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カケレコ店長の「日々是ロック」11/27 キャメルの『スノーグース』セルフ・カヴァーやオランダ注目のCHRISなど

こんにちは。
カケレコ店長の田中です。

昨日売れたCDの中から店長オススメの作品をピックアップするコーナー。

プログレ、ロック、ジャズ・ロック、サイケ、ハード・ロック、フォークなどジャンルを横断して世界のロックをカケハしてまいります。

今日は注目の『スノーグース』セルフ・カヴァー作よりスタート!

CAMEL/SNOW GOOSE(2013)

英プログレ史に輝く名作『SNOW GOOSE』を、なんと2013年セルフ・カヴァー!

天上まで届くような極上ギターソロパートなど随所にオリジナルにはなかった要素が追加され、新たな魅力と共に蘇った名品。

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『スノーグース』のカヴァーと言えば、イタリアの新鋭プログレ・グループも挑戦していますよ~。

MAGNETIC SOUND MACHINE/INSPIRED BY…MAGNETIC SOUND MACHINE PLAYS THE SNOW GOOSE

イタリアの新鋭ジャズ・ロック・バンドによる『スノーグース』のカヴァー。2013年作。

オリジナルにはない濃厚なイタリア語の語りが入るのは、さすがはイタリアン・ロックというところ。

単なる完コピ的なカヴァーではなく、ジャズ・ロック・バンドとしてのタイトかつスリリングなサウンドで往年の名作を蘇らせた力作カヴァー。

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キャメルのDNAが今オランダで花開いていて、続々とメロディアスな好作品が生まれています。

注目作をピックアップしていきましょう。

CHRIS/DAYS OF SUMMER GONE

オランダの天才マルチ・ミュージシャン。

多作ぶりに驚きますが、そのクオリティも凄くて、さらにびっくり。

クリスマス・アルバムの前作から1年も経たずにリリースされた2013年作で、才能ほとばしる映像喚起的でファンタスティックなサウンドと、オランダならではの柔らかなポップ・フィーリングはもうマジカルすぎ!

これは、傑作ですよ~。

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オランダでキャメルのDNAというとこの作品も今人気です。

LEAP DAY/FROM THE DAYS OF DEUCALION: CHAPTER 1

FLAMBOROUGH HEADのドラマー、TRIONのギタリストを始め、キャメルタイプのオランダ新鋭バンドからのメンバーが集結したシンフォ・プロジェクト・バンドによる13年作3rd。

これはずはりオランダのキャメル系シンフォの粋を集めたサウンドと言うべきシンフォ力作!

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このグループも変わらぬメロディアスな作品をコンスタントに届けてくれています。この2013年作も良いですよ~。

LIFE LINE PROJECT/ARMENIA

バンドとしては90年代デビューですが、ミュージシャンとしては70年代から活躍するベテラン。

同郷オランダの名キーボーディストRick Van Der Lindenを想わせる、オルガン/シンセ/ピアノを中心に強いタッチでクラシカルかつスリリングな弾き倒しを披露するキーボードがたまりません!

動画がないのが残念!

SILHOUETTE/ACROSS THE RUBICON

現代ダッチ・シンフォの注目株。キャメルを思わせる美しく清らかな音色によって優美に、そしてダイナミックに紡がれるシンフォニック・アンサンブルが見事な一枚。これはおすすめです!

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いや~、オランダ熱いですね。他の国の新鋭もピックアップいたしましょう。

MOON SAFARI/BLOMLJUD

出生作となった3rd『LOVER’S END』、そして2013年作の『HIMLABACKEN VOL.1』と、今や00年以降のプログレ・シーンの代表格となった北欧の名グループ。

実は2ndの時点でもう凄かったのです。このファンタスティックな躍動感ときたら!

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イギリスにもBIG BIG TRAINをはじめ、好グループがでてきていますね。このグループも良いですよ~。

WILLOWGLASS/DREAM HARBOUR

05年結成の英シンフォ・バンドによる13年作、クオリティが凄いです。

きらびやかなアコギやどこまでもクリアに広がっていくようなシンセの音色がひたすら美しい!

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DORACOR/LA VITA CHE CADE

90年代以降のイタリアを代表するキーボード奏者と言って良いかな? 荘厳なメロトロン、優雅に舞うヴァイオリン、リリカルなピアノが溢れ出ます!

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シンフォ・シーンも盛り上がっていますが、チェンバー・ロック界隈も00年代にはいって素晴らしい作品が出てきています。リードしているのが、イタリアのレーベルALTROCKで、その筆頭グループと言えるのがこちら!

YUGEN/IRIDULE

イタリアが誇る現代チェンバー・ロック最高峰のグループ。レッドゾーンを振り切るテンションみなぎる演奏は、ヘンリー・カウやクリムゾン『太陽と戦慄』にも負けてない・・・。それにしても圧倒的な強度。

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ヘンリー・カウやユニヴェル・ゼロのDNAを継ぐチェンバー・ロック新鋭特集!

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ここ最近の新譜を見ていると、チェンバー・ロック/アヴァン系ジャズ・ロックの充実ぶりが凄い!最近リリースされた注目の作品をピックアップいたしましょう。

ここからは、70年代のリイシュー盤をピックアップしていきましょう。

まずは、イタリアつながりでこちら!3作品がリイシューされましたが、どれもクオリティ高く、着実に売れています。

AKTUALA/LA TERRA

中近東や北アフリカの民族音楽にフリージャズやサイケのエッセンスも加えた個性豊かなイタリアン・ロックで、『太陽と戦慄』のジェイミー・ミューアの雰囲気やマウロ・パガーニのファンは是非!

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ドイツ出身の放浪者がメキシコにたどり付き録音したレア・サイケをご紹介。

BODO/HITS INTERNATIONAL

R&B、ソウル、ジャズの確かな素養とガレージ・サイケのフリーキーさとがぶつかって生まれた強力ナンバーずらり。

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世界のロック周遊を後に、ブリティッシュ・ロックからピックアップいたしましょう。

KEEF HARTLEY BAND/HALFBREED

コロシアムやニュークリアスの影に隠れていますが、英国的な旨味や渋みでは何ら劣らない英国ファン悶絶必至の名作ですね。

ミラー・アンダーソンのヴォーカルがまた最高なんだ・・・。

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「MEET THE SONGS」 第9回 英ブルース・ロックの名グループ、キーフ・ハートレイ・バンドの1st『ハーフブリード』

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TUCKY BUZZARD/COMING ON AGAIN

THE ENDから発展し、FUZZY DUCKへと繋がる英国出身ハード・ロック・グループ。

ジャケからして雰囲気抜群ですが、音もスケール大きいです。R&Bを出発点にオルガン・ハードへと終着したバンドの魅力がつまった名作ですね。

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ROCOCO/RUN FROM THE WILDFIRE

まだまだこんな凄いバンドが居たとは!

元メロディ・メイカー誌のジャーナリストだったRoy Shipstonを中心に結成されたもののアルバムリリース前に解散した幻のブリティッシュ・グループの発掘音源なんですが、スティーヴ・ハウばりのスリリングなギターと性急に畳みかけるアンサンブルが素晴らしすぎっ!

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鼓動が高鳴ってきたところで、ガツンと英ハードを聴いてまいりましょう!

HORSE/HORSE

ごりごりと押しまくるギターリフに引きづられ、ベース、ドラムが汗飛び散らせながらたたみかける展開に「きたきたきたー」と拳を握り締め、直球リフ後の「決め」のパートの格好良さに思わずガッツポーズ!

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BODKIN/BODKIN

サバスとユーライア・ヒープを足して二で割った感じ!ヴァーティゴからリリースされてれば、もっともっと評価されてただろうな。

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IRON CLAW/IRON CLAW

サバスをガレージっぽくして、時にメロトロンを溢れさすと?

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この高ぶりのままだと眠れなくなってしまうので、ここからはSSW/フォーク作品を。

DOUGLAS COTLER/FACING THE CHANGES

LAという地からは想像できない、ジェントルさと気品と深遠な精神性・・・。管弦楽器が艶やかに彩るサイケ・フォークで、自主制作とは思えない完成度。

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MARIE CELESTE/AND THEN PERHAPS

メロウ・キャンドルにかなり影響受けてるな、なんて思いましたが、発表年を見てびっくり!彼らより早いじゃないですか!!

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さぁ、今日も最後の一枚。就寝のBGMはこちらで。いい夢、見られそう。

NETHERLAND DWARF/MOI MOI

うさぎのジャケがファンタスティック~。音も70年代プログレへのオマージュや北欧新鋭とのリンクも感じさせるシンフォニック・ロック。なに?2011年作の日本の新鋭!?

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日々是ロック

  • HORSE / HORSE

    70年作、ごりごりと押しまくるギターリフがカッコ良すぎる、ブリティッシュ・ハードの名作!

    後にATOMIC ROOSTER〜IBIS〜STARSで活躍するドラマーRic Parnell在籍のブリティッシュ・ハード・ロック・グループ、70年にRCAからリリースされた唯一の作品。ごりごりと押しまくるギターリフに引きづられ、ベース、ドラムが汗飛び散らせながらたたみかける展開に「きたきたきたー」と拳を握り締め、直球リフ後の「決め」のパートの格好良さに思わずガッツポーズ。リズムチェンジや泣きのリードなどでのタメが非常に巧みで、スピーディーなパートが一層引き立ちます。野太さの中に英国然とした叙情を秘めたヴォーカルも最高です。WARHORSEあたりのブルージーでアングラ感のあるハード・ロック好きは必聴!

  • MARIE CELESTE / AND THEN PERHAPS

    71年にライヴ会場を中心に50枚限定で配られたという正真正銘の激レア作品、ずばり英国フォーク3美神に引けを取らない逸材!

    初めて聴いた時は、メロウ・キャンドルにかなり影響受けてるな、なんて思いましたが、発表年を見てびっくり。彼らより早いじゃないですか。こんな音源がおそらく友達に配られただけで埋もれていたなんて、空恐ろしい。フィーメール2人とメール1人による幻想的なコーラス・ワークと魅惑的なメロディーは、いわゆる英国フォーク3美神なんかと比べても引けをとりません。絶品です!

  • DORACOR / LA VITA CHE CADE

    イタリア新鋭11年作、きらびやかなキーボードと硬質なギター絡むドラマティックなキーボード・シンフォ、11年作

    90年代から活動し、シンフォ・ファン必聴の名作を数多く残しているキーボード奏者Corrado Sardella率いるグループ、2011年作。スケールが大きくきらびやかなキーボードを中心に、エッジの効いた硬質なギター、手数多く焦燥感を煽るドラムがスリリングに畳みかけるダイナミックなシンフォニック・ロック。荘厳なメロトロン、優雅に舞うヴァイオリン、リリカルなピアノ、詩情豊かなメロディなど、イタリアらしい叙情性も魅力的。ドラマティックなシンフォニック・ロックのファンは必聴の力作です。

  • KEEF HARTLEY BAND / HALFBREED

    ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したリーダー・グループ、69年作1st

    ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したグループ。69年にデッカ傘下のデラムよりリリースされた1stアルバム。キーフのタイトで重みのあるスリリングなドラム、キーフが自伝の中で「今でも俺はロバート・プラントより良いヴォーカルだと思ってるぜ」と絶賛するミラー・アンダーソンのエモーショナル&ソウルフルなヴォーカル&雄弁なブルース・ギター、そして、ゲスト参加したヘンリー・ローザーの英国らしく淡くむせぶジャジーなトランペット。ウッドストックに出演し、本場米国のブルース・マンも魅了した英ブルース・ロックの傑作。派手さはないものの、聴けば聴くほどに味わいが増す、激渋&いぶし銀の逸品です。

  • WILLOWGLASS / DREAM HARBOUR

    70年代スタイルのキーボードやフルートの美旋律が溢れる英国シンフォニック・ロック、2013年作3rd

    英国はヨークシャー在住のマルチ・インストゥルメンタル奏者Andrew Marshallによるプロジェクト。2013年作3rd。きらびやかなアコギやどこまでもクリアに広がっていくようなシンセの音色がひたすら美しいシンフォニック・ロックが印象的。そうかと思うと、タイトなリズムセクションに乗って艶のあるシンセとレトロな音色のオルガンがダイナミック疾走する「動」のパート、哀愁を湛えたフルートや気品高くもどこか陰鬱に響くヴァイオリンが彩る「静」のパートなど、英国らしい端正な音使いのアンサンブルが繰り広げられます。そして、ここぞというところで溢れ出すメロトロンに、わかっていても悶絶。中世英国の気品溢れる世界観を想起させる絶品シンフォニック・ロック。これは傑作です。

  • AKTUALA / LA TERRA

    イタリア出身、エンブリヨやポポル・ヴーに通じるサイケデリック且つオリエンタルなサウンド、74年作2nd

    イタリアはローマで結成。中近東や北アフリカやアジアの民族音楽にフリージャズやサイケのエッセンスも加えたオリエンタルなプログレ・グループで、フランコ・バッティアートに見いだされて、BLA BLAレコードと契約、73年のデビュー作に続く74年の2nd。楽器クレジットにはアラビック・オーボエ、ハーモニカ、フルート、リード、サックス、スパニッシュ・ギター、モロッカン・ボンゴ、スネーク・ドラムなどが書かれています。 ゆったりとたおやかだったデビュー作に比べ、連打されるアラビックなパーカッションやかきむしられる弦楽器などリズムがフィーチャーされ、フリー・ジャズのエッセンスも増してより器楽的に洗練され、テンションが高まったサウンドが印象的。クリムゾン『太陽と戦慄』のジェイミー・ミューアの雰囲気やマウロ・パガーニやオザンナが好きなリスナーは一聴是非。

  • BODO / HITS INTERNATIONAL

    メキシコのレア・サイケ、69年作、ジャケにピンときたガレージ/サイケのファンは悶絶必至の好盤

    ドイツ出身で、放浪の末にメキシコにたどりつき、68年に録音し、69年にリリースされた唯一作。レーベル・メイトのKALEIDOSCOPEの唯一作とともにメキシカン・サイケのレア盤のひとつ。オープニング・ナンバーから、けたたましいファズ・オルガンとファズ・ギターが乱れ飛び、ダモ鈴木ばりのフリーキーなシャウトが炸裂!ビートルズ「シーズ・ア・ウーマン」のガレージ・サイケなカヴァーもカッコいいし、コロコロとキャッチーなピアノとファンキー&グルーヴィーなヴォーカルがカッコ良いナンバーなど、R&B、ソウル、ジャズの確かな素養をベースに、ガレージ・サイケで豪快にペインティングしたようなナンバーずらり。ジャケにピンときたガレージ/サイケのファンは悶絶必至でしょう。オススメです。

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