2011年11月10日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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皆さん、こんにちは。カケレコ・スタッフの柴田です。
ちょっとブログ原稿の締め切りを貯めてしまい連投2枚目です。
睡眠をよく取ったのですっきり絶好調でお届けします。
さて、昨日は352枚中古放出致しました。もうご覧頂けましたでしょうか。ミラノ・カリブロ9の紙ジャケも入っていますねー。昨日入荷のものを交えながらおすすめ盤をご紹介いたします。
1曲目はJEFF BECKの77年ライヴ作より『LIVE WIRE』より名曲「SCATTERBRAIN」で華麗にスタート!
『JEFF BECK WITH JAN HAMMER GROUP/LIVE』1977年
ヤン・ハマーのグループに客演と参加したのが実情にも関わらず、連名表記にした原題の意向を無視した邦題がちょっと悲しいです。せっかくなのでヤン・ハマーの曲をチョイスしようと思っていたのですが、この曲の高速ユニゾンを聴いてしまうと選ばずにはいられませんでした。泣きのギターを思う存分堪能できるアーバン・メロウな前半から沈黙をやぶるヴァイオリン、ここからのダイナミックな展開がたまりませんね。このライブ盤でのヴァージョンはスタジオ盤以上のスピード感で凄まじいインプロヴィゼーションが繰り広げられています。みんな凄すぎる!ライブ盤はなるべく避ける主義の私ですが、これは持っています。
続いては前曲でも活躍していたヤン・ハマーも参加、マハビシュヌのドラマーとしても知られるBILLY COBHAMのファースト・ソロより「QUADRANT 4」!
BILLY COBHAM/SPECTRUM 1973年
え?これJAZZなの?ロックじゃないの?と毎回問いただしたくなる。いやぁ、いつ聴いてもこの曲はアツイですね!しかもこれがさっきの音源の3年前とは。ギターとシンセサイザーの透明感ある高速ユニゾンと「おらおら感」を漂わせて叩きまくるドラムに圧倒されて鳥肌が立ちます。ドラムの凄さももちろん、ヤン・ハマーの奏でるメロディの素晴らしさ、トミー・ボーリンのブルージーなギターの真価を知る上でもロック・ファン必聴の一枚でしょう。
ジャズ・ロックなセレクトでお届けしている本日のブログ。最後の曲はジャック・ブルースのソロ作より。最もジャズ色が強い1stから「HCKKH BLUES」をお聴きください。
『JACK BRUCE/THINGS WE ARE』
ソプラノ、アルトの2管同時奏法を駆使するディック・ヘクストール=スミスによる粘りつくようなサックス。ジョン・ハイズマンのパワフルなドラム。若き日のジョン・マクラフリンによる低音で歪ませたギター。ジャック・ブルースによる激しくうねるアコースティック・ベース。前衛的な演奏ながら緊迫感が溢れており、スリリング。ジャック・ブルースのベース・ソロの長さに念願かなって嬉々としている様子がうかがえますね。後にTOMY WILLIAMSのLIFETIMEにて合流することになるジャック・ブルースとジョン・マクラフリンの出会いという意味でも興味深いアルバムです。
本日はここまで。
また明日お会いしましょう。
洗練された英ジャズ・ロックの名作群が集結、「BRITISH CROSSOVER」のリストはこちら↓
VICP61659
870円 (税込957円)
ジェネシスのフィル・コリンズも参加、英国技巧派ジャズ・ロックの頂点と言えばこのグループ。一枚目の一曲目から聴き手置いてけぼりで駆け抜けてゆく高速のフュージョニック・アンサンブル…嗚呼、たまりません!
VJD28201
710円 (税込781円)
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