2011年11月5日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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皆さん、こんにちは。
カケレコ・スタッフの柴田です。
本日は個人的なめでたい話を一つ。
私はカケレコで働くために今年から寄居に引っ越してきているのですが、その際にインターネット接続も開設。
どれがお得か吟味した結果、当時42633円のキャッシュ・バックが受けられるキャンペーンを発見して申し込んだ訳です。
そのキャンペーンは開設から半年後に振り込まれるとのことで、最初のうちは覚えていたのですがしばらくすると忘れてしまいました。
一昨日、ふと「あれ?そういえばまだ振り込まれていないぞ」と思い出して調べてみると事前に口座登録が必要で、しかもその締切日は9月に過ぎており権利が失効いるという事態が発覚。
ぐあーー何たる不覚。とは言え、「忘れていた自分が悪いんだよな、42633円のことは忘れよう」などと割り切れるはずもなくダメ元でお願いメールを送信。
スタッフKや宮田さんからは「残念だけど無理なんじゃないかな」という至極もっともな(しかし救いがない)アドバイスを頂き、もうちょっとお願いしてみて駄目だったら諦めようという気持ちを作りかけていたところ、、、、
昨日「今回だけは特別措置でもう一度振り込み機会を与えます」というメールが届きました!
やったーーーーーーーーーーー!
迷惑かけてごめんなさい。皆さんはこんなことのないようにキャンペーンの仕組みは複雑なのでよく確認して、手続きも先に延ばさずその場で済ませましょう。
とらぬ狸の皮算用モードが無駄に終わらず、本当に良かった。BLACKFOOT SUEもやっと買えるぞ、フフフ。煩悩の海へダイブ。
さて本日の1曲目は開催中のイタリアン・ロック・フェスティバルの出演アーティストよりダークなヘヴィ・プログレの代表格、IL BALLETTO DI BRONZOで「INTRODUZIONE」!
『IL BALLETTO DI BRONZO/YS』1972年
クラシカルなピアノ、バロック風のチェンバロ、メロトロンなどのキーボード群が乱れ打たれるインプロヴィゼーションは、いつ聴いても圧倒的ですね。朗々と歌い上げるヴォーカル・パートと激しいインプロヴィゼーション・パートが次々に入れ替わり、グイグイと引き込まれてしまいます。寝起きでこれを書いていますが一発でビシッと目が覚めました。
2曲目はIL BALLETTO DI BRONZOに次ぐイタリアン・キーボード・プログレの代表格、METAMORFOSIの「PORTA DELL’INFERNO」をどうぞ。
『METAMORFOSI/INFERNO』1972年
IL BALLETTO DI BRONZOとは違い、叙情的なメロディを前面に出しており調和のとれた作風です。それでもパイプ・オルガン、ハモンド・オルガン、ピアノ、アナログ・シンセサイザー、ハープシコードなど、鮮やかなキーボード・サウンドが全体を覆い尽くしている様は強烈ですね。前のめりに叩きまくるドラムも魅力的。
最後はイタリア出身のヴィンテージ・ロック・グループWICKED MINDSによるIL BALLETTO DI BRONZOのカヴァー、『UN POSTO』をライブ音源でお聴きください。
『WICKED MINDS/VISIONI DELIRI E ILLUSION』2011年作
ディストーションを効かせたギター、女性によるアグレッシヴなハイトーン・ヴォーカルを前面に押し出したハード・ロックに仕上がっており、なかなかかっこいいですね!ピンク・フロイドを彷彿とさせる間奏部でのサイケデリックなギター・ソロ、スペーシーなキーボードもナイス・アレンジだと思います。アルバムにはスタジオ・ヴァージョンで収録されており、この曲の他にもNEW TROLLS、MUSEO ROSENBACH、LE ORMEなど往年のイタリアン・プログレ名曲をカヴァーした内容となっています。
本日はここまで。
また来週お会いしましょう!
イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェス、開催中!出演アーティストのアルバムで余韻に浸るもよし、疑似体験するもよし!リストはこちら↓
同時期のジェネシスのアルバム『トリック・オブ・ザ・テイル』にも全く引けを取っていない、伊プログレが英米に誇るべき傑作ですね。この「静」と「動」の対比の鮮やかさときたら!
VICP60812
590円 (税込649円)
英米シーンしか知らなかった数多のプログレ・ファンの度肝を抜いたイタリアン・プログレの原点にして頂点。ユーロ・ロックの大海原へ漕ぎだす最初の道標たる至高の一枚ですね。
KICP2701
590円 (税込649円)
英米シーンしか知らなかった数多のプログレ・ファンの度肝を抜いたイタリアン・プログレの原点にして頂点。ユーロ・ロックの大海原へ漕ぎだす最初の道標たる至高の一枚ですね。
VICP60970
650円 (税込715円)
『甦る世界』のイタリア語盤。クラシックの構築美、地中海のたおやかさやエキゾチズムを土台に、英プログレのエッセンスをブレンドしたイタリアン・プログレの最高峰ですね!
KICP89
570円 (税込627円)
当時隆盛を極めていたフュージョンへと接近した77年作。Mauro Paganiの後任Gregory Blochによる堂々たるヴァイオリンのプレイも聴きどころの、ラテン・フレイヴァー溢れる好盤!
MANTCD1007(ESOTERIC)
1290円 (税込1419円)
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