢れたサウンドが聴き所。歪んだギターが炸裂するキメのパートでは、パガノッティのベースも高速にうねりを上げて痺れます。トラフィックとコロシアムの中間に位置するようなジャジーなロック・ナンバーも魅力的で、ジャジーで格調高いピアノを挿入したり、かなりのセンスを感じさせます。秘宝臭ぷんぷんのジャケに「おおっ」となったユーロ・ロック/プログレのファンは聴いて損はありません。

  • MAD CURRY / MAD CURRY

    VDGGばりの荘厳なプログレにR&B〜ジャズ・フィーリングを加えたベルギー最初期のプログレ・グループ、70年デビュー作

    ベルギー出身、ギターレスでサックス奏者とオルガン奏者を含み、女性ヴォーカル在籍という編成のプログレ・グループ。70年のデビュー作。サックスが低く垂れ込めるVDGGばりに荘厳なパートとジャジーなオルガンをフィーチャーしたジャズ・ロックなパートを行き交うアンサンブル、そしてジュリー・ドリスコールやキャロル・ギライムスを彷彿させるソウルフルな女性ヴォーカル。ベルギーのプログレと言えば、WATERLOOやIRISH COFEEのようなオルガン・プログレやCOSやPAZOPなどカンタベリー・フィーリングなジャズ・ロック・グループを思い出しますが、その両方のエッセンスを併せ持つのがこのグループ。シャープな高速リズムに女性スキャットとサックスとオルガンがユニゾンで畳みかける4曲目は、まさにこのグループならではと言えます。強烈な印象を残すジャケに負けない、ハイ・レベルでオリジナリティ溢れる好グループ!

  • MAGMA / MAGMA (KOBAIA)

    フレンチ・ジャズ・ロックの雄、伝説の始まり、70年デビュー作

    ドラマー&コンポーザーのクリスチャン・ヴァンデ率いるフランスを代表する、というよりユーロ・ロックを代表する巨星グループによる記念すべき1970年デビュー作。幼少時代にクラシックをはじめ、R&Bやソウルに親しんだ後、ジョン・コルトレーンのフリー・ジャズに心酔したヴァンデ。コルトレーンの死後、生きる活力を失い、2年をさまよい歩いた後、神の啓示を受け、精神世界を追求したコルトレーンの意志を受け継ぐことを決意し、マグマを結成します。非西洋的な土着性をクラシックに取り込んだストラヴィンスキーなど近現代クラシックの流れを汲みながら、米R&Bやソウルのダイナミズム、コルトレーンの精神性をグツグツと煮炊きながら生まれたのがマグマ独自のサウンド。彼らの代名詞と言える独自言語コバイア語も既にあり、英米が主導する資本主義や利己主義による均一化を憂う壮大な叙事詩=コバイア・ストーリーを核に、フランスならではのロックをめざしたのが本作です。いきなりの一曲目「Kobaia」から、彼らならではの音世界が爆発!圧倒的なスピード感で疾走するドラム、超低域でうねっては暗黒を表出させるベースによる屈強なリズム隊。デビュー作のみ居るギタリスト、クロード・アンゲルによるザラついた歪みの猥雑&ブルージーなギター。そして、ビッグバンド・ジャズ風から突如暴力的に牙をむくブラス隊!オープニングから圧倒的な音圧で聴き手に迫ります。対照的に煌びやかなトーンで格調高さを加えるピアノも絶品。なお、ピアノは後にザオを結成するフランソワ・カーン!呪術性、神秘性、クラシカルな静謐さ、エキゾチズムが代わる代わる押しては引く展開は、す、すさまじすぎるテンション・・・。後の暗黒オペラティック・サウンドが強烈なだけに、初期は地味な位置づけですが、ヴァンデの精神性と音楽的野心はすでに最高潮ですし、ユーロ・ロック史上に残る作品と言っても過言ではないでしょう。大傑作!

  • MAQUINA! / WHY ?

    スペインはバルセロナ出身、70年作1st、スパニッシュ・プログレ黎明期屈指の傑作

    68年にバルセロナで結成された、スパニッシュ・プログレ黎明期を代表するグループ。中心人物は、ベール&VoのJordi BatisteとKey奏者のEnric Herreraの2人で、結成前は、ディランなど先進的なフォーク・シーンに影響を受けつつ、カタルーニャ地方ならではのフォーク音楽を目指したGrup de Folkのメンバーとして活動していました。その他メンバーは、後にMUSICA URBANAに参加するギターのLuigi Cabanachと後にTAPIMANを結成するドラマーのTapi Vilaseca。シングル2枚をリリースした後、70年に録音されたのが本デビュー作です。レコーディング中にJordi Batisteが徴兵で抜けたため、代わりにギターのJosep Maria Parisが加入し、元々ギターのLuigi Cabanachがベース&Voとなり、レコーディング続行。R&Bやジャズが根っこにあるグルーヴィーかつふくよかなリズム隊をバックに、淡いトーンのオルガンがたなびき、ピアノが静謐に鳴り、ファズ・ギターがサイケデリックかつヒリヒリとテンションあるフレーズを紡ぐオープニング・ナンバーから抜群のカッコよさ。爆発的なテクニックこそありませんが、フツフツとしたエネルギーを内に秘めた、終始テンション溢れるアンサンブルは本格感プンプンで、初期ニュークリアスを思い出します。タイトルトラックでは、Jordi Batisteのヴォーカルが登場。「あれ、女性ヴォーカル居たっけ」と思ってしまうほどに中性的な歌声で、グルーヴィーに疾走するアンサンブルとともに、アフィニティやキャロル・グライムス&デリヴァリーを彷彿させます。うつむき加減で淡々と音をぶつけ合いながら、徐々に熱を帯びて畳み掛けていく演奏に終始痺れっぱなし。60年代末のR&B〜ジャズ・ロック作の中でも屈指と言える一枚。これはオススメです。ちなみに歌詞は英語。クロワッサンに懐中時計がはまったジャケデザインは、当時のフランコ独裁体制への批判がこめられているようです。

  • COLLEGIUM MUSICUM / COLLEGIUM MUSICUM

    東欧のキース・エマーソン、Marian Varga率いるクラシカル・キーボード・プログレ!70年作1st

    東欧のキース・エマーソンと言えるKey奏者、Marian Varga率いる旧チェコスロバキアを代表するグループ。70年作の1st。13分ほどの大曲3曲の構成。1曲目は、ブイブイと吹かれるブラス隊とキース・エマーソンばりの攻撃的なオルガンが塊となって突き進む東欧版ブラス・ロック。でもソリッド&シャープなリズム隊は「ブラス・ロック」というにはかなり屈強ですし、中盤ではノイズまじりに暗黒へと破天荒に突っ走るし、1st/2ndの頃のマグマにも比肩する凄まじいテンション。2曲目は、クラシック、R&B、ジャズのゴッタ煮で、ずばり「プロコル・ハルムをEL&Pばりにテクニカルにすると?」。3曲目は、ハイドンの曲で、目の覚めるように艶やかな弦楽器、コロコロとファンタスティックなキーボードとが躍動するクラシカル・ロックの逸品。ナイスやトレースのファンは悶絶必至でしょう。

  • MOVING GELATINE PLATES / MOVING GELATINE PLATES

    フランス、カンタベリー・タッチのジャズ・ロック、70年の名作

    フランスのジャズ・ロック・グループ、70年作の1st。手数多く軽快なドラムと動き回るベースによる疾走感溢れるリズム隊を土台に、ギターがテンションいっぱいにカッティングを刻み、フルートやサックスがエネルギッシュに炸裂!シリアスなだけでなく、ユーモアも盛り込むなど、ソフト・マシーンやヘンリー・カウなどカンタベリー勢からの影響大。まだゴングが1stをリリースしていない70年ということを考えると、恐るべしな作品。北欧のサムラに通ずる痛快さもあり。カンタベリーのファンは必聴の名作です!

  • MECKI MARK MEN / MARATHON

    スウェーデン・ロック黎明期の名バンド、70年作3rd、サイケ〜アート・ロックの名作!

    Key奏者&ヴォーカルのMecki Bodemark率いるスウェーデンのサイケデリック・ロック・バンドで、ジミ・ヘンやザッパのスウェーデン公演のサポート・アクトもつとめたスウェーデンのロック黎明期の名バンド。70年作3rd。後にKEBNEKAISEを結成するギターのKenny Hakanssonを加えた前作では、ジミ・ヘンへのオマージュに溢れたサイケ・ハードを聴かせましたが、本作では、シタールやフルートをフィーチャーして、ヴァニラ・ファッジや初期ディープ・パープルに通じるアート・ロックを聴かせています。6曲目で聴こえるのはメロトロン!?ルーツであるR&Bやソウルが突き動かすグルーヴ感と、サイケ&アート・ロッキンなヘヴィネスや混沌が渦巻くサウンドは英米のバンドに一歩も引けをとっていません。

  • WALLACE COLLECTION / WALLACE COLLECTION

    後にESPERANTOを結成するRaymond Vincentが在籍した、ベルギーのサイケ・ポップ・グループ、70年作

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