FGBG4554AR(MUSEA) 【2005年発売CD】
現ロシアン・プログレの雄による、出世作として名高い名盤。キース・エマーソン譲りのテクニカルかつアグレッシヴなキーボードはそのままに、鋭角なフレーズで畳みかけるモダンでメタリックなギターが加わり、凄まじいスケールで展開していく演奏に圧倒されます…。
ロシア南西でウクライナに近い町、クルスク出身。あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院で学んだ作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された90年代以降のロシア・プログレ・シーンを代表するキーボード・プログレ・バンド。トリオで活動をスタートし、00年にギタリストとサックス奏者が加入。5人編成で録音された初のアルバムとなった05年作。キース・エマーソン譲りのテクニカルかつアグレッシヴなキーボードはそのままに、鋭角なフレーズで畳みかけるモダンでメタリックなギターが加わり、バンドの持つ演奏の強度が今まで以上に引き出され、かなりスケールアップしています。ヘヴィなパートとの対比でクラシックそのままの優雅なパートも今まで以上に艶やかに響いて印象的。ワールドワイドにその実力を知らしめたバンドの出世作となった傑作。
LITTLE TRAGEDIES(MT)/CHINESE SONGS PART ONE
ロシア産クラシカル・キーボード・シンフォ・バンド、07年作、漢詩を題材にしたコンセプト・アルバムの第一部
1,350円(税込1,485円)
LITTLE TRAGEDIES(MT)/CHINESE SONGS PART TWO
07年、漢詩を題材にしたコンセプト・アルバムの第二部、ヴィンテージ・キーボードが躍動するクラシカルかつダイナミックなキーボード・プログレ、00年代以降ロシア・プログレの最高峰!
1,450円(税込1,595円)
【4/28アップデート】3〜4月の中古入荷からオススメのプログレCDを中心にピックアップ!
3〜4月にかけての要チェックなプログレ中古CDをご紹介させていただきます!
7月のカケレコ・ベストセラー、TOP10を大発表いたします!
トレース『鳥人王国』から出発、クラシカルな美旋律に彩られたキーボード・プログレ探求!
R.V.D.リンデンを擁するオランダのトレース『鳥人王国』を起点に、美旋律溢れるクラシカルなキーボード・プログレを探求☆
1stアルバム『トラジェクトリー(軌跡)』リイシュー記念☆ ロシアン・プログレの至宝LOST WORLD BAND特集!
7月25日に『トラジェクトリー(軌跡)』をリリースしたロシアの新鋭プログレ・グループLOST WORLD BANDを特集いたします!
マイナー言語のユーロ・ロック・セレクション<90年代〜新鋭編>
ユーロ・ロックの中から、馴染みの薄い「マイナー言語」で歌われている作品を選んでみました。今回は90年代以降の作品をご紹介!
netherland dwarf のコラム『rabbit on the run』 第19回 LITTLE TRAGEDIES / At Nights (Russia / 2014)
「ミュージシャンの視点からプログレッシブ・ロック作品を捉える」ことをコンセプトに、同じ時代を生きる世界中の素晴らしいプログレッシブ・ロックアーティストたちの作品を幅広く紹介するコラム。担当は、MUSEAからデビューした日本のアーティストnetherland dwarf!
2014年にリリースされた新鋭プログレ作品のベストセラーTOP15!
2014年に発表された新鋭プログレ作品のベストセラーを発表します!
2014年総まとめ「カケレコが選ぶプログレ/ロック新譜・リイシュー盤 2014」
カケレコ的2014年総括として、2014年に発売されたCDの中から、ベストセラー盤をピックアップしつつ、いくつかのテーマに分けながら、1年間のプログレ/オールド・ロック・シーンを振り返ってまいります。
【タイトル追加】EL&P『展覧会の絵』、トレース『鳥人王国』から出発するクラシカルなキーボード・プログレ特集!
クラシカルな美旋律に彩られたドラマティックなキーボード・プログレをピックアップ!往年の名作から90年代以降の新鋭作品までセレクトいたしましたよ〜。
ロシアン・プログレの雄LITTLE TRAGEDIESストーリー&最新作『ZAPECHNYJ RAJ(PARADISE BEHIND THE STOVE)』
あのチャイコフスキーも輩出したサンクトペテルブルク音楽院出身で、作曲家/Key奏者のGennady Ilyinにより94年に結成された、90年代以降のロシア・プログレを牽引するグループ、LITTLE TRAGEDIESを特集!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干カビあり
ロシアのグループ、07年作。漢詩を元にしたコンセプト・アルバム。ただ中国風味は、キーボードが琴や縦笛風の音色を時々奏でる程度で、ほとんどは、クラシカルなキーボードをフィーチャ
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
現ロシア不動の代表格バンドが、中国の古詞をコンセプトに作り上げた2007年作。中国要素は...?と問いかけたくなるほどいつも通りのLTですが、「静」と「動」が鮮烈に対比された激烈にドラマチックなシンフォ・サウンドはバンド史上でも屈指の完成度!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干ケースツメ跡あり
現代ロシアを代表するバンドのKey奏者によるソロ作で、後のバンド・スタイルの様式を形作った一枚。ロシアの地を感じさせる格調高いクラシカル要素とロック的ダイナミクスを巧みに融合した、完成度の高い内容!
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キーボードロック・エンターテインメントの傑作(2 拍手)
Waku Luckyさん レビューをすべて見る
キース・エマーソン直系のオルガンとシンセサイザーが大活躍するキーボードロックです。
激しい曲調のパートでは、行進曲風のファンファーレに始まり、ギターとリズムセクションがHM的なプレイも交え、それをバックにオルガン&リード・シンセがこれでもかと弾き倒します。曲全体がクライマックスのような盛り上がりのまま疾走する2〜3曲目の流れなどは、聞いていて圧倒されること間違いないでしょう 。
また静かな曲調のパートでは、ピアノとストリングス・シンセがロマンティックなプレイを見せ、ギターもここでは朗々と歌い上げるスタイルに変わります。この曲調の6、8曲目などはそのまま恋愛映画のサウンドトラックとしても使えそうです。
クラシック音楽からの影響は顕著ですが、EL&Pのような近現代音楽風ではなく、いい意味で「べたべたな」わかりやすいもので、個人的にはイタリアのNew Trollsの"Concerto Grosso"を思い出しました。ロシア民謡を思わせる哀愁あふれるメロディーも随所にあらわれます。ヴォーカルはロシア語です。
ハードなパートとメロウなパートのコントラストが明確でわかりやすく、歌ものと技巧的なインストゥルメンタルのバランスもちょうどいいと思います。これは楽しめます!