2013年12月13日 | カテゴリー:MEET THE SONGS,世界のロック探求ナビ
タグ: ロック&ポップス
今日のMEET THE SONGSは、GRASSROOTS の『WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU』をピックアップ!
GRASSROOTSは、フォーク・ロック全盛期に活躍した米のグループですが、その変遷は少し複雑なもの。
元はといえば、カルフォルニアのレーベル、ダンヒルの売れっ子ソングライターコンビのP.F.スローンとスティーヴ・バリによるデモシングル「Where Were You When I Needed You(冷たい太陽)」を、実態のないGRASSROOTSというバンド名でリリースしたことが始まりでした。
しかしこのシングルがローカル・ヒットとなったため、急遽サンフランシスコのバンドBEDOUINSにGRASSROOTSを名乗ってもらうことになりました。ボブ・ディランのカヴァー「Mr. Jones (Ballad of a Thin Man)」でデビュー。BEDOUINSのヴォーカル、ビル・フルトンのヴァージョンに差し替えてリリースした2ndシングル「Where Were You When I Needed You」はビルボード・チャート28位までのぼりつめ、活動は順調に進むかと思われましたが、BEDOUINSは次第に自分たちの音楽をやりたいと言い出し、ダンヒルから去ってしまいます。
1stアルバム『WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU』が66年にリリースされた時、BEDOUINSは不在で、再び実態のないグループとなっていました。
その後ダンヒルにオーディションに来たバンドに話をもちかけ、新GRASS ROOTSが誕生。その後P.F.スローンがダンヒルを去るという危機もありましたが、スティーヴ・バリのモータウン・サウンド志向を打ち出し、ポップ・グループとして70年代初めまで多くのヒットを出しました。
現在、オリジナルの66年作『WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU』に8曲のボーナストラックが追加されリリースされていますが、P.F.スローン、ビル・フルトン、ロブ・グリルの3パターンの「Where Were You When I Needed You」が聴くことが出来ます。
ソフトで甘いヴォーカルに、スローン&バリのキャッチーなフォーク・ロックがたっぷり詰まった好作です。
「Where Were You When I Needed You」
次は、ローリング・ストーンズのカヴァー「Tell Me」!
いかかでしたか?
「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。
BYRDSと並びフォーク・ロックを代表するグループの66年リリース、ファースト・アルバム。P F SLOAN&STEVE BARRIによる、キャッチーなソング・ライティングが光るメロディアス・フォーキー・ロック。彼等のデビュー・シングル、BOB DYLANのカヴァー「Mr Jones」や、セカンド・シングルである表題曲の他、BEATLES、ROLLING STONES等 数々のカヴァー曲も秀逸。GRASS ROOTSは、LOU ADLERが興したレーベル、DUNHILLのサウンドの変化を体現したような存在で、ロック界が急速にアルバム志向になっていく流れに真っ向から逆らうかのように、シングル・ヒットを飛ばし続け、何故かアルバムは全く売れなかったという点など、数々の伝説をを持った存在でもありました。
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