2016年3月30日 | カテゴリー:〇〇ジャケ調査委員会,世界のロック探求ナビ
カケレコのジャケ買い機能を使って、お買い物をお楽しみいただいているでしょうか。
またまたジャケ買いして間違いなしな作品を中古在庫よりご紹介してまいりたいと思います。
今回は「おもしろジャケ」をテーマにピックアップしてまいりましょう☆
鬼才マイク・オールドフィールドの姉にして英フォーク・シーン屈指のフィメールSSW、79年作。カメラ目線でにこやかに微笑むサリー、壁の後ろ側へとひっくり返る兄テリー、それをなんとも言えない表情で見つめる弟マイクと、三兄弟が共演したユーモラスなジャケットに仕上がっています。裏ジャケでは、今度はマイクが転落。後を追うようにサリーも壁の向こうへ消える、というオチ。
「恋人はギターです」を地でいったのがこのおもしろジャケット。ギターへの愛がもう溢れんばかりなのでしょうね。ここまでいけば、そりゃ彼くらいギターも巧くなりますよね。え、そんなに甘くない?
R&BシンガーGENO WASHINGTONによる68年作。クジャクに向かって「尾羽根を振りなよ、ベイビー!」と要求。俺らの演奏で腰を揺らさねぇ奴は、たとえ動物だってタダじゃおかねぇ!って感じなのでしょうか。
これぞ元祖ヘン顔ジャケ?果たして後継がいるのかはわかりませんが・・・。パーティー用鼻メガネもこれでもかってくらいに決まっちゃってますね~。ただし、ジャケではふざけてますが、中身は豪快なオルガンが炸裂するサイケ・ポップの傑作!
イタリアを代表する名カンタゥトリーチェによる作品。おもしろジャケとはちょっと違いますが、このジャケを見てピンときた方は多いはず。そう、ニルヴァーナのアルバム『局所麻酔』とそっくりなんですよね。しかもリリース年は同じ71年。キーフが参考にしたとは考えにくいので、こちらがオマージュとして制作したのでしょうね。しかしオリジナルと比べるとどうにも妖しさが足りない気がします・・・。
辺境プログレはヘンテコジャケの宝庫ですよね。中でも、なぜっ!?となるのが、旧ユーゴのこのグループ。何らかのメッセージを込めているのかもしれませんし、本人たちはいたって真面目にこのジャケを採用したんでしょうが、どのように見たってこみ上げてくるのは脱力感。ただし中身のほうは哀愁たっぷりのセルビア語の歌がたまらない本格派プログレですよ!
どうぞ引き続きジャケ買いをお楽しみください☆
ジャケ買いリストへ
Dr.Zやクリア・ブルー・スカイのプロデューサーとしても名高いパトリック・キャンベル=ライオンズを中心とするグループ。キーフによる印象的なジャケットに包まれた本作は、ヴァーティゴ・レーベル移籍後の71年にリリースされた4thアルバム。初期の3作では、ソフト・ロック的なサウンドを聴かせていた彼らですが、本作で聴けるのは、プログレッシヴな味わいのフォーク・ロック。混沌としたパートから一転してピアノの美しい旋律へと移るパート、優美なオーケストラとアシッドなギター・ソロが同居するパートなど、一筋縄ではいかないサウンド満載の好盤。
オランダの最重要プログ・バンド、FOCUSの名ギタリストによる、クロスオーヴァー・サウンドが光る77年作!FOCUS脱退後すぐにリリースされた今作は、ヨーロッパの名うてのジャズ・クロスオーヴァー・フュージョン・ミュージシャンがバックを固めた、非常に洗練された都会派サウンドを展開!流れるようなサウンド・スケープは、70年代後半を象徴する最新鋭のクロスオーヴァー・サウンドの見事な具現化と言って良いでしょう!MICHAEL GIBBSによるストリングス・アレンジにも注目!RETURN TO FOREVER等がお好きな方にも大推薦です!
コメントをシェアしよう!
カケレコのWebマガジン
60/70年代ロックのニュース/探求情報発信中!