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「MEET THE SONGS」 第37回 ANDWELLAS DREAM『LOVE AND POETRY』

今日の「MEET THE SONGS」は、ANDWELLAS DREAMが69年にCBSレーベルよりリリースした唯一作『LOVE AND POETRY』をピックアップいたします。

アイルランド島北東に位置する北アイルランドはベルファスト出身で、リーダーは、メインソングライターでヴォーカル/ギター/Keyを担当するデイヴ・ルイス。

67年に前身となるサイケ/ブルース・トリオのMETHODを結成し、ベルファストでの1年ほどの活動の後、ロンドンへと拠点を移し、ANDWELLAS DREAMと改名します。

CBSレーベルと契約し、68年に録音、69年に『LOVE AND POETRY』でデビュー。

当時のサイケデリックな空気感とともに、R&Bやブルースなど黒人ルーツ・ミュージックに根ざしたサウンドは、プロコル・ハルムやジミ・ヘンドリックスを彷彿させ、レイト60sの英サイケ・ポップとして人気の一枚です。

それでは、早速聴いていきましょう。

まずはオープニング・ナンバーから!

Days Grew Longer For Love

アコギの気品ある爪弾きから、ビートルズの「Mother Nature’s Sun」っぽいアルペジオをエレキが奏で、いよいよ歌メロ。
デイヴ・ルイスによる陰影あるソウルフルな歌声と英国的な哀愁いっぱいのメロディは、プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーを彷彿させます。
ポール・マッカートニーを彷彿させるよく動くメロディアスなベース・ライン、後半のブルージーにむせび泣くエモーショナルなギターソロも特筆。

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続いてシングルカットされた2曲目。

Sunday

サビやギターソロはジミ・ヘンからの影響を強く感じますね!

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このアルバムには、ゲストとして、名サックス/フルート奏者で、VERTIGOからのリーダー作で知られるボブ・ダウンズが参加しているのも特筆。

ボブ・ダウンズのフルートが幻想的に響く3曲目をどうぞ!

Lost a Number Found a King

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次は、6曲目を聴いていきましょう。

Cocaine

ハモンド・オルガンをフィーチャーしたR&Bフライヴァーいっぱいのナンバー

スモーキーなAメロはゾンビーズを彷彿させます。

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続いて7曲目。

Shades of Grey

憂いとともにクラシカルな気品も漂うメロディは、プロコル・ハルムに通じていて、たいへん魅力的。

タメの効いたブルージー&メロウなギターソロは、PREハードロックとも言えます。

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次は10曲目、僕がこのアルバムで一番好きな曲です。

Midday Sun

英国らしい気だるくドリーミーなメロディのイントロ。ちょっと『おせっかい』や『原子心母』あたりのピンク・フロイドが書く歌ものに通じていますね。

後半の「Nobody Knows ~」のところがドラマティックで何度聴いてもグッときます。

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Take My Road

11曲目。

艶やかなストリングスが良いなぁ。

プロコル・ハルムのゲイリー・ルイス、ザ・バンドのリチャード・マニュエルばりの叙情的&ソウルフルな歌&メロディが絶品な名曲。

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いかがでしたか?

デイヴ・ルイスは英国的な美しいメロディを書く本当に素晴らしいソングライターですよね。

バンドは、キーボード奏者を加え、短くANDWELLAと改名。CBS参加のREFLECTIONへと移り、2枚のアルバムをリリースします。

サイケデリックな要素の代わりに土臭さがまし、どちらの作品も英スワンプの名作として英国ファンに人気の作品。

あわせてどうぞお聴きください。

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「MEET THE SONSG」は、月曜日から金曜日まで毎日、定番からニッチ盤まで僕らのロック・ミュージックを紹介しています。
また明日、お会いいたしましょう。

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