SHADOKSレーベルより新たに3枚がリイシューされましたので、ピックアップ!
60年代末に結成されたデンマークのプログレ・グループによる72年唯一作。SONETからリリースされたオリジナル盤は500枚のみのプレスで、激レアとされる一枚。
初期イエスゆずりのハイ・トーンのヴォーカル、キャッチーなメロディと豊かなハーモニー、ゴリゴリとアグレッシヴなベースと、対照的に荘厳な陰影を描く重厚なオルガン、手数多くタイトなドラム、タメの効いたブルージー&メロウなギター。その明と暗のバランスが絶妙で、初期イエスとユーライア・ヒープが出会ったようなサウンドは、わずか500枚プレスとは思えないクオリティ。
アコースティック・ギターが叙情を添えたり、ピアノがジャジーな気品を添えるなど、起伏に富んだアレンジも見事です。レーベルが数々のデンマーク・ロック名盤を生んだSONETだけあり、クリアなサウンド・プロダクションも特筆。これはブリティッシュ・プログレのファン必聴と言える北欧プログレ傑作!
南米はコロンビアのグループ。ガレージ・バンドとして65年にデビューしてから通算5枚目となる68年ラスト作で、レイト60sのサイケ・ムーヴメントの波を受けた奇天烈なサウンドは仰天!
汽車の音やクラシックの早回しなどのサウンド・コラージュをはさみつつ、ハープシコードや管楽器による牧歌的なパート、変テコに乱れ打たれるドラムとチープなファズ・ギターが素っ頓狂なパートが予測不能にめくるめく展開は、マザーズ・オブ・インヴェンションやボンゾ・ドッグ・バンドもびっくりなぶっ飛びっぷり!
牧歌的で無垢でポップなメロディも特筆。アヴァンギャルドでいてドリーミー。これは、60年代とは思えないクオリティと言いますか、60年代末だからこそ成しえたと言いますか、コロンビアの奇跡と言えましょう。
サイケ・ポップのファンはもちろん、ビーチ・ボーイズ『スマイル』憧憬の90年代以降のインディー・グループやウェールズのゴーキーズあたりのファンにも激烈にオススメな逸品!
米中西部はイリノイ州のサイケ/ブルース・ロック・グループ、71年唯一作。ツイン・ギター編成に、鍵盤奏者とパーカッション奏者も加えた6人組。
オールマン・ブラザーズを彷彿させるブルース・ロックがメインですが、左右に配された2本のギターが繊細なタッチのすすり泣くようなフレーズでからみ合うオープニング・ナンバーなど、グレイトフル・デッドに通じるサイケ・フレイヴァーやイギリスのウィッシュボーン・アッシュに通じる陰影を感じます。
オールマンでお馴染みの「Statesboro Blues」も、南部のグループにある濃厚さはなく、イギリスのフリートウッド・マックあたりの質感に近い印象で、南部でも西海岸でもない、中西部ならではの味わいと言えるでしょう。ブルースのコクとともに、デッドばりにたゆたう浮遊感も併せ持つギターの表現力は特筆。マイナーながら好グループです。
南米はコロンビアのグループ。ガレージ・バンドとして65年にデビューしてから通算5枚目となる68年ラスト作で、レイト60sのサイケ・ムーヴメントの波を受けた奇天烈なサウンドは仰天!汽車の音やクラシックの早回しなどのサウンド・コラージュをはさみつつ、ハープシコードや管楽器による牧歌的なパート、変テコに乱れ打たれるドラムとチープなファズ・ギターが素っ頓狂なパートが予測不能にめくるめく展開は、マザーズ・オブ・インヴェンションやボンゾ・ドッグ・バンドもびっくりなぶっ飛びっぷり!牧歌的で無垢でポップなメロディも特筆。アヴァンギャルドでいてドリーミー。これは、60年代とは思えないクオリティと言いますか、60年代末だからこそ成しえたと言いますか、コロンビアの奇跡と言えましょう。サイケ・ポップのファンはもちろん、ビーチ・ボーイズ『スマイル』憧憬の90年代以降のインディー・グループやウェールズのゴーキーズあたりのファンにも激烈にオススメな逸品!
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